“WHY?”渦巻く「東京ビエンナーレ」を共同代表が語る!
1970年に東京都美術館で開催された「東京ビエンナーレ」から50年目の2020年に新たになぜ開催するのか。 多くの「WHY?」について、東京ビエンナーレ市民委員会の共同代表である、小池一子と中村政人が語ります。
また、特別ゲストに慶應義塾大学アート・センターの渡部葉子氏を迎え、「第10回日本国際美術展(東京ビエンナーレ)」がどのような展覧会であったのか、 資料とともに振り返りながら、新しい「東京ビエンナーレ」の在り方を探ります。
イベントデータ
日時 2018年9月25日(火)19:00-21:00
場所 3331 Arts Chiyoda 1F コミュニティスペース
参加費 無料
登壇者
小池一子(クリエイティブディレクター / 十和田市現代美術館館長 / 武蔵野美術大学名誉教授)
1936年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業。1980年の「無印良品」の創設に携わり、以来アドヴァイザリー・ボードを務める。またヴェニス・ビエンナーレ国際建築展日本館「少女都市」(2000年)、「横尾忠則 十和田ロマン展 POP IT ALL」(2017年、十和田市現代美術館)などの展覧会の企画、ディレクションを行なう。1983年に日本初のオルタナティブ・スペース「佐賀町エキジビット・スペース」を創設・主宰し、多くの現代美術作家を国内外に紹介した(~2000年)。著書「イッセイさんはどこからきたの?」(HeHe) 訳書「アイリーン・グレイ」(みすず書房)2017年出版をはじめ1970年代より多数。
中村政人(アーティスト / 3331 Arts Chiyoda 統括ディレクター / 東京藝術大学教授)
1963年秋田県大館市生まれ。アーティスト。東京藝術大学絵画科教授。アートを介してコミュニティと産業を繋げ、文化や社会を更新する都市創造のしくみをつくる社会派アーティスト。第49回ヴェネツィア・ビエンナーレ日本代表。平成22年度芸術選奨受賞。1997年よりアート活動集団「コマンドN」を主宰。全国で地域再生型アートプロジェクトを展開し、2010年、民設民営の文化施設「アーツ千代田 3331」を創設。
渡部葉子(慶應義塾大学アート・センター 教授 / キュレーター)
専門は近現代美術史。慶應義塾大学大学院修了(美学・美術史)。東京都美術館、東京都現代美術館において、18年余り学芸員として活動。
2006年より現職。各種催事や展覧会の企画実施(「同時代の眼」シリーズ展、「東京ビエンナーレ’70再び」展 etc.)とともに、アート・センターが
所管するアーカイヴの活動にも関わる。2016年にはテート・リサーチ・センター:アジア、ヴィジティング・フェローとしてロンドンで研究活動。
現在は特に展覧会史に研究的関心を寄せている。