TOKYO BIENNALE 2020

東京ビエンナーレ2020 プレイベント

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展示

参加アーティストの計画展示

「東京ビエンナーレ2020」への参加を予定しているアーティストの計画を一挙に紹介する。

参加者一覧

池田晶紀(写真家)

池田晶紀

1999年自ら運営していた「ドラックアウトスタジオ」で発表活動を始める。2003年よりポートレート・シリーズ『休日の写真館』の制作・発表を始める。2006年株式会社「ゆかい」設立。クリエイティブディレクター、映像ディレクターとしての活動を開始。2010年スタジオを馬喰町へ移転。オルタナティブ・スペースを併設し、再び「ドラックアウトスタジオ」の名で運営を開始。国内外で個展・グループ展多数。アーティスト三田村光土里とのアートユニット「池田みどり」としても活動。フィンランドサウナクラブ会員、サウナスパ健康アドバイザー、シェアリングネイチャー指導員、水草レイアウター、かみふらの大使など。

伊藤ガビン(編集者)

伊藤ガビン

1963年生まれ。大学在学中からアスキーのパソコンホビー誌「ログイン」編集部で働き始める。 1993年にボストーク株式会社を設立。書籍の執筆編集、ゲーム開発、美術展のプロデュース、美術作家など多岐に渡り活躍。マンガの考察サイト「マンバ通信」(https://magazine.manba.co.jp/)編集長 、先端映像情報サイト「NEWREEL」(https://newreel.jp/)編集長。女子美術大学短期大学部教授。

宇川直宏(現在美術家、映像作家)

宇川直宏

1968年、香川生まれ。映像作家/グラフィックデザイナー/VJ/文筆家/元・京都造形芸術大学情報デザイン学科教授(2002-2019の17年間)/そして”現在美術家”…..幅広く極めて多岐に渡る活動を行う全方位的アーティスト。既成のファインアートと大衆文化の枠組みを抹消し、現在の日本にあって最も自由な表現活動を行っている自称「MEDIA THERAPIST」。2010年3月に突如個人で立ち上げたライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」は、開局と同時に記録的なビューアー数をたたき出し、国内外で話題を呼び続ける“文化庁メディア芸術祭推薦作品”。現在、宇川の職業欄は「DOMMUNE」。

グランドレベル(田中元子+大西正紀)

グランドレベル

「1階づくりはまちづくり」という考えのもと、その地域に住まう人々が、まちの小さな主役になれるような空間づくりを手がけている。建物・インテリア・外構などの「ハード」、何を提供し、何が許されるかという「ソフト」、心に寄り添い人を突き動かす「コミュニケーション」を一体でデザインし、その建築や施設、そこに暮らす人々やまち全体が、よりアクティブなものへと成長していく「1階づくり」を行っている。

栗原良彰(アーティスト)

栗原良彰

1980年、群馬生まれ。「アーティストは、自由の体現者であるべきだ」という考えを持ち、特定の表現スタイルにこだわらず、彫刻や絵画、インスタレーション、ビデオ、パフォーマンス、映画など、あらゆる表現方法で意欲的に制作活動を続けている。

黒田征太郎(画家、イラストレーター)※1

黒田征太郎

1939年、大阪生まれ。1961年早川良雄デザイン事務所に勤務。1969年、長友啓典氏とK2設立。ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ受賞。1987年ポーランド国立ポスター博物館ポスター展日本グラフィック展「1987年間作家賞」受賞。1992年よりニューヨークにアトリエを構え、国内・国外で幅広く活動。 2004年音楽家の近藤等則氏等とアートを通じて核兵器廃絶を訴える「PIKADON PROJECT」を開始。3.11の震災以降は東北にしばしば出かけ、表現者として全力投入している。2018年大阪文化芸術フェス2018にて「僕は手塚治虫になりたかった。黒田征太郎展」。

commandN(アーティストイニシアチブ)

commandN

1997年、文化芸術活動に携わるメンバーにより活動開始。マッキントッシュのショートカットキー「command+N」から命名。2010年より一般社団法人化。アーティスト自らが企画・運営し、まちへと還元する「アーティストイニシアティブ」という考え方を軸に数多くのプロジェクトを展開。20周年を迎えた2017年に企画展『新しいページを開け!』開催。

佐藤直樹(アートディレクター、デザイナー)

佐藤直樹

1961年、東京生まれ。北海道教育大学卒業後、信州大学で教育社会学・言語社会学を学ぶ。美学校菊畑茂久馬絵画教場修了。1998年、アジール・デザイン(現アジール)設立。 2003~10年、「セントラルイースト東京」プロデュース。2010年、「アーツ千代田 3331」立ち上げに参画。「トランスアーツ東京」を機に絵画制作へと重心を移す。サンフランシスコ近代美術館パーマネントコレクションほか国内外で受賞多数。 画集に『秘境の東京、そこで生えている』(東京キララ社)、著書に『無くならない―アートとデザインの間』(晶文社)など。美学校講師。多摩美術大学教授。

鈴木康広(アーティスト)

鈴木康広

1979年、静岡県浜松市生まれ。2001年、東京造形大学デザイン学科卒業。「瀬戸内国際芸術祭2010」では全長11メートルの《ファスナーの船》を出展。2016年「ロンドン・デザイン・ビエンナーレ2016」日本代表。2014毎日デザイン賞受賞。作品集『まばたきとはばたき』『近所の地球』(青幻舎)、絵本『ぼくのにゃんた』(ブロンズ新社)がある。

高山明(演出家、アーティスト)

1969年、さいたま市生まれ。演出家。演劇ユニットPortB(ポルト・ビー)主宰。既存の演劇の枠組を超え、都市を使ったインスタレーション、ツアー・パフォーマンス、社会実験プロジェクトなど、現実の都市や社会に介入する活動を世界各地で展開している。近年では、美術、文学、観光、建築、都市リサーチといった異分野とのコラボレーションに活動の領域を拡げ、演劇的発想・思考によって様々なジャンルでの可能性の開拓に取り組んでいる。

竹内昌義(建築家)

竹内昌義

1962年、神奈川生まれ。建築家ユニットみかんぐみを共同主宰。東北芸術工科大学教授。著書に『図解 エコハウス』『原発と建築家』、作品に「山形エコハウス」「House-M」「愛・地 球博トヨタグループパビリオン」「伊那市立伊那東小学校」、社会福祉法人「紅梅荘」、オガールセンター、オガール保育園など。みかんぐみ  http://mikan.co.jp

立花文穂(アーティスト)

立花文穂

1968年、広島生まれ。文字・紙・本を素材、テーマに作品制作し、1995 年、佐賀町エキジビット・スペース(東京)で、個展「MADE IN U.S.A.」をはじめ、2011年、ギンザ・グラフィック・ギャラリー(東京)での「デザイン 立花文穂」展など国内外で展覧会を行う。2007年より責任編集とデザインを自ら行う雑誌『球体』をはじめる。現在、8号まで刊行。『クララ洋裁研究所』(2000 年)、『カタコト』(2014年)、『書体/shape of my shadow』(2018年)など数多くのアーティストブックを制作。著書に『かたちのみかた』(誠文堂新光社、2013年)、作品集に『立花文穂作品集 Leaves』(誠文堂新光社、2016年)がある。東京在住。

椿昇(現代美術家)

椿 昇

1953年、京都生まれ。京都市立芸術大学美術専攻科修了。 1989年Against Nature展に「Fresh gasoline」を出品、展覧会タイトルを生む。1993年ベネチアビエンナーレ・アペルト参加。主な個展に、2001年横浜トリエンナーレ《インセクト・ワールド “飛蝗(バッタ)》、1992年ラホヤ美術館(サンディエゴ)、2003年水戸芸術館、2009年京都国立近代美術館、2012年霧島アートの森がある。 芸術祭への参加も多く、2013年瀬戸内国際芸術祭「醤の郷+坂手港プロジェクト」、青森トリエンナーレ2017、アーティストフェアKYOTOではディレクターを務める。

津村耕佑(ファッションデザイナー)

津村耕佑

武蔵野美術大学空間演出デザイン学科教授。文化服装学院非常勤講師。1982年「第 52 回装苑 賞」受賞後、三宅デザイン事務所に所属し、主にパリコレクションに関わるデザインを担当。1994年、ファションブランド「KOSUKE TSUMURA」「FINAL HOME」を立ち上げ、 同年に「第12 回毎日ファッション大賞新人賞」「資生堂奨励賞」を受賞。その他受賞歴・出展歴多数。

遠山正道(アーティスト)

遠山正道

2000年、株式会社スマイルズを設立し代表取締役社長に就任。“生活価値の拡充”を企業理念に掲げ、現代の新しい生活の在り方を提案し、「Soup Stock Tokyo」「giraffe」「PASS THE BATON」「100本のスプーン」「PAVILION」「刷毛じょうゆ 海苔弁山登り」等を展開。

中村政人(アーティスト)

中村政人

1963年、秋田県大館市生まれ。アーティスト。東京藝術大学絵画科教授。アートを介してコミュニティと産業を繋げ、文化や社会を更新する都市創造のしくみをつくる社会派アーティスト。第49回ヴェネツィア・ビエンナーレ日本代表。平成22年度芸術選奨受賞。1997年よりアート活動集団「コマンドN」を主宰。全国で地域再生型アートプロジェクトを展開し、2010年、民設民営の文化施設「アーツ千代田 3331」を創設。

西尾美也(美術家)

西尾美也

1982年、奈良生まれ。東京藝術大学大学院博士後期課程修了。文化庁芸術家在外研修員(ケニア共和国ナイロビ)などを経て、現在、奈良県立大学地域創造学部准教授。装いの行為とコミュニケーションの関係性に着目したプロジェクトを国内外で展開。六本木アートナイト2014ではテーマプロジェクトを手がけ、六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、国立新美術館の3ヶ所で古着を再利用した大規模な作品を発表した。

西原珉(キュレーター)

西原珉

1990年代の東京にてライター、評論、キュレーションで活動したのち、渡米。アート・マネージメントをしつつ、ロサンゼルスの福祉事務所でソーシャルワーカー/メンタルヘルスセラピストとして働く。個人対象にセラピー、アートセラピーを行うほか、低所得者住宅、DVシェルター、シニアホーム、コミュニティ・センターなどでソーシャル・ワークとしてのアート・プロジェクトを企画してきた。東京家政大学家政学部准教授(芸術学)。米国カリフォルニア州臨床心理療法士。

西村雄輔(アーティスト)

1976年、福岡生まれ。2001年 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻油画修了。2003年より群馬県桐生市の産業遺産である旧織物工場の改修/修繕プロジェクトを手がける。Moriyoshi Reconstruction Project(2003~4、旧森山芳平織物工場)、現在長期に渡り進行中のYAMAJIORIMONO*WORKS(2006~、山治織物工場)では、傷んだ木造の建物に工場主とともに実際に手を入れながら、その場所と対話し、ものが語る歴史を読み、今を生きる場をつくる行為の在り方を提示している。

藤浩志(美術家)

藤 浩志

京都市立芸術大学大学院修了。パプアニューギニア国立芸術学校講師、都市計画事務所、藤浩志企画制作室、十和田市現代美術館館長を経て現職。家庭の廃品を利用しておもちゃの交換システム「Kaekko」などのプロジェクトをつくったり、架空のキーパーソンをつくる「藤森八十郎をつくる」など全国各地にプロジェクト作りだすデモンストレーションを試みる。国内外のアートプロジェクト、展覧会に出品多数。 https://www.fujistudio.co/

宮永愛子(現代美術家)※1

宮永愛子Photo by MATSUKAGE
©MIYANAGA Aiko
Courtesy Mizuma Art Gallery

1974年、京都生まれ。2008年東京藝術大学大学院修士課程修了。日用品をナフタリンでかたどったオブジェや、塩、陶器の貫入音や葉脈を使ったインスタレーションなど、気配の痕跡を用いて時を視覚化する作品で注目を集める。2013年「日産アートアワード」初代グランプリ受賞。主な個展に「みちかけの透き間」大原美術館有隣荘(岡山、2017年)、「宮永愛子:なかそら―空中空―」国立国際美術館(大阪、2012年)など。

川村亘平斎+宮本武典

宮本武典

川村亘平斎:1980年、東京生まれ。インドネシア共和国・バリ島にのべ2年間滞在し、影絵人形芝居【ワヤン・クリット】と伝統打楽器【ガムラン】を学ぶ。アジアを中心に世界各国で影絵と音楽のパフォーマンスを発表。また、日本各地でフィールドワークやワークショップを通じて、土地に残る物語を影絵作品として再生させる活動も高く評価されている。ガムランを使った音楽ユニット【滞空時間】主宰。平成28年度第27回五島記念文化賞美術新人賞受賞(2016年)
宮本武典:1974年、奈良県奈良市生まれ。クリエイティブディレクター/キュレーター。「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ」(2014, 2016, 2018)プログラムディレクター。2019年3月まで東北芸術工科大学教授・主任学芸員として、地域に根ざした協働型アートプロジェクトや、東日本大震災の復興支援プログラムを数多く企画・運営。2019年4月より角川文化振興財団クリエイティブディレクターとして、同財団とKADOKAWAが埼玉県建設中の角川武蔵野ミュージアム(2020年開館/隈研吾氏設計)の立ち上げを手がけている。

村山修二郎(美術家)

村山修二郎

東京生まれ。東京藝術大学大学院 美術研究科 博士後期課程美術専攻壁画修了 博士(美術)
地域の植生をリサーチし読み解き、アートに見立て巡る「植巡り(しょくめぐり)」のプロジェクトや、植物に内在する初源的な力を抽出した作品制作、社会地域活動、ワークショップなどを様々な地域で行っている。近年は、植物(花・葉・実)を手で直接紙や壁に擦り付けて描く「緑画(りょくが/村山が考えた造語)」手法を考案し、唯一無二の絵画で表現している。

柳井信乃(アーティスト)※1

柳井信乃

2018年ロイヤル・カレッジ・オブ・アート写真学科修士課程修了。2012年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。ロンドンを拠点に活動。「美と暴力」を主題にした社会学的なリサーチをもとに、複合素材・技法によるインスタレーションを制作。個展「The Deep End」(佐賀町アーカイブ、2019年)、「International Public Art Short Film Contest Art Public ― Now You See Me」(ルーヴル美術館、パリ、2017年)、個展「Blue Passages」(White Conduit Projects、ロンドン、2016年)、青森EARTH2013「素晴らしい新世界_再魔術化するユートピア」(青森県立美術館、2013年)、「WHAT WE SEE」(国立国際美術館、2013年)。平成28年度文化庁新進芸術家海外研修員、平成26年度ポーラ美術振興財団在外研修員。https://shinoyanai.com

山縣良和(ファッションデザイナー、作家、教育者)

山縣良和

1980年、鳥取生まれ。2005年にイギリスのセントラル・セント マーティンズ美術大学ウィメンズウェア学科を卒業。在学中にジョン・ガリアーノのデザインアシスタントを務める。帰国後、2007年に自身のブランド「writtenafterwards」スタート。2015年にLVMH prizeに日本人初ノミネート。 自由で、本質的なファッションの教育の場として「ここのがっこう」を主催。

山崎亮(コミュニティデザイナー)

1973年、愛知生まれ。大阪府立大学大学院および東京大学大学院修了。博士(工学)。建築・ランドスケープ設計事務所を経て、2005年にstudio-Lを設立。地域の課題を地域に住む人たちが解決するためのコミュニティデザインに携わる。まちづくりのワークショップ、住民参加型の総合計画づくり、市民参加型のパークマネジメントなどを実践。 著書に『ふるさとを元気にする仕事(ちくまプリマー新書)』、『コミュニティデザインの源流(太田出版)』他。

リー智子(アーティスト)

リー智子

武蔵野美術大学彫刻科卒業 。豊かすぎる日本を飛び出し、インドの電気、水道、ガスのない村で、人が生きるうえで本当に大切なものは何か、という事をさぐる。国内外多くの彫刻シンポジウムに参加。環境系映画上映会、講演会、シンポジウム、こどもアートワークショップなど、様々な企画運営に挑戦している。

李美那(キュレーター)

李 美那

1966 年、東京生まれ。 東京藝術大学西洋美術史専攻修了。日本植民地時代を含む20 世紀前半の東アジア5 地域の近代洋画を扱った「東アジア/絵画の近代―油画の誕生と展開」(1999年)を静岡県立美術館で、「篠原有司男:ボクシング・ペインティングとオートバイ彫刻」(2005年)、「ベン・シャーン クロスメディア・アーティスト」(2011年)、「日韓近代美術家のまなざしー『朝鮮』で描く」(2015年)などを神奈川県立近代美術館で企画。