トークセッション
水都・東京/日本橋アイデア実現会議
- 日時
- 10月27日(日) 13:30~17:45
- 会場
- 3階ホール
- 参加料
- 一般1,000円、学生500円(茶菓代として)
「水都」「日本橋」「東京」などをキーワードに、研究者やクリエイターの想像力でリアルな未来を描くアイデアソン型トークイベント。
提案されるアイデアをもとに多彩な議論を展開し、そこから新しいアイデアを生みだし、東京ビエンナーレでの実現を目指す共創型のイベントです。
グループセッションA プレゼンター
A-1
岩本唯史(水辺総研代表)
リー智子(アーティスト)
加藤文俊(社会学、慶應 SFC教授)
モデレーター:西田司(建築家、オンデザインパートナーズ代表)
A-2
佐々木大輔(Bascule Inc. Communication Planner / nihonbashiβ Producer)
セキユリヲ(デザイナー)
倉成英俊(電通Bチームリーダー)
モデレーター:西田司(建築家、オンデザインパートナーズ代表)
グループセッションB プレゼンター
B-1
石川智士(東海大学教授、総合地球環境学研究所客員教授)
中島伸(都市デザイン、東京都市大学)
オンデザインパートナーズ+ミホ・マゼリエウ(MIT Urban RISK Labディレクター)
モデレーター:中西忍(日本科学未来館副館長、東京ビエンナーレ2020プロジェクトプロデューサー)
※ミホ・マゼリエウ氏はオンラインでの参加となります。
B-2
田中元子(グランドレベル)
栗栖良依(パラ・クリエイティブプロデューサー、SLOW LABEL)
関治之(Code for Japan 代表理事)
モデレーター:中西忍(日本科学未来館副館長、東京ビエンナーレ2020プロジェクトプロデューサー)
レスポンデント
本会議にはプレゼンター以外に、様々な領域で活躍する専門家、企業人で構成するレスポンデントが参加します。プレゼンターから提案されるアイデアへの批評や応援、実現性に向けた意見等を行います。
梶原文生(UDS株式会社代表取締役会長)
工藤哲夫(日本橋地域ルネッサンス100年計画委員会 水辺研究会 会長)
平野しのぶ(Fortress Investment ディレクター)
伏谷博之(タイムアウト東京代表)
牧野友衛(トリップアドバイザー代表取締役)
小池一子(東京ビエンナーレ2020 総合ディレクター、クリエイティブディレクター)
中村政人(東京ビエンナーレ2020 総合ディレクター、アーティスト)
登壇者プロフィール
石川智士(東海大学教授、総合地球環境学研究所客員教授)
1967年、東京都生まれ。東海大学海洋学部教授・総合地球環境学研究所客員教授。生態学者。日本各地や東南アジアの沿岸域を対象に、その土地の自然や文化に育まれた地域資源を地域コミュニティで活用することで、持続的な地域社会の構築を目指すエリアケイパビリティーアプロ―チを提唱。
岩本唯史(水辺総研代表)
建築家、株式会社水辺総研代表、「ミズベリング」ディレクター、水辺荘共同発起人。水辺をテーマに2004年から活動し、2015年に「株式会社水辺総研」設立。「横浜トリエンナーレ 2005」出展。2017年、第3回これからの建築士賞受賞(東京建築士会主催)、第3回まちなか広場賞奨励賞(稲城長沼駅高架下広場「くらす広場」)、2018年度グッドデザイン賞(ミズベリング)等受賞歴多数。
梶原文生(UDS株式会社代表取締役会長)
1965年、東京生まれ。東北大学工学部建築学科卒業。1992年、株式会社都市デザインシステム(現UDS)を設立。コーポラティブハウス事業から、ホテル、オフィス、商業施設へと事業を展開。2011年中国へ移住し、2013年に誉都思建筑咨洵(北京)有限公司を設立。現在は日本に戻り各国での多様なプロジェクトを手がけている。
加藤文俊(社会学、慶應 SFC教授)
1962年、京都府生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科委員長兼慶應義塾大学環境情報学部教授(Ph.D.)。2003年より「場のチカラプロジェクト」を主宰。全国のまちを巡りながら“キャンプ”と呼ぶワークショップ型のフィールドワークを実践中。近著に『ワークショップをとらえなおす』(ひつじ書房)、『おべんとうと日本人』(草思社)、『つながるカレー』(フィルムアート社)などがある。
工藤哲夫(日本橋地域ルネッサンス100年計画委員会 水辺研究会 会長)
ホテルかずさや代表取締役社長、日本橋本町で創業128年のホテル。地元常盤小学校の出身で、中央区観光協会理事や地元の街づくり組織「日本橋ルネッサンスヒャクネン委員会」の観光部長などを歴任するなど、地元の観光に深く関わっている。
倉成英俊(電通Bチームリーダー)
1975年、佐賀県生まれ。株式会社電通入社後、クリエーティブ局配属以降、APECや東京モーターショー、IMF/世界銀行総会の総合プロデュース、有田焼創業400年事業など、様々なプロジェクトをプロデュース。2014年より個人的な側面(B面)を持った社員56人と「電通Bチーム」、2015年より「アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所」を組織、リードする。
栗栖良依(パラ・クリエイティブプロデューサー、SLOW LABEL)
「日常における非日常」をテーマに、自由な発想で、異分野・異文化の人や地域を繋げ、新しい価値を創造するプロジェクトを多方面で展開。2010年、骨肉腫による右下肢機能全廃で障害福祉の世界と出会う。翌年「SLOW LABEL」設立。2016年、リオ・パラリンピックのステージアドバイザーを務める。東京2020総合チーム クリエイティブ・ディレクター。
小池一子(東京ビエンナーレ2020 総合ディレクター、クリエイティブディレクター)
早稲田大学文学部卒業。1980年「無印良品」創設に携わり、以来アドヴァイザリー・ボードを務める。1983年にオルタナティブ・スペース「佐賀町エキジビット・スペース」を創設・主宰し、多くの現代美術家を国内外に紹介(〜2000年)。ヴェニス・ビエンナーレ国際建築展日本館「少女都市」(2000年)、「横尾忠則 十和田ロマン展 POP IT ALL」(2017年、十和田市現代美術館)など展覧会を企画・監修。近著に『イッセイさんはどこからきたの?』(2017年, HeHe)他。
佐々木大輔(Bascule Inc. Communication Planner / nihonbashiβ Producer)
ブランデッドコンテンツ開発、IoTサービス開発、街のコミュニティデザインなど、幅広いクリエイティブ領域における企画・プロデュースを担当。昨今では、日本橋の未来をつくる共創プロジェクト「nihonbashi β」のプロデューサーとして、日本橋 × 若手クリエイターによる様々な価値共創プロジェクトの立ち上げを推進している。
関治之(Code for Japan 代表理事)
合同会社Georepublic Japan 代表社員/CEO、一般社団法人コード・フォー・ジャパン 代表理事、株式会社HackCamp 代表取締役社長/CEO、総務省 地域情報化アドバイザー。「テクノロジーで、地域をより住みやすく」をテーマに、会社の枠を超えて様々なコミュニティで積極的に活動。東日本大震災時の情報ボランティア活動を機に、2013年「一般社団法人コード・フォー・ジャパン社」設立。
セキユリヲ(デザイナー)
2000年より「サルビア」の活動をスタートし、古きよき日本の伝統文化に学びながら、今の暮らしによりそうものづくりをすすめるデザイナー。2009年より一年間スウェーデンでテキスタイル制作を学び、帰国後は東京・蔵前のアトリエでワークショップなどをひらく。書籍や雑誌、テキスタイルや空間のデザインのほか、「月イチ蔵前マップ」「渋谷子育てMAP」「和歌山・温川おさんぽMAP」ほか、「まちのちずづくりワークショップ」など、マップのデザインをしながらまちづくりを考える取り組みも。いまは育児が暮らしの中心。
田中元子(グランドレベル)
「1階づくりはまちづくり」という考えのもと、その地域に住まう人々が、まちの小さな主役になれるような空間づくりを手がけている。建物・インテリア・外構などの「ハード」、何を提供し、何が許されるかという「ソフト」、心に寄り添い人を突き動かす「コミュニケーション」を一体でデザインし、その建築や施設、そこに暮らす人々やまち全体が、よりアクティブなものへと成長していく「1階づくり」を行っている。
中島伸(都市デザイン、東京都市大学)
1980年、東京都生まれ。2013年、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修了、博士(工学)。現在、東京都市大学都市生活学部・同大学院環境情報学研究科講師、アーバンデザインセンター坂井副センター長、東京文化資源会議トーキョートラムタウン構想座長。主な著書に『商売は地域とともに神田百年企業の足跡』(東京堂出版)、『図説都市空間の構想力』(学芸出版社)などがある。
中西忍(日本科学未来館副館長、東京ビエンナーレ2020プロジェクトプロデューサー)
1989-2014年、電通勤務。2015年より現職。プロデューサーとして、ハノーバー万博日本館メイン展示(2000年、ハノーバー)、日本科学未来館Geo-Cosmos(2001年、2011年)、ベネッセアートサイト直島VIデザイン(2004)、「直島ーアートと建築の島嶼群」展(2009年、パリ、ベニス)、ルツェルンフェスティバルアークノヴァ(2013年、松島)等のプロジェクトを担当。
建築活動としては、ジャスパーモリソン東京スタジオ、及び自邸設計、ロンシャン礼拝堂音響研究プロジェクト等。その他、北京、上海等でアートプロジェクト進行中。「東京ビエンナーレ2020」ではプロジェクトプロデューサーを務める。
中村政人(東京ビエンナーレ2020 総合ディレクター、アーティスト)
1963年、秋田県大館市生まれ。アーティスト。東京藝術大学絵画科教授。アートを介してコミュニティと産業を繋げ、文化や社会を更新する都市創造のしくみをつくる社会派アーティスト。第49回ヴェネツィア・ビエンナーレ日本代表。平成22年度芸術選奨受賞。1997年よりアート活動集団「コマンドN」を主宰。全国で地域再生型アートプロジェクトを展開し、2010年、民設民営の文化施設「アーツ千代田 3331」を創設。
西田司(建築家、オンデザインパートナーズ代表)
1976年、神奈川生まれ。一級建築士。1999年横浜国立大学卒業。2002年から2007年まで、東京都立大学大学院助手。2004年オンデザインパートナーズ設立。数々の建築を手掛けると同時に、宮城県石巻市のまちづくり団体ISHINOMAKI2.0のメンバーとしても活動している。
平野しのぶ(Fortress Investment ディレクター)
静岡県清水生まれ。デザイン性x事業性x社会性を軸として新たな価値創造に取り組む、ホスピタリティセクター不動産投資のアセットマネジメントスペシャリスト。フォートレス・インベストメントグループ・ジャパン合同会社ディレクター、2020年「石垣島ゆがふ国際映画祭」共同発起人。
伏谷博之(タイムアウト東京代表)
島根県生まれ。関西外国語大学卒。大学在学中にタワーレコード株式会社に入社し、2005年代表取締役社長に就任。 同年ナップスタージャパン株式会社を設立し、代表取締役を兼務。タワーレコード最高顧問を経て、2007年ORIGINAL Inc.を設立し、代表取締役に就任。2009年にタイムアウト東京を開設し、代表に就任。観光庁、農水省、東京都などの専門委員を務める。
牧野友衛(トリップアドバイザー代表取締役)
AOL、Google、Twitterで製品開発や業務提携を担当し、Twitterでは成長戦略の責任者として国内での普及に尽力。2016年より現職。総務省「異能(Inno)vationプログラム」や農水省、東京都などの専門委員として、イノベーション・戦略・マーケティングの観点からアドバイスを行う。
ミホ・マゼリエウ(マサチューセッツ工科大学准教授 Urban Lisk Lab ディレクター、防災科学者)
※ミホ・マゼリエウ氏はオンラインでの参加となります。
建築家、ランドスケープアーキテクト。マサチューセッツ工科大学 “architecture and urbanism” 准教授、MIT Urban Risk Labディレクター。公共スペースや都市に関しての関心が強く、防災に関する強靱化の研究で知られている。マゼリエウ氏の防災デザインは世界中で紹介されており、MIT Urban Risk Labディレクターとして、災害復興/予防の分野で関係機関や組織との数多くのプロジェクトに協力。現在はハイチ、インド、日本、チリで活動中。
リー智子(アーティスト)
武蔵野美術大学彫刻科卒業 。豊かすぎる日本を飛び出し、インドの電気、水道、ガスのない村で、人が生きるうえで本当に大切なものは何か、という事をさぐる。国内外多くの彫刻シンポジウムに参加。環境系映画上映会、講演会、シンポジウム、こどもアートワークショップなど、様々な企画運営に挑戦している。