水都・日本橋のゲニウス・ロキは、どこへ向かう?
コンテンポラリーアーティスト3組の新作展鈴木康広、スプツニ子!+西澤知美、やんツーによるアート展示と東京の基層文化展示。
SENSELESS DRAWING BOT #2 Performance @TRANS ARTS TOKYO 2012
- 会期
- 2019年10月26日(土)〜11月10日(日) 会期中無休
- 開場
- 12:00-20:00 ※但し最終日は18:00まで
- 会場
- COREDO 室町テラス 3階 室町三井ホール&カンファレンス(中央区日本橋室町3-2-1)
- 主催
- 一般社団法人東京ビエンナーレ
- 協賛
- 三井不動産株式会社、日本ペイント株式会社
- 入場料
- 無料
- 展示空間設計・照明・演出
- 遠藤治郞
本企画は「NIHONBASHI MEGURU FES」と連携しています https://www.nihonbashimegurufes.com/
※イベント中には一部ご覧になれない作品があります。
実施内容
土地に深く眠る記憶を呼び覚まし、未来の社会への問題を提起する。「水都東京 日本橋の未来」をテーマに、建築史家の陣内秀信による時代考証をもとにした太古から地域に根づき蓄積された東京の基層文化展示とともに、近未来のテクノロジー社会に対し批評的な目を持つ3組の作家(鈴木康広、スプツニ子!+西澤知美、やんツー)による新作を展示する。
アート展示
参加アーティスト
鈴木康広
photo: Masako Nakagawa
<参考作品> 鈴木康広
1979年、静岡県浜松市生まれ。2001年、東京造形大学デザイン学科卒業。「瀬戸内国際芸術祭2010」では全長11メートルの《ファスナーの船》を出展。2016年「ロンドン・デザイン・ビエンナーレ2016」日本代表。2014毎日デザイン賞受賞。作品集『まばたきとはばたき』『近所の地球』(青幻舎)、絵本『ぼくのにゃんた』(ブロンズ新社)がある。
スプツニ子!+ 西澤知美
Photo by Mami Arai
スプツニ子!+ 西澤知美
東京減点女子医大/Tokyo Medical University for Rejected Women
スプツニ子!
東京都生まれ。ロンドン大学インペリアル・カレッジ数学部卒業後、英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)修士課程修了。
2013年よりマサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ助教としてデザイン・フィクション研究室を主宰し、2019年より東京藝術大学准教授。
2017年に世界経済フォーラム「ヤング・グローバル・リーダー」、2019年にTEDフェローに選出。
西澤知美
東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。
「美容や医療から考える〈私〉という身体、生命」を題材に、作品を展開。
主な個展に「Tomomi Nishizawa 個展」(source factory/2013)「This, and the Other」(Art Front Gallery/2015)「Cosmetic Inside Skin」(BLOCK HOUSE/2015)。
やんツー
Photo by Takuya Matsumi
<参考作品> yang02 + 菅野創
SENSELESS DRAWING BOT #2 Performance @TRANS ARTS TOKYO 2012
1984年、神奈川県茅ヶ崎市生まれ。2009年、多摩美術大学大学院デザイン専攻情報デザイン研究領域修了。デジタルメディアを基盤に、行為の主体を自律型装置や外的要因に委ねることで人間の身体性を焙り出し、表現の主体性を問う作品を多く制作。《SENSELESSDRAWINGBOT》が第15回文化庁メディア芸術祭アート部門新人賞受賞。
展示場所 | 内容 |
---|---|
1階 公開空地 | 鈴木康広 アート作品展示(新作) |
3階 ホワイエ | スプツニ子!+西澤知美 アート作品展示(新作) |
3階 ホール | やんツー アート作品展示(新作) |
基層文化展示:水都東京アナロジー
「水都東京 日本橋の未来」をテーマに、建築史家の陣内秀信による時代考証をもとにした太古から地域に根づき蓄積された東京の基層文化展示する。
監修者
陣内秀信(法政大学特任教授、法政大学江戸東京研究センター初代センター長)
1947年、福岡県生まれ。1980年、東京大学大学院工学系研究科博士課程単位取得退学(1983年博士学位取得)。1982年、法政大学工学部建築学科専任講師、助教授、教授を経て、2007年からデザイン工学部教授に就任、現在に至る。ローマ大学名誉学士、アマルフィ名誉市民。イタリアを中心に、イスラム圏を含む地中海世界、東京の都市研究・調査を行う。サントリー学芸賞を受賞した『東京の空間人類学』(筑摩書房)の他、著作多数。
岩本唯史(建築家。株式会社水辺総研代表、「ミズベリング」ディレクター、水辺荘共同発起人)
水辺をテーマに2004年から活動し、2015年に(株)水辺総研設立。まちと水辺の関係を問い続けている。2005年横浜トリエンナーレ出展、2017年第三回これからの建築士賞受賞(東京建築士会主催)2017年まちなか広場賞奨励賞 (稲城長沼駅 高架下広場「くらす広場」)グッドデザイン賞金賞(ミズベリング、2018)
岩井桃子(法政大学江戸東京研究センター 研究協力者)
1977年、東京生まれ。2004年法政大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程修了。陣内秀信研究室在籍時は江戸東京研究の面白さに浸かる一方で、2001-2003年にオランダに留学し、オランダの都市研究に精を出す。修了後はパブリックアートの企画・プロデュース会社勤務を経て、現在は都市や建築に関する展覧会やイベントの運営、キュレーション等の活動を行っている。著書に『水都アムステルダム』(法政大学出版局)がある。2018年より横浜国立大学非常勤教員。
出展参加
勝又公仁彦(写真家、美術家)
静岡県出身。早稲田大学法学部卒業、インターメディウム研究所修了。多様な被写体のもとで「時間」「光」「場所」「空間」「認知」などをサブテーマに、常に写真の構造に触れる作品を展開。日常の中に現象しながらも知覚されることの無かった世界を掬い取ることで、観る者を新たな認識へと誘うとともに、歴史・社会・文明への批評的な暗喩を込めた作品制作を続けている。
展示場所 | 内容 |
---|---|
3階 カンファレンスルーム | 基層文化展示:水都東京アナロジー |
ギャラリートーク
基層文化展示:水都東京アナロジー ギャラリートーク
プロジェクションマッピングや錦絵などの展示監修メンバーによる解説を行う。
- 日時
- 11月9日(土) 13:30~14:30
- 会場
- 3階 カンファレンスルーム
- 参加料
- 無料
- 登壇者
- 陣内秀信(法政大学特任教授、法政大学江戸東京研究センター初代センター長)、ほか
シンポジウム
ポスト2020 東京・日本橋の未来を描く
さまざまなジャンルで新しい価値を創造し、実践してきたクリエイターや専門家によるシンポジウム。クリエイティブの視点、ビジネスの視点、まちづくりの視点から東京・日本橋の未来を描いたとき、どのような可能性に満ちているのかを語り合う。
- 日時
- 11月10日(日) 15:00~17:00
- 会場
- 3階 ホール
- 参加料
- 一般 1,500円/学生 1,000円
- 登壇者
- 遠山正道(株式会社スマイルズ)
林千晶(株式会社ロフトワーク)
箭内道彦(クリエイティブディレクター)
中村政人(東京ビエンナーレ2020総合ディレクター、アーティスト)
トークセッション
水都・東京/日本橋アイデア実現会議
「水都」「日本橋」「東京」などをキーワードに、研究者やクリエイターの想像力でリアルな未来を描くアイデアソン型トークイベント。
提案されるアイデアをもとに多彩な議論を展開し、そこから新しいアイデアを生みだし、東京ビエンナーレでの実現を目指す共創型のイベントです。
- 日時
- 10月27日(日) 13:30~17:45
- 会場
- 3階 ホール
- 参加料
- 一般 1,000円/学生500円(茶菓代として)
グループセッションA プレゼンター
リー智子(アーティスト)
加藤文俊(社会学、慶應 SFC教授)
モデレーター:西田司(建築家、オンデザインパートナーズ代表)
セキユリヲ(デザイナー)
倉成英俊(電通Bチームリーダー)
モデレーター:西田司(建築家、オンデザインパートナーズ代表)
グループセッションB プレゼンター
中島伸(都市デザイン、東京都市大学)
オンデザインパートナーズ+ミホ・マゼリエウ(MIT Urban RISK Labディレクター)
モデレーター:中西忍(日本科学未来館副館長、東京ビエンナーレ2020プロジェクトプロデューサー)
※ミホ・マゼリエウ氏はオンラインでの参加となります。
栗栖良依(パラ・クリエイティブプロデューサー、SLOW LABEL)
関治之(Code for Japan 代表理事)
モデレーター:中西忍(日本科学未来館副館長、東京ビエンナーレ2020プロジェクトプロデューサー)
ワークショップ
わくわく・すいすい「水辺探検」川から見る日本橋の水辺の景色
水辺からの視点で見慣れた街を再発見する。船に乗って日本橋界隈の川や運河をめぐり、見て、感じてもらうワークショップ。いつもとは違う高さ、スピードを体験すると、日常で見える風景が一変する。
- 日時
- 2019年11月3日(日) 14:30〜17:00(集合14:10)
- 会場
- 日本橋川
- 企画・運営協力
- 一般社団法人まちふねみらい塾
- 参加料
- 1名1,500円(保険代含む)
関連展示
アート展示
Big bouquet tree
ビッグブーケツリー
YOSHIKAZU YAMAGATA
+ JIRO ENDO
花束の起源はヨーロッパで、古くから花を贈る習慣があり、日本でも儀礼や祝祭時に花を捧げる風習がありました。花束には人の心を豊かにする力があるようです。歴史ある大都市、東京、日本橋に心躍る大きな花束を捧げました。
アイデア/コンセプト 山縣良和
建築/照明 遠藤治郎
- 展示期間
- 2019年11月1日(金)~11月22日(金)
- 会場
- 1階 けやき広場
- 入場料
- 無料
関連イベント
トークセッション
nihonbashiβ × 東京ビエンナーレ「βLounge 特別トークプログラム」
日本橋の未来をつくる共創プロジェクト「nihonbashiβ」が主催する、クリエイター向けトークイベント「βLounge」の特別版。「NIHONBASHI MEGURU FES めぐるのれん展」に参加した豪華クリエイターによるトークセッションや、新しいクリエイティブコンペ企画「日本橋アートストリート」の公開プレゼン審査を行います。
- 日時
- 2019年10月26日(土) 17:00〜19:30
- 会場
- 3階 ホール
- 参加料
- 無料(事前申込み不要)
登壇者
関戸貴美子(株式会社電通/アートディレクター)
戸田宏一郎(株式会社CC 代表取締役/クリエーティブディレクター/アートディレクター)
矢後直規(株式会社SIX/アートディレクター)
川村真司(Whatever Inc./Chief Creative Officer)
後藤映則(アーティスト/デザイナー)
Flapper3
朴正義(株式会社バスキュール/代表取締役/クリエイティブディレクター)
アクセス
- 住所
- 中央区日本橋室町3-2-1