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PLANNING FOR 2020

詳細発表! さんぽ大学第二回特別講義「さんぽの刻(とき)」

東京ビエンナーレ2025「いっしょに散歩しませんか?」
さんぽ大学の特別講義②「さんぽの刻(とき)」編

「さんぽ大学」は、東京という土地を歩き、街や路地、地形、建物、水辺などを訪れ、過去から現在に至るまで重なり合う時間や記憶の層を辿りながら、「散歩」という日常的な行為をアカデミックに読み解いていくプロジェクトです。(第一回目の講義の様子はこちら)

第二回特別講義では、「さんぽの刻(とき)」をテーマに、江戸から現代、そして未来へと続く東京の時間軸を、何気ない「散歩」という行為を通じて、時代の記憶や人々の営みが刻まれた都市の層をたどる、静かで深い時間旅行へと出かけます。
ゲストには、行動学者の細馬宏通氏(早稲田大学文学学術院教授)をお招きし、「歩く」という根源的な身体行為の意味を、行動学の視点からも探っていきます。
スピードや効率が求められる現代社会において、「散歩」はある種の静かな抵抗とも言えます。都市に刻まれた時間の痕跡を辿りながら、過去と未来をつなぐ感覚を呼び起こす「散歩」が開く時間の流れについて考察します。

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日時:5月19日(月)18:30〜20:00(18:15開場)
会場:エトワール海渡商品部ビル3階(東京都千代田区東神田1-13-3 商品部ビル)
料金:1,500円 ※事前予約制 https://artsticker.app/events/73931
登壇者:
細馬宏通(行動学者、早稲田大学文学学術院教授、滋賀県立大学名誉教授)
吉見俊哉(國學院大学観光まちづくり学部教授)
陣内秀信(法政大学名誉教授、中央区立郷土資料館館長)
モデレーター:
並河進(東京ビエンナーレ2025 共同ディレクター)

登壇者プロフィール:
細馬宏通(行動学者、早稲田大学文学学術院教授、滋賀県立大学名誉教授)
1960年生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了(動物学)。日常会話、映像作品、音楽、マンガなど、さまざまな場面、分野におけることばと身体動作の時間構造を研究している。また、視聴覚文化史と地誌を組み合わせた論考も数多く手がけている。著書に『フキダシ論』『二つの「この世界の片隅に」』『浅草十二階』『絵はがきの時代』(青土社)、『うたのしくみ』(ぴあ)、『いだてん噺』『今日の「あまちゃん」から』(河出書房新社)、ELAN入門(編著/ひつじ書房)、『介護するからだ』(医学書院)、『ミッキーはなぜ口笛を吹くのか』(新潮社)、『絵はがきのなかの彦根』(サンライズ出版)など。バンド「かえる目」ではボーカル、ギター、作詞・作曲を担当している。

吉見俊哉(國學院大学観光まちづくり学部教授)
東京文化資源会議会長、國學院大学観光まちづくり学部教授。社会学者として、上演論的アプローチから都市論、メディア論を展開、日本のカルチュラル・スタディーズで中心的な役割を果たしてきた。長く東京大学で教え、大学院情報学環長、大学総合研究センター長、教育企画室長、副学長などを歴任。現在、デジタルアーカイブ学会長も務める。主な著書に『都市のドラマトゥルギー』(河出文庫)、『博覧会の政治学』(講談社学術文庫)、『万博と戦後日本』(講談社学術文庫)、『親米と反米』(岩波新書)、『アメリカの越え方』(弘文堂)、『視覚都市の地政学』(岩波書店)、『五輪と戦後』(河出書房新社)、『東京裏返し』(集英社新書)、『東京復興ならず』(中公新書)、『敗者としての東京』(筑摩書房)などがある。

陣内秀信(法政大学名誉教授、中央区立郷土資料館館長)
東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。イタリア政府給費留学生としてヴェネツィア建築大学に留学、ユネスコのローマ・センターで研修。専門はイタリア建築史・都市史。中央区立郷土資料館館長、国交省都市景観大賞審査委員長他。著書に『東京の空間人類学』(筑摩書房、1985年)、『ヴェネツィア―水上の迷宮都市』(講談社、1992年)、『建築史への挑戦―住居から都市、そしてテリトーリオへ』(共編、鹿島出版会、2019年)、『トスカーナ・オルチャ渓谷のテリトーリオ―都市と田園の風景を読む』(共著:古小烏舎、2022)、『南イタリアの食とテリトーリオ―農業が社会を変える』(共編:白桃書房、2024年)。 受賞歴:サントリー学芸賞、地中海学会賞、イタリア共和国功労勲章、建築学会賞、アマルフィ名誉市民、他。

モデレーター:
並河進(東京ビエンナーレ2025共同ディレクター)
コピーライター、詩人、プログラマー。1973年生まれ。dentsu Japanエグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター。ソーシャルデザイナー、コピーライターとしての仕事の傍ら、詩とプログラミングによる作品を発表し続ける。展覧会に、詩展「little stones in panicforest」(山陽堂ギャラリー)、人工知能との共作による詩展「わたしAとわたしB」(Impact HUB Tokyo)などがある。『ハッピーバースデイ3.11』(飛鳥新社)他著書多数。

 

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