TOKYO BIENNALE



TOKYO BIENNARE
PLANNING FOR 2020

「東京ビエンナーレ2020/2021」開催のお知らせ

申し訳ありません、このコンテンツはただ今 アメリカ英語 のみです。

2020年3月に皆さまにご案内した「東京ビエンナーレ2020」の始動から約1年が経ちました。その間、新型コロナウイルス感染症の影響から開催の延期をお知らせしておりましたが、2021年夏、名称を「東京ビエンナーレ2020/2021」と改めてここに開催することをお知らせいたします。

 

■開催宣言

二度目の緊急事態宣言期間が延長となり、まだまだ予断は許されません。そんな中、なぜわたしたちは「東京ビエンナーレ2020/2021」の開催を宣言するのか。それは、「東京ビエンナーレ」の構想が、アートのための催事ではなく、市民レベルの「新たな体験の共有」へのチャレンジであることに由来しています。今回掲げている「見なれぬ景色へ」というテーマはそこから導かれたものであり、その元には立ち上げに際して掲げた「“私”から“私たち”へ」の思いがあります。

〈この東京で、あるいは社会全体で誰もがどこかで感じている“不安”のようなものは、「個」の考えや存在では拭うことができません。それは「私」という個の意識が、「私たち」という俯瞰した意識に広がったときに、はじめて問題の核心に辿り着いたり、解決策を見いだせるのではないでしょうか。〉

これは「東京ビエンナーレ市民委員会」発足(2018年)にあたっての言葉ですが、現在の事態に伴う“不安”も包摂しています。東京ビエンナーレが活動コンセプトとしている「歴史と未来」「教育」「幸福感」「回復力」は、コロナ禍の現在、より一層重要になっており、そのための「創造的な活動を広げるフレーム」はまさに今求められていると確信しています。「東京ビエンナーレ」は「新しいフレームや仕組みを実験する場」です。その新たなフレームには感染症対策も、もちろん含まれます。こんな時期だからこそ、より自覚的に、「自分たちの文化を、自分たちの場所でつくっていく」ことに挑みたいと思います。

日々状況が変化し予測が難しい状況ですが、コロナ禍だからこそ生まれたプロジェクトもあります。そこにあるのは不安ばかりではありません。形のないものを包み込む優しさや、目に見えない何かを想像する力、人と人の間に生まれた新たな領域をつなぐもの……。東京のまちでしか出会えない「見なれぬ景色ヘ」、そしてたくさんの心動かされる体験を、どうぞご期待ください。

東京ビエンナーレ2020/2021
総合ディレクター 中村政人 小池一子

 

詳しくはこちらをご覧ください。
2021.3.16 「東京ビエンナーレ2020」開催概要のお知らせ(PDF)

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