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展示

スキマプロジェクト/日本橋室町・本町

EXHIBITIONS

スキマプロジェクト/日本橋室町・本町

開催予定
種別

展示

会場

日本橋・馬喰町エリア

日本橋室町・本町の路地裏

中央区日本橋室町1/日本橋本町1

[マップ]

日程

2025年10月17日(金) - 12月14日(日)

料金

無料

都市の構造を物理的、観念的な「スキマ」からとらえ、ビルの間のわずかな隙間(すきま)を作品発表の空間や作品そのものとして活用する試み。1999年に中村政人とコマンドNが実施した伝説的なプロジェクトで、今回は路地裏の鉢植えの隙間を縫うように、アーティスト9組の彫刻作品が鉢植えに「擬態」しながら、まちのスキマ空間を豊かに彩ります。

 
協賛:三井不動産株式会社
 
 

Milk Souko The Coconuts, <em>Manyo Grass in Wild Ascent: Plantation series</em>, 2025, conceptual image (CG)

ミルク倉庫ザココナッツ《萬葉草奔》2025年(コンセプチュアルイメージ[CG])

アーティスト

マップ

準備中/Coming Soon

参考図版:《滴滴庵》2023年 集落で最も高い位置にある、ナツミカンとカキの木に挟まれた斜面に立つ小屋。草屋根に登ると遠くに太平洋が見える。山に降った雨が土に浸み込み、川となって海へ流れ、蒸発して雲となり再び大地に水をもたらす、そんな大きな水の循環を感じ自分たちをその中に位置付けられるような建築のあり方を目指した。
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6lines studio + 塚本由晴

東京科学大学(旧東京工業大学)建築学系教授でアトリエ・ワン共同主催の塚本由晴と、塚本研究室出身の大山亮、片山果穂、笹木聖、渕野剛史、増井柚香子、宮崎陸による建築コレクティブ・6lines studioの協働企画。塚本が一般社団法人「小さな地球」理事の一人として2019年から取り組む里山再生活動に6人が合流し、「里山タイニーハウス滴滴庵」建設を機に6lines studioとして活動を開始した。

参考図版:《スルバランの『聖ウーゴと食卓の奇跡』の修道士が、サイゼリヤで一人食事をする》2022年
参考図版:《ヴィルヘルム・ハマスホイの『画家の妻のいる室内、ストランゲーゼ30番地』に描かれた女性が、アートバーゼル香港の会場でギャラリストとして働く》2025年
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岩岡 純子

千葉県生まれ。2009 年東京芸術大学大学院美術研究科修了。西洋名画の登場人物を本から切り取り、現代の風景と組み合わせたコラージュと油絵の作品『タイムリープシリーズ』等を制作。近年の主な個展に、「中之島を、歩くひと」(YOD Gallery、大阪、2022年)、「Landscape」(オークウッドアパー トメンツ六本木セントラル、2020年)などがある。WATOWA ART AWARD(2021年)、シェル美術賞(2020年)、「15th TAGBOAT AWARD 」入選(2020年)。

参考図版:《ミシン台の上の木魚と視線の連絡ほか.》2024年 Photo by Kenji Takahashi
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片岡純也+岩竹理恵

身の回りのささやかな出来事をシンプルな現象で再現するキネティック作品と、素材や図案の出会いに物語を生みゆるやかに響きあう手法を使う。主な個展に「岩竹理恵+片岡純也×コレクション 重力と素材のための図鑑」(神奈川県立近代美術館鎌倉別館、2025年)、「二つの心臓の大きな川」(アーツ千代田3331、2019年)、主な参加展に「開館30周年記念 MOTコレクション 9つのプロフィール 1935→2025」(東京都現代美術館、2025年)、「瀬戸内国際芸術祭2022」、「BankART Bank Under 35」(BankART Studio NYK、神奈川、2017 年)などがある。

参考図版:《PURE LIFE》2021年 撮影:ゆかい
参考図版:《一輪挿し泣く女》2022年
Reference Image: 栗原森元(栗原良彰と森元嶺)《滝の下》2023年 展覧会『空、滝の下、松の上、そして、地上で』、BRIDGE Lab.、東京、2023年 撮影:片岡光正
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栗原 良彰

1980年、群馬生まれ。「アーティストは、自由の体現者であるべきだ」という考えを持ち、特定の表現スタイルにこだわらず、彫刻や絵画、ビデオ、パフォーマンス、映画、ワークショップなど、あらゆる表現方法で意欲的に制作活動を続けている。

参考図版:《魂の錬成》2022年 国際芸術祭「あいち2022 STILL ALIVE」展示風景、 愛知芸術文化センター 撮影:Tololo studio
参考図版:《魂の錬成》2022年 国際芸術祭「あいち2022 STILL ALIVE」展示風景、 愛知芸術文化センター 撮影:Tololo studio
参考図版:《scratch tonguetable》2019年 「東京計画2019 vol.4」展示風景、gallery αM、東京 撮影:森田兼次
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撮影:梶原あずみ

ミルク倉庫ザココナッツ

アーティスト6名によるコレクティブ。メンバーは宮崎直孝、松本直樹、西浜琢磨、田中丸善一、大久保あり、瀧口博昭。2009年「ミルク倉庫」として発足後「ミルク倉庫+ココナッツ」として活動を展開。2024年に大久保ありを迎え、2025年より現名称に。異分野を横断する「よろず屋」的な実践を通じ、物質と身体、意識とインフラの関係を再考する。主な展示に「あいち2022」(愛知芸術文化センター)、「東京計画2019」(gallery αM)など。

参考図版:《Jamboree - EP》 2014年
参考図版:《On the hand - Statue of Liberty》2021年
参考図版:《3MMM - Melt & messy》2023年
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撮影:仲世古佳伸

森 靖

2010年、当時の山本現代で初個展「Can’t help falling in love」を開催し、翌年には横浜トリエンナーレ「OUR MAGIC HOUR-世界はどこまで知ることができるか?」に参加。2020年に4mに達するエルヴィス・プレスリーをモチーフにした作品を10年ぶりの個展「Ba de ya」(PARCEL、東京)で発表。2022年にはPARCELからFrieze SeoulのAsia Focusセクションにて個展形式で参加した。2023年、オーストラリアのビクトリア国立美術館でのNGVトリエンナーレ2023に参加。2024年には近代を代表する彫刻家、荻原碌山の生地にある碌山美術館にて個展を行う。現在は5mを超える作品を制作している。

参考図版:《スイート・デモクラシー》2021年
参考図版:《スイート・デモクラシー》2021年
参考図版:《Budget for peace》2020年
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鈴木真梧

マスとミニの視点で社会と個人の関わりを提示する作品などを制作。「秋葉原TV」などを企画したコマンドNの初期メンバーとして、2008年まで、企画、運営、デザインなどに携わる。東京ビエンナーレ2020/2021でのSOCIAL DIVEプロジェクトにおける「スイート・デモクラシー」では、角砂糖で作った国会議事堂をアリに食べさせる作品を「1/2選挙権」のWSと共に展示。主な参加グループ展に「アーリー90’s トーキョーアートスクアッド」(アーツ千代田3331、2020年)、「Neo Tokyo」(シドニー現代美術館、2001年)などがある。

参考図版:《思い出の部屋》2021年
参考図版:《Gourmet Alloy》2024年
参考図版:《In the Jumble Scenes》2023年
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寺内 木香

寺内は金属を用いて、自身の内にあるイメージや記憶がディフォルメされ、都市、自然物、持ち物などが鋳金技法を通じて絡み合い変化していく作品を制作している。主な個展に「The Rendezvous with the Senation」(GINZA SIX 銀座蔦屋書店、2024年)、「ねんどのへや」(CREATIVE HUB UENO “es”、東京、2024年)、「JUMBLE DIVE」 (Bohemian’s Guild CAGE、東京、2023年)、参加展覧会に「第71回東京藝術大学卒業・修了作品展」(東京藝術大学大学美術館、2023年;買上作品認定)がある。

参考図版:《花と馬、会話》2024年
参考図版:《ジャンピングロープとずれる目(体をさがす)》2022年 撮影:Zachary Y. Wang
参考図版:《分け目で、踊る》2016年 撮影:椎木静寧
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戸田 祥子

1981年東京生まれ。2006年 東京藝術大学院修士課程終了。身体と風景の関係を軸に、映像や立体、ドローイングなどを組み合わせた手法で作品を制作。最近は、伸びたり縮んだり、現れたり消えたりする、柔軟で交換可能な存在のあり方について考えている。個展に 「花と馬、会話」(Art Center Ongoing、東京、2024年)、参加展覧会に「瀬戸内国際芸術祭」(香川県粟島、2013・2016年)、など。