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2025.12.14
2025年10月17日に開幕した東京ビエンナーレ2025は、
本日12月14日(日)をもちまして無事会期終了いたしました。
会期中は多くの皆さまにご来場いただき、“いっしょに散歩しませんか?”というテーマのもと、
散歩のなかでアートと出会い、まちの魅力を見つけていく時間を皆さまと共有できたことを、心より嬉しく思います。
地域の方々、アーティスト、協力者の皆さまのお力を得て、多様な作品、プロジェクトがまちの中に立ち上がりました。
ご参加、ご支援くださったすべての皆さまに、深く御礼申し上げます。
【総合プロデューサーよりご挨拶】
東京ビエンナーレ2025は、街へとソーシャルダイブし、市民一人ひとりの創造力と、まちそのものが内包する創造力がシンクロしていく過程を大切に育む試みでした。
完成された成果以上に、関係性が編み直され、時間をかけて立ち上がる創造のプロセスこそが、都市の基層文化に深く触れる行為となっていくと感じています。
私たちはこれからも、江戸から東京へと連なってきた基層文化に新たなページを生み出し、東京の地場に発する国際芸術祭としてチャレンジしていきます。プロジェクト実現のために関わってくださったすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。
東京ビエンナーレ2025 総合プロデューサー 中村政人
【キュレトリアルメンバーよりご挨拶】
東京ビエンナーレ2025、全会期が無事終了いたしました。ご来場・ご参加くださった皆さま、アーティストの皆さま、サポーターの皆さま、会場関係者や市民委員会の皆さまほか、関わってくださったすべての方々に深くお礼申し上げます。
東京ビエンナーレは、東京のまちそのものを舞台に、日本のみならず世界各地の幅広いジャンルの作家やクリエイターの方々が、まちに深く入り込み、地域住民の方々と一緒に作り上げていく芸術祭です。
今回は、「いっしょに散歩しませんか?」をテーマに掲げ、昨年のプレイベント、作品制作の過程、そして59日間の開催期間中、人と人、人と都市の関係のつながり方を再発見し、共有する試みが行われました。
まちを歩き、日常の風景にも「これもアートかもしれない」と新しい価値を見出す。そのとき、誰もが創造者になりえます。
今回の芸術祭を通してひらかれたその回路が、会期終了後も、それぞれの日常のなかで生き続けていくことを、そして、次の新たなプロジェクトへとつながっていくことを、心より願っています。
キュレトリアルメンバー 並河 進、服部浩之、西原 珉