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パフォーマー募集:テントハウス・アートコレクティブ《STIM – KIZUNA》(仮題)

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2025.08.27

パフォーマー募集:テントハウス・アートコレクティブ《STIM – KIZUNA》(仮題)

シャフルザード・マレキアン、イーダ・ウーヴァース《STIM》2023年 Photo by Jan Khur

東京ビエンナーレ2025にて上演される、ノルウェー拠点のテントハウス・アートコレクティブのメンバーによる新作パフォーマンスに参加いただける身体表現のパフォーマーを募集します。

 

この新作パフォーマンスは、ビジュアルアートとパフォーマンスを横断し、公共空間への介入を大切にするアーティスト、シャフルザード・マレキアンとイーダ・ウーヴァースが企画するもので、神田にある海老原商店を舞台に上演されます。作品の仮タイトルは《STIM – KIZUNA》。建物内やその周辺空間を活かし、都市に潜む記憶や動き、都市変容のレイヤーを織り込みながらつくられるこのパフォーマンスでは、その場の文脈を読み解き、物語を重ねることで応答する、有機的な身体表現を展開します。

 

《STIM》 はマレキアンとウーヴァースの長期的なコラボレーションから生まれたプロジェクトで、これまでノルウェーやシンガポールなどで上演されてきました。各地の特性に応じて柔軟に変化するスコアを通して、時間・記憶・帰属意識・空間的物語を振付的に探究し、公共空間を多層的かつ対立的な地形としてとらえます。その上で、動きを「聴く」「たどる」「再構想する」ことを基盤としています。

 

本作は東京ビエンナーレ2025のテーマ 「いっしょに散歩しませんか?」 と共鳴しながら、都市を歩き、さまよい、見直すことを観客にうながします。時間と空間の制約がますます強まる都市生活の中で、「歩く」という行為は自由と存在感の両方をもたらします。それはまた、歴史を横断し、日常と非日常の境界を行き来しながら、場所との関係を新たに発見する方法でもあります。

この作品に共に取り組んでくださる皆さまからのご応募を、心よりお待ちしています。

 

参加条件

フィジカル・アクティング、ダンス、またはパフォーマンスに関心を持つ東京在住のアーティスト。これらの分野のいずれかで確認可能な経験を有することが望ましい。

 

募集人数

最大10名

 

使用言語

主に英語です。英語が理解できることは選考上有利ですが、必須ではありません。プロセスの中で簡単な通訳のサポートが可能です。

 

スケジュール

  • 9月11日: 募集締切(23:59 日本時間)
  • 9月20日〜10月5日:事前のオンラインミーティング
    選ばれた方へプロジェクトの説明やリハーサル計画について打ち合わせ
  • 10月7日~10月26日:リハーサル期間および本番

 

リハーサル

  • 10月7日~23日のうち、週2〜3回程度、18:00〜21:00。
  • 上記以外に10月12日、19日(いずれも日曜日)の10:00〜15:00に練習を予定しています。

 

本番(仮日程)

  • 10月24日(金)夕方
  • 10月25日(土)または26日(日)の午前・午後

 

*総計で約42時間(パフォーマンス本番を含む)となります。
*リハーサルおよび本番は映像と写真で記録されます。
*最終的なパフォーマンスは一般公開され、東京ビエンナーレの公式プログラムとして海老原商店で上演されます。
*各参加者には公式の上演終了後に2,500ノルウェークローネ(約35,000円)をお支払いします。

 

応募書類

  • 履歴書または略歴(WordまたはPDF)
  • 過去の作品や出演歴のポートフォリオ(任意)
  • 志望動機書(600字以内、 WordまたはPDF)
  • 顔写真(SNS・パンフレット・広報用)

 

応募フォーム

https://forms.gle/kC81oitvKHqXL66o6

 

応募締め切り

2025年9月11日(木)23:59

 

アーティスト紹介


イーダ・ウーヴァース
身体、精神、社会における「移動性」を探求するムーブメント・アーティスト。パフォーマンスや視覚芸術、サイトスペシフィックな実践を通じて、参加型かつ学際的な作品を創出し、社会構造に問いを投げかけ、集団的な芸術体験へと誘う。

 


シャフルザード・マレキアン
パフォーマンス、映像、彫刻を横断する学際的なアーティスト。遊びを通じて公共空間や制度における権力、抵抗、ケアを探求。主な展覧会にSACOビエンナーレ(2025)、シンガポール美術館(2024)など。@shahrzad.malekian