アートを数学する
椿 昇
現代美術家/京都造形芸術大学美術工芸学科教授
1989年、『Against Nature展』に《Fresh gasoline》を出品、展覧会タイトルを生む。1993年、ベネチアビエンナーレ・アペルト参加。2001年、横浜トリエンナーレで《インセクト・ワールド – 飛蝗(バッタ)》を発表。2017年、『ARTISTS’ FAIR KYOTO』ディレクターをつとめる。
東京大学大講堂(安田講堂)に数学的手法で制作した作品を展示し、
パブリックアートにAIとALを招き入れる
フェイクニュースが日常となり、ハリウッドのフェイクCGが脳内にこびりつく時代。僕は境界のない世界の住人となるために、Artificial Life(人工生命)とArtificial Intelligence(人工知能)の信号が飛び回るコンピュータ内部に移住して創作活動を行う。東京大学のArtificial Life研究の池上高志氏、トロントDerivative社CEOで数学者のGreg Hermanovic氏にAIプログラム制作を協働し、プロダクトアウトされた抽象空気彫刻を安田講堂で公開する。