TOP

ABOUT

開催概要

東京ビエンナーレとは、“東京”のまちを舞台に“2年に1度”開催する国際芸術祭。世界中から幅広いジャンルの作家やクリエイターが東京のまちに集結し、まちに深く入り込み、地域住民の方々と一緒に作り上げていく芸術祭です。

名称

東京の地場に発する国際芸術祭 東京ビエンナーレ2023

テーマ

リンケージ つながりをつくる

会期

夏会期 2023年7〜9月まで随時開催(プロセス公開)
※各取り組みについて、公募企画や経過報告会などさまざまな形でご参加いただける時期(一部展示も実施)

秋会期 2023年9月23日(土)〜11月5日(日)(成果展示)
※上記の活動を経て生まれた作品の展示や、イベント、パフォーマンスなどをご体験いただける時期

会場

東京都心北東エリア(千代田区、中央区、文京区、台東区の4区にまたがるエリア) 、歴史的建築物、公共空間、学校、店舗屋上、遊休化した建物等(屋内外問わず)(2023年6月15日時点)

主催

⼀般社団法⼈東京ビエンナーレ

後援

千代田区、中央区、文京区、台東区、一般社団法人 千代田区観光協会、一般社団法人中央区観光協会、一般社団法人文京区観光協会、東京藝術大学、アイスランド大使館、イタリア大使館、オーストラリア大使館、オランダ王国大使館、カナダ大使館、駐日シンガポール共和国大使館、スイス大使館、タイ王国大使館、ドイツ連邦共和国大使館、トルコ共和国大使館、ニュージーランド大使館、ブラジル大使館、ベルギー大使館

特別助成

公益財団法人石橋財団

助成

公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】、中央区文化推進事業助成(中央区文化・国際交流振興協会)、スイス・プロ・ヘルヴェティア文化財団、SAHA Association、EU・ジャパンフェスト日本委員会

特別協賛

三菱地所株式会社

協賛

三井不動産株式会社、株式会社大丸松坂屋百貨店、大丸有SDGs ACT5実行委員会、野村不動産ホテルズ株式会社、株式会社ニューバランスジャパン、アサヒグループホールディングス株式会社、株式会社セブン&アイ・ホールディングス、東洋製罐グループホールディングス株式会社、YKK株式会社、エスビー食品株式会社、大日本印刷株式会社、株式会社ドゥ・クリエーション、TOPPAN株式会社、株式会社ファミリーマート、株式会社ローソン、株式会社マイステイズ・ホテル・マネジメント

事業パートナー

FSX株式会社、株式会社東京ドーム、一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会、特定非営利活動法人大丸有エリアマネジメント協会

特別協力

東日本旅客鉄道株式会社、東叡山 寛永寺、株式会社エトワール海渡、無印良品 銀座店、株式会社ムラヤマ、ジュエリータウンおかちまち、LIVE BOARD

協力

NTT東日本、海老原商店、株式会社大手町ファーストスクエア、カモ井加工紙株式会社、神田明神、合同会社コマンドA、株式会社サンケイビル、シーフォース株式会社、株式会社ジェイアール東日本都市開発、正則学園高等学校、社会福祉法人千代田区社会福祉協議会、東京建物株式会社、東京都立工芸高等学校、東邦レオ株式会社、株式会社フジサワ・コーポレーション、三菱地所プロパティマネジメント株式会社、三菱商事株式会社

補助事業

日本博 JAPAN CULTURAL EXPO 2.0

令和5年度日本博2.0事業(補助型)
(独立行政法人日本芸術文化振興会/文化庁)

東京ビエンナーレ2023テーマ

リンケージ つながりをつくる

東京ビエンナーレ2023「リンケージ つながりをつくる」は、私たちと私たちのまわりの「リンケージ(つながり)」をとらえることをテーマとします。場所、時間、人、微生物、植物、できごと、モノ、情報——私たちは、あらゆる存在が複雑に関係しながら、刻々と変容していく世界に生きています。なかでも、ここ東京は、非常に緻密な関係性によって織り上げられた社会だと言えるでしょう。

東京の歴史、文化、地域と、またそれを支えている人たちと、新しくつながるには? 新しいつながりをつくるには? つながりを強くしたり、深めたりするには? 現在のアートの社会的役割の一つは、社会環境に対して自由な視点で関係性を持てることにあるかもしれません。東京ビエンナーレ2023は、そんなアートのつながり力をもとに、参加者、来場者がそれぞれの「リンケージ(つながり)」を見いだし、さらに新しいつながりが生まれ、広がっていく場となることを目指します。

総合ディレクターからのメッセージ

東京の地場に発する国際芸術祭・東京ビエンナーレ2023「リンケージ つながりをつくる」の開幕を前にした今、市民とつくりあげていくこの芸術祭がどのようなものになるのか、皆様と一緒に目にすることを待ち望んでいます。

今回の東京ビエンナーレは「リンケージ つながりをつくる」をテーマに準備を重ねてまいりました。このたび体験していただくプロジェクトの多くは、東京という場に息づいているつながりを今あらためてとらえること、そしてそこから新しいつながりをつくりあげることを目指して、東京のさまざまな場所から立ち現れたものです。ユニークかつ多彩な文化の地層を持つ都市・東京に、アートという自由な視点がどのような多様な「つながり」を見いだしたのか、夏会期・秋会期を通じてじっくりとご覧いただければと願っています。そして、東京ビエンナーレ2023が、皆様一人ひとり、ご自身にとって大切な「つながり」を見いだすことができる場となることを期待します。

総合ディレクター 中村政人・西原 珉

中村政人(なかむら・まさと)

アーティスト。東京藝術大学絵画科教授。3331 Arts Chiyoda 統括ディレクター。東京ビエンナーレ2020/2021総合ディレクター。アートを介してコミュニティと産業を繋げ、文化や社会を更新する都市創造のしくみをつくる社会派アーティスト。第49回ヴェネツィア・ビエンナーレ日本代表。平成22年度芸術選奨受賞。2018年日本建築学会文化賞受賞。1997年よりアート活動集団「コマンドN」を主宰。全国で地域再生型アートプロジェクトを展開。東京ビエンナーレ2020/2021では小池一子(クリエイティブディレクター)と共に総合ディレクターを務めた。

西原 珉(にしはら・みん)

キュレ—ション、心理療法士。90年代の現代美術シーンで活動後、渡米。ロサンゼルスでソーシャルワーカー兼臨床心理療法士として働く。心理療法を行うほか、シニア施設、DVシェルターなどでアートプロジェクトを実施。2018年日本に戻ってアートとレジリエンスに関わる活動を試行中。現在、秋田公立美術大学教授。米国カリフォルニア州臨床心理療法士免許。東京ビエンナーレ2020/2021では参加作家として「トナリプロジェクト」を推進し、東京ビエンナーレ2023においても継続した活動を展開する。

実施体制

総合ディレクター
中村政人、西原 珉
プロジェクトプロデューサー
中西 忍
プロジェクトディレクター
岩間 賢、小池一子
クリエイティブディレクター
佐藤直樹
コミュニケーションディレクター
並河 進
PR ディレクター
若林直子
メディアリエゾン
今田素子
WEB ディレクター
並河 進、根子敬生
エディトリアルディレクター
内田伸一
アートディレクター
尾﨑友則
国際渉外担当
ダニエル・バブレク
事務局長
宍戸遊美
プロジェクトマネージャー
森田裕子
プロジェクトコーディネーター
川上智子、石河美和子、吉岡周流、岸本麻衣、竹田春菜、中山 開、脇屋佐起子、中村翔子、北澤 桂
PRコーディネーター
岩本室佳、秋山里佳
運営マネージャー
丹澤友美子、杉山ひかる、樋口加奈
WEBサイト制作(GYOKU inc.)
久田友太(ディレクター)、崎原 優(ディレクター)、森田光則(デザイナー)、喜久里千江(フロントエンドエンジニア)、仲吉和重(フロントエンドエンジニア)
WEBサイトバックエンド開発協力
山森文生(合同会社Distillate)
※2023年9月21日現在

東京ビエンナーレがめざすもの

アート × コミュニティ × 産業
「私たちの文化」を「私たちの場所」で「私たちの手で創る」

東京ビエンナーレが目指す活動は、様々な「私」が出会い、「私たち」で共有する事象です。この地域に昔から暮らす住民と、日本各地、世界各地から集まってきた新しい人々。様々な人々が暮らし、働き、遊ぶ国際都市東京で、アートは多様な出自をもつ人々をつなぎ、このまちの歴史を顕在化し、未来を描き出すことで、「私たち」を出現させ、また新たな「私」を発見します。「アート×コミュニティ×産業」をキーワードに、地域の人々とともに、「HISTORY & FUTURE」「EDUCATION」「WELL-BEING」「RESILIENCY」を活動コンセプトとして、私たちの文化を、私たちの場所でつくっていくこと。東京ビエンナーレは「私たち」がつくる新しい都市と文化の祝祭となります。

歴史と未来|HISTORY & FUTURE

私たちが暮らす土地の記憶を知ることなく未来の可能性を語ることはできません。江戸の歴史と文化の記憶を呼び起こし、そこから現在の課題をあぶりだし、そして未来の可能性を考える。隠された歴史の記憶から未来を可視化します。

教育|EDUCATION

東京ビエンナーレは専門性に分断された教育を融合するSTEAM(科学技術、藝術、数学)を実践する触媒となるでしょう。事業を通して、多様な専門性をもった学生が協働し、地域の人々と触れ合い、活動することで、課題解決力のある人材育成に貢献します。

幸福感|WELL-BEING

WELL-BEINGとは、個人においては身体的、精神的、社会的に良好な状態を意味し、社会においては政治的、経済的、文化的、環境的に持続可能な状態です。東京ビエンナーレを通して、「私の」、そして「私たちの」WELL-BEINGを考えます。

回復力|RESILIENCY

「火事と喧嘩は江戸の華」の華と謳われたのは、防災コミュニティのコアであった町火消のこと。江戸の「防災」は地域コミュニティに深く関わっています。東京ビエンナーレを通して地域のつながりを復元し、災害時に対応・復元力のある社会を目指します。