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展示・イベント

EXHIBITIONS & EVENTS

O01湯山玲子ほか:東京のうた

開催終了

東京のうた

種別

展示

パフォーマンス

会場

O

その他のエリア

東京タワー フットタウン

屋上
東京都港区芝公園4-2-8

O

その他のエリア

その他


                                                                
日程

2023年9月22日 - 11月5日

期間中、複数の会場・内容で開催されます。詳細は特設ウェブサイト参照。
https://www.tokyonouta.com/

料金

料金はプログラムにより異なります。

歌謡曲、ポピュラーミュージックの世界では、都市や街を歌った曲を「ご当地ソング」と呼び習わします。そして、東京は世界でも類を見ない「ご当地ソング」数を誇る都市。『東京のうた』ではそれらのうたを、風俗・文化史上にその名を残す特別な場所にて、歌手たちが歌い、小説家やアーティストたちが歌詞を詠唱していきます。

今回の企画の背景には、このYouTube時代において注目されている歌謡曲の存在があります。レジェンドである笠置シズ子をモデルとしたNHK連続テレビ小説『ブギウギ』が今秋スタートしましたね。歌謡曲の魅力のひとつは、現在のポッブスではあまり取り上げられなくなった、色恋沙汰、エロス、情念、やせ我慢、あきらめ、嫉妬、カッコつけ、自嘲、遊び心などの心模様が表現されていること。

それらは、時代を超え、人間に感情がある限り、心を震わせる力と強度を持っています。歌謡曲は今後、シャンソンのように日本語で意味を込めて歌われる、世界的なポップスとして愛されていく予感を念頭に、今回の企画はスタートしました。

さて、銀座、新宿、六本木などなど、私たちはこれらの街に共通の印象を持っていますが、その根拠は実は歌謡曲やポップスにあったりもします。たとえば、新宿は「男に騙された女がひとり酒を飲んでいそう」な街ですし、銀座は夜霧が似合う一方で、心弾んで夢を買う街、六本木には「ウブな素顔を濃いめの化粧で隠す女が出没する」といったイメージ(ホントです)。


それとともに、人の心の中には、個人的な街の記憶が存在します。上京して初めて体験したネオンの輝き、出逢いや別れのシーンなどなど。その土地のうたが、音楽会の時間と空気の中で歌声となって放たれるとき、まるで土地の地霊を喚び活けるがごとく勢いを増して、ひとりひとりの心に化学反応を起こしていくのが目に見えるようです。


東京タワーの屋上、ゴールデン街、浅草のホテル、赤坂の会員制バー、そして、銀座の高級クラブ……。参加している店や場所は、このSNS情報時代に「紹介者がいないとまずたどりつけない」「広く一般開放せず」という特別な東京名所が勢揃い。かつて、この椅子に座った人たちを想い、歴史を物語る店のディテール、歌詞を書いた作詞家、メロディーを書いた作曲家の心情、そして、東京という街の重層性と過去とこれからの時間を、一期一会の現場で、五感をフル回転させて感じ取ってください。

人とうた、場所と記憶のリンケージをぜひ『東京のうた』で堪能していただければとてもうれしく思います。

プロジェクト・ディレクター 湯山玲子

 


主催:東京ビエンナーレ2023/東京のうた実行委員会
協賛:JBL
協力::鉄人化計画、エクシング、「東京タワーで、あいましょう。」計画室
特別協力:株式会社TOKYO TOWER
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】
Key visual design:伊藤桂司
Flyer and poster design:甲斐昭兵

 

 

関連企画 「ゆらゆら、はらはら、キラキラ 〜大森克己による架空のレコードジャケット」

たくさんの人が生活する東京。はっきりとした四季の移ろいとともに、人々は喜んだり、悩んだり、怒ってみたり、笑ってみたり、そして、そんなにあることではないのですが「愛」を感じながら生きています。

そんな東京の空気と時間が、東京とその街たちについてのうたを背景に、大森克己が撮影した9景の写真によって切り取られています。

鑑賞者は、スマホの音楽アプリやyoutubeを立ち上げて、タイトルに付けられた曲にアクセスしてみてください。そこに無い曲があったならば、その場合は「なぜ、その曲がこんなに便利な世の中になったのに簡単に聴くことができないのか」について考えてみましょう。古くはLPレコード時代のジャケット、CDのブックレットを見ながら心を遊ばせた至福の時間をどうぞお楽しみ下さい。

場所:タワーギャラリー(港区芝公園4丁目2-8 東京タワー3F)
期間:10月17日(火)〜11月5日(日) 11:00〜19:00
料金:無料


大森克己
写真家。神戸市生まれ。フランスのロックバンドMano Negraの中南米ツアーに同行して撮影・制作されたポートフォリオ『GOOD TRIPS, BAD TRIPS』で第9回写真新世紀優秀賞(ロバート・フランク、飯沢耕太郎選)を受賞。2022年には初の文章のみの単著『山の音』(プレジデント社)を上梓。

アーティスト/メンバー

湯山玲子(ディレクター)、羽鳥靖子(マネージメント)、森大吉(マネージメント)、今回のテーマに相応しい東京の各地域の店、東京で活動する歌手、芸人、流し、合唱団、ドラアグクィーン、役者、レコード会社、ラジオ局などに協力参加をお願いしています。

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東京のうた

東京を歌った数々の「ご当地ソング」を、それらと縁のある場所で、歌ごころある歌手たちが歌い上げます

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東京のうた

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展示

パフォーマンス

会場

O

その他のエリア

東京タワー フットタウン

屋上
東京都港区芝公園4-2-8

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その他


                                                                
日程

2023年9月22日 - 11月5日

期間中、複数の会場・内容で開催されます。詳細は特設ウェブサイト参照。
https://www.tokyonouta.com/

料金

料金はプログラムにより異なります。