[Social Dive Projects]クレイ・チェン:ロング・ノート
エリア
K
神田・湯島エリア
概要
学生時代の仲間意識や集団への帰属意識をかつて持っていた人々に叫んでもらうことで、社会的な結束の概念について考えるきっかけを促す映像作品です。
音楽ジャンルを問わず、学生時代にグループとしてロック、ジャズ、ブラスバンドなどをやっていた様々な年齢の東京在住の人々を集め、彼らに音楽活動の思い出への感情や憧れをカメラに向かって叫んだり、長めのボーカル音として発生したりしてもらいます。海に向かって叫ぶ人を思い浮かべるように、叫ぶという行為から一種の解放を連想することがよくありますが、 ここでは抑圧された感情を伝達する媒体として、叫びや持続的な発生音を用いることで、人々の不安と安らぎを引き出していきます。そして、映像作品を通して鑑賞者へも、これらの潜在的な記憶やエネルギーを活性化させていきます。
協力: ナショナル・アーツ・カウンシル・シンガポール
SOCIAL DIVE: Artist-in-Residence Projects
「ソーシャルダイブ」は、東京のまちのさまざまなエリアに海外アーティストが飛び込み、そこで集い暮らす人びとが持つ魅力を見つめ、新しい価値を生み出すことを目的としたアートプロジェクトです。参加アーティストは社会と交わりながら、まちに潜むあらゆるつながりを明らかにしていきます。それはいま、日本に住み暮らす私たちにとっては思いがけない、もしくは身近すぎて気づけなかった視点かもしれません。
前回の東京ビエンナーレ2020/2021における公募プログラム「SOCIAL DIVE: Artist-in-Residence Projects」では、1,535組あまりの応募から海外アーティスト12組が選ばれましたが、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、このうち7組のアーティストのプロジェクトが実施延期となりました。東京ビエンナーレ2023では、来日が叶わなかったこれらのアーティストを改めて招聘し、作品を発表していただきます。
東京都内にて映像作品の制作、発表、トークイベント等を行う予定
7月26日(水)〜8月3日(木) | アーティストが東京に滞在し、作品を制作 |
9月23日(土)〜11月5日(日) | 成果公開期間 |
アーティスト/メンバー