この作品では、都市の中の川に深く入り込むことで東京に「ソーシャルダイブ」を行います。 ニュージーランド出身のアーティスト兼研究者であるマイケル・ホーンブロウは、東京の水辺景観を再追跡することで、新たな視点で歴史と未来を想像する方法を探ります。特に皇居のお堀に向かって螺旋状に張り巡らされた外濠地域がこのプロジェクトの焦点となり、 この水路は浮世と定義された江戸時代を象徴するものです。

このプロジェクトは、政治的、自然的な力の変化を反映した人工的な東京の河川の構造を描き出し、歴史に飛び込み、今日の社会と都市の構造にもアプローチしていきます。古いタイヤの溝の中に水を入れて転がす行為は、川の歴史を再度結びつける象徴的なアクションとなります。 これらのタイヤは、お堀に潜む語られていない歴史や失われた運河を追跡し、道路や高架道路によって、支流の歴史的および生態学的な重要性が見えにくくされている場所を明らかにするための概念的な装置として機能します。

自然の力によって東京の河川は作られてきました。そして今、私たちは、私たちが自分自身を、そして他の存在に対し何をするのかという収束の時を迎えています。

コラボレーター：Yugo Hattori, Tim Budgen, Michael Porter, Gabriel Camelin, Matthew Gingold, Jean David Caillouët, Stephen Loo, Hidenobu Jinnai, Keiko Torigoe, Norihisa Minagawa, Julian Worrall, Stephen Loo, Adam Nocek

協力: アリゾナ州立大学The Center for Philosophical Technologies、タマサート大学グローバル・スタディーズ学部、タスマニア大学、ニュー・サウス・ウェールズ大学

おもな活動

このプロジェクトは、歴史的な高架を改修して作られたmAAch ecute、JAPAN ART BRIDGEで展開され、ビデオアート、マッピングスタディ、ライブペインティング、インスタレーションなどを展示するとともに、アーティストのチームが訪れるゲストと交流を持つオープンスタジオとしても機能します。 ギャラリーではパフォーマンス、ワークショップ、シンポジウムなどのイベントが行われ、外濠周辺での散策やストリートアクションも行われます。 特に外濠地域の水辺景観に関するストーリー、知識、興味をお持ちの方、また東京に限らず国際的な視点や宇宙規模の視点をお持ちの方も含めて、皆様のご参加をお待ちしております。

スケジュール

プログラム