薄久保香:“She is.” すぐ傍にみつけたあなたの分身
エリア
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大丸有エリア
大丸有エリア(大手町・丸の内・有楽町)
概要
写真、CG、油彩と3つの制作行程を経る独自の手法で、「意識だけでコントロール出来ない世界」を描き出きだそうとする画家・薄久保香。大丸有のプロジェクトでは、この街に実在する数名の女性たちを取材し、その人物の内省的世界を描くという、新たなアプローチを試みます。薄久保と女性たちの共同制作ともいえるこのシリーズは、複写とデジタル加工を経て「壁画」(シールプリント)として街に掲げられます。それは、大丸有で働くある匿名個人の物語ですが、薄久保は「パーソナルな視点から大きな世界を描き出したい」と語ります。壁画は大丸有エリアの数カ所に設置し、道ゆく人々にその意味を考えさせ、あれこれと想像を楽しませます。
※本リンケージは「大丸有アートアクション」のひとつとして実施されます。
「大丸有アートアクション」について
「大丸有(だいまるゆう:大手町・丸の内・有楽町地区の通称)エリア」は、明治時代から日本経済を先導してきたビジネスセンターであるとともに、近代日本の黎明期にわが国で最初の劇場が建設されるなど、100年前からワークライフと文化芸術が共にあるまちづくりを実現してきた歴史を持っています。
120haに及ぶ大丸有エリアには多様なプレーヤーやアクションが「面」で集積しており、数々のアートプロジェクトがエリア全域で展開されています。こうしたアートと企業のリンケージから生まれたエリア活動をまとめて、「大丸有アートアクション」と名付けました。大丸有エリアを拠点とする先進企業のネットワークが、「その先の100年」を見据えて、クリエイションから新たなイノベーションを起こそうとしています。
大丸有エリアにおいて実施するリンケージは、そのアクションの実現に向けて以下のメンバーとの協働を予定しています。
NPO法人 大丸有エリアマネジメント協会(Ligare)、一般社団法人 大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会、大丸有SDGs ACT5実行委員会、三菱地所株式会社、大丸有エリアの企業・店舗・起業家・ワーカー、社会問題に取り組むアーティストコレクティブやデザイナー、多文化共生や地域づくりに関わる大学や団体等
9月23日(土)〜11月5日(日) | 秋会期:壁画作品公開 |
アーティスト/メンバー