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展示

鈴木真梧:たち「止まれ」intoart_act01

EXHIBITIONS

鈴木真梧:たち「止まれ」intoart_act01

開催前
種別

インスタレーション

会場

日本橋・馬喰町エリア

エトワール海渡リビング館

千代田区東神田1-15-15

日程

2025年10月17日(金) - 12月14日(日)

11:30–18:00(金のみ19:00まで)
月火休

鈴木真梧は、「マス」と「ミニ」双方の視点から、社会と個人の関わりについて問いを提示するアーティストです。例えば東京ビエンナー2020/2021で取り組んだ「スイート・デモクラシー」(2020年)では、子供たちが主体的に社会を育てていくシミュレーションの場をつくる[1/2選挙権]プロジェクトを実施。同時に、国会議事堂を思わせる角砂糖製の模型を小さなアリたちが食べていく作品「蟻事堂」を展示しました。

 

鈴木は今回、私たちが街を歩く際によく出合う路面標示「止まれ」に注目します。彼はそのシンプルなメッセージが日々、誰かに何かを訴えかけているようにも感じると言います。

 

それは、週末だけが楽しみな社畜生活への警告なのか?
または、期待はずれでも信じ続けてきた政府への不信感なのか?
横並びを学び、いざ社会へ出ると個性的であれという教育に対してなのか?
広がる地域や貧困の格差、または止まらぬ少子化に対してなのか?

 

さらに鈴木は、そんな毎日を癒すことができるものの一つがアートかもしれないとしつつ、「でも日常を変えてくれるのは、私たち自身が変わろうとする視点です」と語ります。そしてこの路面標示を前に、深呼吸をして街からのささやかなメッセージに耳を傾けることを考えました。それは、今一度たち止まって思慮深く世界を眺めたうえで、一歩前へ進むことの重要性を教えてくれるかもしれません。会場では以下の方針による展示が行われます。

 

  • 「止まれ」を愛で、記録する。
  • ささやかな「止まれ」のメッセージを真摯に受け止める。
  • ささいな「止まれ」の違いに気づき鑑賞する。

アーティスト

マップ

JR総武線「馬喰町駅」4番出口より徒歩2分
都営新宿線「馬喰横山駅」A1出口より徒歩6分

  • エトワール海渡 商品部ビルとは別建物です。ご注意ください。

参考図版:《スイート・デモクラシー》2021年
参考図版:《スイート・デモクラシー》2021年
参考図版:《Budget for peace》2020年
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鈴木真梧

マスとミニの視点で社会と個人の関わりを提示する作品などを制作。「秋葉原TV」などを企画したコマンドNの初期メンバーとして、2008年まで、企画、運営、デザインなどに携わる。東京ビエンナーレ2020/2021でのSOCIAL DIVEプロジェクトにおける「スイート・デモクラシー」では、角砂糖で作った国会議事堂をアリに食べさせる作品を「1/2選挙権」のWSと共に展示。主な参加グループ展に「アーリー90’s トーキョーアートスクアッド」(アーツ千代田3331、2020年)、「Neo Tokyo」(シドニー現代美術館、2001年)などがある。

日本橋・馬喰町エリア

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