パブローブ:100年分の服|服の寄贈を募集します
募集期間:2023年4月1日 - 2023年8月31日
東京ビエンナーレ2023のリンケージのひとつ「パブローブ:100年分の服」ではプロジェクトへの服の寄贈を募集します。
「パブリックなワードローブ」を意味するパブローブは、服の図書館のような、だれでも利用できる公共のワードローブを作り出すプロジェクトとして、日本各地でアーティスト西尾美也が展開してきた試みです。東京ビエンナーレ2023では、関東大震災から100年の間に人々に着られた服を募集してワードローブを構成します。会場となる海老原商店(神田)は同震災後の復興期に建てられた看板建築で、古着、既製服、反物と装いにまつわる商品を扱ってきました。
今回はこの場所を拠点に、地域に開かれた装いの公共空間/コミュニティ・ミュージアムを作り出します。夏会期に服の募集など準備を進め、秋会期には服の貸出、服のレプリカ制作、イベントなど様々な活動を行うことで、人々が生きてきた100年分の時間/生活文化をこれからの東京次へとつなげていきます。
建物外観:海老原商店(西尾美也「着がえる家」プロジェクト、東京ビエンナーレ2020/2021、2021年、ゆかい撮影)、室内風景:西尾美也「着がえる家」プロジェクト(同)、モノクロ集合写真:1950年代の家族写真(海老原商店2階にて撮影、海老原義也提供)、インスタレーション写真:西尾美也 + 403architecture [dajiba]《Pubrobe》(「あいちトリエンナーレ2016」、愛知県美術館、2016年、Yoshihiro Kikuyama撮影)
100着程
(1) 下記ア~オに当てはまる服を募集します。
ア. 例えば図書館に本を寄贈するように、誰かに紹介したいと思えるような服
イ. この100年の間(1923年~2023年)に人々に着られた服
ウ. 関東大震災の被災エリアで、着られていた服
エ. 東京ビエンナーレ2023の来場者に着てもらいたい服
オ. この100年を象徴するような服
(例えば、大切にしまわれた着物、国民服、もんぺ、自分で仕立てた洋服、職人の仕事着、祭りの法被、晴れ着、老舗の売れ残り、各時代を生きた若者の日常着、コスプレイヤーの服など)
(2) 募集する服の条件は下記となります。
ア. 靴や鞄、ベルト、アクセサリーなどの服飾品は除く。
イ. 無償寄贈いただけること。
(ただし希少な服など返却が必須という場合、レプリカ制作・展示の後に返却いたします)
ウ. 受付場所にご自身でお持ち込みいただけるもの。またはご郵送いただけるもの。
(服にまつわる簡単なエピソードを書いて/教えていただきます。詳細後述)
直接のお持ち込み
千代田区社会福祉協議会のご協力のもと、以下にて受け付けています。
千代田区社会福祉協議会 アキバ分室
〒101-0021 東京都千代田区外神田1-1-13 万世橋出張所・区民館6階 (地図)
受付日時:月〜金曜日(祝日除く) 9:00–17:00
施設案内:https://www.chiyoda-cosw.jp/facility/akiba
郵送でのご寄付
【送料元払い】での受取とさせていただきます。
まずは後述のお問い合わせ先までご連絡ください。ご送付先等をご案内します。
※上記のお持ち込み場所とは異なる宛先へのご送付をお願いする可能性があり、必ず事前のご連絡をお願いします。この手順が守られない場合、ご寄贈を受け付けられない場合があります。
1着につき1件の情報登録をお願いしています (難しい場合はその旨を自由記載の欄にご連絡ください)。
今回募集する衣服は無償でのご寄贈を前提としていますが、希少な服など返却が必須という場合、レプリカ制作・展示の後に返却いたします。衣服のご提供に際して返却希望情報をご登録ください。
2023年3月 | 説明会実施(会場:海老原商店およびオンライン) |
4月 | 服の収集を開始 |
6月〜9月 | レプリカ制作(トークイベントやワークショップも実施) |
10月 | パブロープ運営(トークイベントやワークショップも実施) |
11月 | 服の返却期間 |
本件に関するお問い合わせは以下宛にお願いいたします。
東京ビエンナーレ事務局内 「パブローブ:100年分の服」プロジェクト
kigaeruie5@gmail.com