西尾美也ほか:パブローブ:100年分の服
エリア
K
神田・湯島エリア
海老原商店(神田須田町)
概要
パブローブとは「パブリック」と「ワードローブ」を組み合わせた造語で、 服の図書館のような、誰もが利用できる公共のワードローブを作り出すプロジェクトです。アーティストの西尾美也がナイロビのマーケットから着想を得て始まったこの試みを、今回は関東大震災後の復興期に建てられた神田の看板建築・海老原商店を拠点に展開します。かつて、古着、既製服、反物など、装いにまつわる商品が扱われてきたこの場所を拠点に、衣類の提供を広く呼びかけます。震災から現在まで100年の間に着られた服を皆様から募集してパブローブを構成し、人々が生きてきた100年分の時間/生活文化をこれからの東京へとつなげていきます。
服の図書館のような、だれもが利用できるパブリックなワードローブ「パブローブ:100年分の服」を、海老原商店に出現させます。地域に開かれた装いの公共空間/コミュニティ・ミュージアムとして、服の貸出、服のレプリカ制作、イベントなどさまざまな活動を行います。
西尾美也「着がえる家」プロジェクト(2021)より
「東京ビエンナーレ2020/2021」、海老原商店 撮影:ゆかい
1950年代の家族写真、海老原商店2階にて撮影 提供:海老原義也
2023年3月 | 説明会実施(会場:海老原商店およびオンライン) |
4月 | 服の収集を開始 |
6月〜9月 | レプリカ制作(トークイベントやワークショップも実施) |
10月 | パブロープ運営(トークイベントやワークショップも実施) |
11月 | 服の返却期間 |
アーティスト/メンバー
西尾美也(アーティスト)、海老原義也(海老原商店オーナー)、岩間香、宍戸遊美(プロジェクトコーディネーター)、谷川潤。ほか、これまで海老原商店を利用し関係を築いてきた人たち、神田須田町の地域の人たち、地域にいる職人(染め物など)、ファッションや着物の専門家・学生、過去より引き継がれた衣類を持っている人たち、コスプレ衣装を作る人たち、新たに地域に住み始めた人たち。
関連イベント
開催終了
2023.8.5
海老原商店
K04+
パブローブ:100年分の服|レクチャーシリーズ① 小形道正「100年分の服」開催終了
2023.8.8
海老原商店
K04+
パブローブ:100年分の服|レクチャーシリーズ② 吉見俊哉「100年分の家族」開催終了
2023.8.23
ものづくり館 by YKK
K04+
パブローブ:100年分の服|レクチャーシリーズ③ 小池一子「100年分の感受性」開催終了
ワークショップ
2023.8.27
ものづくり館 by YKK
K04+
パブローブ:100年分の服 | 特別ワークショップ 「ファスナーの人」(YKKコラボレーション企画 )開催終了
展示
その他
2023.9.23 - 11.5
海老原商店
K04
西尾美也ほか:パブローブ 100年分の服開催終了
トーク
2023.11.3
海老原商店
K04+
パブローブ:100年分の服|レクチャーシリーズ④ 山崎明子「100年分の手芸」