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パブローブ:100年分の服

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パブローブ:100年分の服

西尾美也 + 403architecture [dajiba]《Pubrobe》2016年 「あいちトリエンナーレ2016」展示風景、愛知県美術館 撮影:Yoshihiro Kikuyama

概要

パブローブとは「パブリック」と「ワードローブ」を組み合わせた造語で、 服の図書館のような、誰もが利用できる公共のワードローブを作り出すプロジェクトです。アーティストの西尾美也がナイロビのマーケットから着想を得て始まったこの試みを、今回は関東大震災後の復興期に建てられた神田の看板建築・海老原商店を拠点に展開します。かつて、古着、既製服、反物など、装いにまつわる商品が扱われてきたこの場所を拠点に、衣類の提供を広く呼びかけます。震災から現在まで100年の間に着られた服を皆様から募集してパブローブを構成し、人々が生きてきた100年分の時間/生活文化をこれからの東京へとつなげていきます。

 

おもな活動

服の図書館のような、だれもが利用できるパブリックなワードローブ「パブローブ:100年分の服」を、海老原商店に出現させます。地域に開かれた装いの公共空間/コミュニティ・ミュージアムとして、服の貸出、服のレプリカ制作、イベントなどさまざまな活動を行います。

 

西尾美也「着がえる家」プロジェクト(2021)より
「東京ビエンナーレ2020/2021」、海老原商店 撮影:ゆかい

 

1950年代の家族写真、海老原商店2階にて撮影 提供:海老原義也

 

スケジュール

2023年3月説明会実施(会場:海老原商店およびオンライン)
4月服の収集を開始
6月〜9月レプリカ制作(トークイベントやワークショップも実施)
10月パブロープ運営(トークイベントやワークショップも実施)
11月服の返却期間

 

関連情報

ウェブサイト・SNS

Instagram      

アーティスト/メンバー

西尾美也(アーティスト)、海老原義也(海老原商店オーナー)、岩間香、宍戸遊美(プロジェクトコーディネーター)、谷川潤。ほか、これまで海老原商店を利用し関係を築いてきた人たち、神田須田町の地域の人たち、地域にいる職人(染め物など)、ファッションや着物の専門家・学生、過去より引き継がれた衣類を持っている人たち、コスプレ衣装を作る人たち、新たに地域に住み始めた人たち。

関連イベント

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