開催終了
K
神田・湯島エリア
ものづくり館 by YKK
東京都千代田区神田和泉町1-1
2023年8月23日
18:30–20:00
料金
一般1,000円、学生500円
※事前申込制(詳細は本文参照)
パブローブとは「パブリック」と「ワードローブ」を組み合わせた造語で、 服の図書館のような、誰もが利用できる公共のワードローブを作り出すプロジェクトです。アーティストの西尾美也がナイロビのマーケットから着想を得て始まったこの試みを、今回は関東大震災後の復興期に建てられた神田の看板建築・海老原商店を拠点に展開します。かつて、古着、既製服、反物など、装いにまつわる商品が扱われてきたこの場所を拠点に、衣類の提供を広く呼びかけます。震災から現在まで100年の間に着られた服を皆様から募集してパブローブを構成し、人々が生きてきた100年分の時間/生活文化をこれからの東京へとつなげます。
このプロジェクトの一環で開催するレクチャーシリーズ第3弾は「100年分の感性」。講師にはクリエイティブ・ディレクターの小池和子(東京ビエンナーレ2023 プロジェクトディレクター)を迎え、アーティストの西尾美也(「パブローブ:100年分の服」プロジェクトディレクター)との対談形式でお届けします。関東大震災発災の1923年から100年目を迎える2023年。それぞれの時代に生きる人々の感受性が、いかにして暮らしを豊かにし、文化に結実してきたのか。クリエイティブ・ディレクターとして第一線を走り続けてきた小池が、西尾と共に深掘りしていきます。人々にとって暮らしも経済も多彩な変化に富んだ時代の装いをキーワードに、100年分の感受性を感じるレクチャーにぜひご参加ください。
主催:一般社団法人東京ビエンナーレ
共催:着がえる家実行委員会
協賛:YKK株式会社
協力:社会福祉法人 千代田区社会福祉協議会
小池一子(こいけ・かずこ)
クリエイティブ・ディレクター、東京ビエンナーレ2023 プロジェクトディレクター。東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業。1980年の「無印良品」創業に携わり、以来アドバイザリーボードを務める。ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館「少女都市」(2000)、「田中一光とデザインの前後左右」(21_21 DESIGN SIGHT、東京、2012)ほか、多数の展覧会の企画・ディレクションを手がける。1983年に佐賀町エキジビット・スペースを創設・主宰し、多くの現代美術家を国内外に紹介(〜2000)。2022年には初の個展となる「オルタナティブ! 小池一子展 アートとデザインのやわらかな運動」を3331 Arts Chiyodaにて開催した。主な著書に『美術/中間子 小池一子の現場』(平凡社、2020)、訳書に『アイリーン・グレイ——建築家・デザイナー』(みすず書房、2017)などがある。武蔵野美術大学名誉教授。文化功労者。
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