JA
EN
TOP

展示

チュオン・クエ・チー/グエン・フォン・リン:BREATHE

EXHIBITIONS

チュオン・クエ・チー/グエン・フォン・リン:BREATHE

開催予定
種別

展示

会場

日本橋・馬喰町エリア

エトワール海渡リビング館

千代田区東神田1-15-15

[マップ]

日程

2025年10月17日(金) - 12月14日(日)

11:30–18:00(金のみ19:00まで)
月火休

料金

要チケット(詳細

参考図版:《Sourceless Waters: White. Shadows》2024年
アジアン・アート・ビエンナーレ2024(国立台湾美術館) Courtesy the artists

ハノイを拠点に活動するチュオン・クエ・チーとグエン・フォン・リンは、2021年より共同制作を開始しました。チーは日常の風景や素材に宿るリズムや比率、空間性を繊細に読み解く作品を展開し、リンは映像や彫刻、インスタレーションを通して時間、身体、記憶の層を探ります。

 

今回は、アジア・アート・ビエンナーレ2024での《Sourceless Waters: White. Shadows.》、釜山ビエンナーレ2024での《Sourceless Waters: The Whip & The Knife》に続く、彼女たちの継続的な共同制作の一環としての作品を展示予定です(詳細近日公開)。

アーティスト

マップ

参考図版:《Sourceless Waters: White. Shadows》2024年 アジアン・アート・ビエンナーレ2024(台中)での展示風景 Image courtesy of the National Taiwan Museum of Fine Arts.
参考図版:《Sourceless Waters: Whip & Knife》2024年 釜山ビエンナーレ2024での展示風景 Image courtesy of Busan Biennale Organizing Committee
参考図版:《A Mangrove apple tree》(ニャー・サン・コレクティブの「Bến project」)2022年 ドクメンタ15(カッセル)での展示風景、Stadtmuseum、2020年 Image courtesy of the artists
助成:独立行政法人国際交流基金
← →

撮影:Dat Vu & Jay Santiphap

チュオン・クエ・チー & グエン・フォン・リン

グエン・フオン・リン(1985年生)とチュオン・クエ・チー(1987年生)は、長年にわたり友情と協働を重ねてきたアーティスト。それぞれが異なる実践を通じて、現代における身体性、記憶、そして時間への問いを深めている。

フオン・リンの作品は、フォルムと時間の関係性を静謐に探求し、近年は身体の動作や痕跡を想起させる表現を通して、身体の持つ持続性や回復力への詩的なアプローチを展開している。一方、クエ・チーは、社会的・歴史的・個人的なレイヤーが交錯する中で、日常のスペクタクルやその中に潜む矛盾や謎に光を当てる映像・インスタレーション作品を発表してきた。

両者は2021年に、人生の同期するリズムに呼応するかたちで協働制作を始動。作品同士は対置され、重力や高さ、儚さといった身体的感覚を通じて空間に詩的な緊張をもたらし、観る者の感覚を揺さぶる。彼女たちの関心には、世代を超えて引き継がれる喪失の記憶や、さまざまな社会的文脈における女性の身体の物質性とイメージが含まれている。近年は、2024年の釜山ビエンナーレおよびアジア・アート・ビエンナーレで作品を発表。また2013年から、ハノイを拠点とするアーティスト主導のスペース「Nhà Sàn Collective(ニャー・サン・コレクティブ)」のキュレーション・ボード・メンバーとしても活動している。

助成:独立行政法人国際交流基金