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イベント

想像の東京ガイド:都市を書き換えるワークショップ

EVENTS

想像の東京ガイド:都市を書き換えるワークショップ

開催予定
種別

ワークショップ

散歩

会場

日本橋・馬喰町エリア

エトワール海渡リビング館

千代田区東神田1-15-15

日程

2025年10月25日(土)

13:00–16:00

料金

2,000円

その他

定員 : 10名

参加アーティストのカミラ・スヴェンソンが企画するワークショップです。

 

古い東京の旅行ガイドを手がかりに、都市の変容という概念を探求するワークショップ。ガイドブックを出発点として、観光にまつわる物語がどのように都市の認識を形作り、想像の空間を生み出すのかを考察します。

当日は、1961年の「東京パレスホテル」開業に合わせて発行されたガイドブックから文章を読み、ディスカッションを行います。その後、それらの文章を参考にしながら、地域の文脈に再解釈する「感覚的マップ」を作成します。そして、ガイドに触発された指示に従いながら街を歩く「パフォーマティブ・ウォーク」を行い、写真・映像・音・収集物などで旅の記録を採集します。

散歩後、各参加者はテキスト・画像・収集物を組み合わせた「ガイドページ」を制作していきます。フィクション・記憶・観察が融合させながら、過去のビジョンを現在の都市体験へと詩的に翻訳し、共同制作のハイブリッドなガイドとしてまとめていきます。

 

スケジュール

13:00–13:40 イントロダクション&ワークショップ①「ガイドの朗読と詩的マッピング」
13:40–15:10 パフォーマティブ・ウォーク
15:10–16:00 ワークショップ ②「感覚の翻訳と組み立て」

 

留意事項

  • 16歳以上の方におすすめします。
  • このイベントは英語のみで実施されます

アーティスト

マップ

JR総武線「馬喰町駅」4番出口より徒歩2分
都営新宿線「馬喰横山駅」A1出口より徒歩6分

  • エトワール海渡 商品部ビルとは別建物です。ご注意ください。

関連展示

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  • インスタレーション

カミラ・スヴェンソン:東京パレスホテルプロジェクト

カミラ・スヴェンソンは、ブラジル・サンパウロを拠点に活動するクィアのインターディシプリナリー・アーティスト、写真家です。   このプロジェクトは、スヴェンソンがブラジルの古本屋で偶然見つけた、東京の観光ガイドブックを起点に展開します。その本は1961年に建設された千代田区の「パレスホテル」開館時に編集されたものでした。このプロジェクトでは同書が、時を経て都市の歴史的・建築的・情緒的変容を探る出発点となります。   アーティストは東京に訪れ、ガイドブックを参考に、現存する場所、変化した場所、または完全に消えてしまった場所を探訪します。そして写真、映像、文章、オブジェの収集を組み合わせ、当時のガイドに記された行程を通じてこの都市を再構築・再想像していきます。これらの散歩は、記録であると同時にパフォーマンスでもあり、東京の物理的・文化的変化をなぞる行為となります。   展示では、プロジェクトの制作プロセスをインスタレーション形式で展示予定です。スヴェンソンはリサーチと解釈を織り交ぜ、アーカイブと現実を交錯させながら、記憶と変化、観光と生活体験、そして折り重なる個人史と集合的記憶の緊張関係を探ります。本プロジェクトは、ふたつの都市と、ふたつの時間軸の間に成立する対話となるでしょう。   関連イベント「想像の東京ガイド:都市を書き換えるワークショップ」も開催します。   特別協力:株式会社エトワール海渡 *カミラ・スヴェンソンは海外アーティスト公募プロジェクト「SOCIAL DIVE」参加作家です。
【開催予定】2025.10.17 - 12.14 / エトワール海渡リビング館

参考図版:《SLOW RIVER》2024年、写真、サイズ可変
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カミラ・スヴェンソン

ブラジル・サンパウロを拠点に活動するクィアのインターディシプリナリー・アーティスト、写真家。人間、記憶、場所の相互作用をテーマに、時間とともに変容する関係性を探求する。参加型の制作手法を取り入れ、創作過程に他者を巻き込みながら、カメラを通じて生まれる出会いやその変容に着目する。物や物語、出来事、幽霊、イメージなどを収集し、それらと共に暮らしながら、年月を経て変化し混ざり合っていく様子に関心を持ち、新たな表現の可能性を模索する。

日本橋・馬喰町エリア

エトワール海渡リビング館