BIENNALE
2025

- インスタレーション
- 映像
ナラカ・ウィジェワルダネ:偶発の足跡 — 東京の「想像を絶するもの」マッピング
EVENTS
ワークショップ
散歩
会場
日本橋・馬喰町エリア
エトワール海渡リビング館
千代田区東神田1-15-15
日程
18:00–20:30
無料
事前申込制(定員10名)
参加アーティストのナルカ・ウィジェワルダネが企画するワークショップです。
ウィジェワルダネは、哲学者のカンタン・メイヤスーによる「ハイパー・カオス」の概念に着想を得て、東京の街を彷徨いながら、想像を絶する存在をカメラに捉えてきました。
本ワークショップでは、参加者とともに街を漂いながら、偶然性・不在・非人間的存在によって形作られる「思索の空間」を感じ取るサイレントウォークを行います。日常の空間、音、物を、人間中心性を超えた独立した存在として再認識し、街そのものが身体に働きかける微細な振る舞いを体験する、「デリーヴ (dérive)/彷徨い」の感覚を共有します。
日常に潜む微かな不確かさに注意深く向き合いながら、東京という都市を新しい視点で知覚する貴重な機会です。普段見過ごしてしまう都市の声や痕跡に耳を澄ませ、身体を通して都市を感じる体験に、ぜひご参加ください。
ワークショップの流れ
留意事項
マップ
JR総武線「馬喰町駅」4番出口より徒歩2分
都営新宿線「馬喰横山駅」A1出口より徒歩6分
撮影:Anuruddhika Padukkage
スリランカ出身の映像作家、ヴィジュアル・アーティスト、研究者。ポストコロニアルな記憶、表象、そして映像の感覚的な力をテーマに作品を制作している。コロンボ大学で講師を務めるとともに、博士研究員としても活動し、特に植民地時代の民族誌映像に関する研究を実践へと展開している。
詩的かつ実験的なアプローチを特徴とする彼の作品は、アーカイブ映像、音の風景、非線形のナラティブを組み合わせることで、継承されたまなざしに問いを投げかけ、見えざる歴史を呼び起こす。南アジア的、仏教的な文脈に根ざしながら、映像やインスタレーションを通じて、文化的アイデンティティがいかに構築され、媒介されるのかを探求し、記憶や歴史の新たな捉え方を提示している。
日本橋・馬喰町エリア
エトワール海渡リビング館