東京のための処方
エリア
D
大丸有エリア
Y
谷中・鶯谷・上野・御徒町エリア
H
東日本橋・馬喰町エリア
都内各所(参加アーティストごとに異なる)
概要
「東京のための処方」は、それぞれのテーマとの取り組みを深めているアーティストたちが、作品を通じて自身の世界観に基づいた東京への視点、またはフレーミングを提示していく試みです。展示は都内各会場に分散して行われ、現在の世界に横たわる様々な分断をくぐり抜け、社会が回復するための文化的処方となるような、東京のためのひとつながりのプロジェクトとして実施します。
写真・映像作品を制作する黑田菜月は、日常の隣接する危機に目を向け、「動物園の避難訓練」を通して、いつか出会うその時に向けて注意を促します。家や壁を用いて「わかりあえなさ」の体験を創り出す中島伽耶子は、初期フェミニズムの代表的文学作品とされる『黄色い壁紙』をモチーフに、配慮すること、壁を越えようとすることの実践的作品を制作します。ワンタニー・シリパッタナーナンタクーン(タイ)は、映像、パフォーマンス、サウンドスケープなど多様なやり方で社会問題を静かに浮かび上がらせます。今回はとヨシダ・ケンジと協働し、東京のためのパフォーマンスと制作を行う予定です。ノア・ラティフ・ランプ(スリナム / オランダ)は、仏教の壮大な世界観を語る「恒河沙(ガンジス河の砂)」を用いた作品を東叡山 寛永寺で発表します。壁画をたびたび手がけてきたシャーロット・デ・コック(ベルギー)は、今回オフィスビルの外壁にメッセージ性の高い壁画を描きます。自身がダンサー、振付師でもあるマイリン・レ(アメリカ)は、東京をリサーチした後にオリジナルのダンスを披露する予定です。
2023年4月〜6月 | 参加作家とキュレーターが対話を重ねてコンセプトを共有し、出展作を決定 |
6月〜8月 | 各作家による作品プロジェクトがそれぞれの住む土地で制作・展開される |
8月下旬〜9月 | 作家が来日、パフォーマンス、イベント等を交えつつ、東京にて作品の追加制作と設置 |
9月下旬 | 秋会期:展示公開期間 |
アーティスト/メンバー
キュレーター:西原珉
アーティスト:マイリン・レ、ノア・ラティフ・ランプ、ワンタニー・シリパッタナーナンタクーン + ヨシダ・ケンジ、シャーロット・デ・コック、黑田菜月、中島伽耶子
シャーロット・デ・コック
Charlotte de Cock
黑田菜月
Natsuki Kuroda
ノア・ラティフ・ランプ
Noah Latif Lamp
マイリン・レ
My-Linh Le
中島伽耶子
Kayako Nakashima
西原 珉
Min Nishihara
ワンタニー・シリパッタナーナンタクーン
Wantanee Siripattananuntakul
ヨシダ・ケンジ
Qenji Yoshida
関連イベント
開催終了
展示
公開制作
2023.9.18 - 11.5
大手町ファーストスクエア(南側壁面)
D03
東京のための処方|シャーロット・デ・コック:HYPERNOVA開催終了
2023.9.23 - 11.5
エトワール海渡リビング館
H13
東京のための処方|ワンタニー・シリパッタナーナンタクーン + ヨシダ・ケンジ開催終了
展示
2023.9.23 - 11.5
エトワール海渡リビング館
H14
東京のための処方|黑田菜月:動物園の避難訓練開催終了
展示
2023.9.23 - 11.5
エトワール海渡リビング館
H15
東京のための処方|中島伽耶子:Yellow walls開催終了
展示
2023.9.30 - 11.5
東叡山 寛永寺
Y05
[東京のための処方]ノア・ラティフ・ランプ:フォーエバー・ナウ開催終了
パフォーマンス
その他
2023.10.8
東京ドームシティ(東京ドーム横)
H12+
東京のための処方|マイリン・レ:サイファー(イベント)開催終了
展示
2023.10.11 - 11.5
エトワール海渡リビング館
H12
東京のための処方|マイリン・レ:サイファー(展示)開催終了
展示
パフォーマンス
2023.10.15 - 11.5
東叡山 寛永寺
Y06
[東京のための処方]マイリン・レ:サイファー開催終了
ツアー
2023.10.20
丸の内テラス広場
DX02
三菱一号館美術館「都市と美術館」番外編ツアー:東京ビエンナーレ2023「大丸有アートアクション」を巡る(案内人:野口玲一)開催終了
ツアー
2023.11.5
東叡山 寛永寺
YX03
東京ビエンナーレ2023 総合ディレクター + 東叡山 寛永寺執事と巡る寛永寺ツアー (案内人:中村政人+石川亮岳)