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東京のための処方

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東京のための処方

ワンタニー・シリパッタナーナンタクーン《誰もが……、》2017年、「ボイス(ヨウム)アートプロジェクト」より

エリア

D

大丸有エリア

Y

谷中・鶯谷・上野・御徒町エリア

H

東日本橋・馬喰町エリア

都内各所(参加アーティストごとに異なる)

概要

「東京のための処方」は、それぞれのテーマとの取り組みを深めているアーティストたちが、作品を通じて自身の世界観に基づいた東京への視点、またはフレーミングを提示していく試みです。展示は都内各会場に分散して行われ、現在の世界に横たわる様々な分断をくぐり抜け、社会が回復するための文化的処方となるような、東京のためのひとつながりのプロジェクトとして実施します。


写真・映像作品を制作する黑田菜月は、日常の隣接する危機に目を向け、「動物園の避難訓練」を通して、いつか出会うその時に向けて注意を促します。家や壁を用いて「わかりあえなさ」の体験を創り出す中島伽耶子は、初期フェミニズムの代表的文学作品とされる『黄色い壁紙』をモチーフに、配慮すること、壁を越えようとすることの実践的作品を制作します。ワンタニー・シリパッタナーナンタクーン(タイ)は、映像、パフォーマンス、サウンドスケープなど多様なやり方で社会問題を静かに浮かび上がらせます。今回はとヨシダ・ケンジと協働し、東京のためのパフォーマンスと制作を行う予定です。ノア・ラティフ・ランプ(スリナム / オランダ)は、仏教の壮大な世界観を語る「恒河沙(ガンジス河の砂)」を用いた作品を東叡山 寛永寺で発表します。壁画をたびたび手がけてきたシャーロット・デ・コック(ベルギー)は、今回オフィスビルの外壁にメッセージ性の高い壁画を描きます。自身がダンサー、振付師でもあるマイリン・レ(アメリカ)は、東京をリサーチした後にオリジナルのダンスを披露する予定です。

 

スケジュール

2023年4月〜6月参加作家とキュレーターが対話を重ねてコンセプトを共有し、出展作を決定
6月〜8月各作家による作品プロジェクトがそれぞれの住む土地で制作・展開される
8月下旬〜9月作家が来日、パフォーマンス、イベント等を交えつつ、東京にて作品の追加制作と設置
9月下旬

秋会期:展示公開期間

アーティスト/メンバー

キュレーター:西原珉

アーティスト:マイリン・レ、ノア・ラティフ・ランプ、ワンタニー・シリパッタナーナンタクーン + ヨシダ・ケンジ、シャーロット・デ・コック、黑田菜月、中島伽耶子

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