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セントラルイースト東京 2023/OPEN START

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セントラルイースト東京 2023/OPEN START

宇治野宗輝《dormbeat》2023年、インスタレーション 撮影:ただ(ゆかい)

エリア

H

東日本橋・馬喰町エリア

中央区日本橋横山町、馬喰町、東日本橋、千代田区東神田

概要

2003〜2010年に、空洞化していた東京の東エリアで行われていたアート・デザイン・建築の複合イベント「Central East Tokyo」(CET)。この取り組みが実践した、場所性を活かす発想やインデペンデントなゲリラ精神を受け継ぎ、2010年代をまたいで開発が進んだ同エリアに囲まれた現在の横山町周辺において、その方法論をあらためて検証する試みです。

 

ステートメント

日本橋の問屋街、わたしたちは横山町、馬喰町、東日本橋を含む特徴的な三角形の街区界隈を「さんかく問屋街」と親しみを込めて呼びはじめた。

「問屋街」という江戸時代から続くプロ向け商品を扱うビジネスの街。街には問屋のペンシルビルがギッシリと立て込み、東京都心部にしてはスモールスケール。2003年頃からこのエリアを中心に「Central East Tokyo / セントラルイースト・トーキョー(通称CET)」が開催されていた。「アート・デザイン・建築の複合イベント」「合法的占拠」などさまざまな言葉を用いて形容されながらクリエイティブ業界の各所に語り継がれているムーブメントのひとつだ。2010年「CET10 OPEN END」と題した活動を最後にプロジェクトは一旦終了するが、CETは様々な現在の活動やチーム、プロジェクトが生まれる源泉となった。

20年が経過し、街には住民が増加し、新しい事業者が増え、問屋という業種も大きな変化の時期を迎えている。ビルに入っていくと、小さい空間から大きな空間まで使われていなさそうな空間がチラホラと目に入る。 かつてそうだったように、この街の余白に価値を見出すクリエイターと問屋の旦那衆が集い、目線を合わせることで、いま改めて見えてくる景色とは何なのか?

使われていない空間や時間を発掘し、さまざまな事情は一旦脇において、自由な発想と行動ができる時間をつくってみたい。お金があってもなくても、センスがあってもなくても、スキルがあってもなくても、フラットにみんなで眺められるような特別な時間。

2023年のCETでは「OPEN START」というテーマで都市の中の「些細な」空間を存分に開く時間を作ることで、経済合理性最優先で形作られる都市とは違う未来を描けるのではないか。まさに、デザイン、アート、建築、なんでもござれ!とかつてCETが標榜したようにだ。

さぁ、さんかく問屋街を発掘しよう。

Central East Tokyo 2023 実行委員会

ウェブサイト・SNS

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アーティスト/メンバー

Central East Tokyo 2023 実行委員会

実行委員長:鳥山貴弘(日東タオル)

池田史子(gift_)、岩本唯史(水辺総研)、勝亦優祐(勝亦丸山建築計画)、唐品知浩(パッチワークス)、後藤寿和(gift_)、佐藤直樹(TDB-CE/CET04-10 プロデューサー)、シミズヨシユキ(TDB-CE/CET04-10 事務局長)、竹内昌義(みかんぐみ)、武田悠太(LOGS)、馬場正尊(OPEN A)、早川謹之助(エトワール海渡)、原田マハ(小説家)、古田裕(FULL_DESIGN)

協力

UR都市機構

参加アーティスト/メンバー

池田晶紀、池田光宏、委細昌嗣+渦波大祐、石川由佳子+金岡大輝、岩本 唯史、宇治野宗輝、小川敦生、カガリユウスケ、勝亦優祐、金井聡一郎、唐品知浩、gift_(後藤寿和・池田史子)、グランドレベル(田中元子+大西正紀)、佐藤直樹、四方謙一、シミズヨシユキ、白山竜大、鈴木英倫子(すずえり)、竹内昌義、ただ、津田貴司、津村耕佑、TMPR(岩沢兄弟+堀川淳⼀郎+美⼭有+中⽥⼀会)、野老朝雄+小林泰聡、冨川浩史+日山豪+AISO、鳥山貴弘、中島晴矢、馬場正尊、原田マハ、松本一哉、栁澤貴彦ほか

 

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