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RRR OFFICE サブレントプログラム① スレッケ・ワールド
EXHIBITIONS
インスタレーション
パフォーマンス
会場
神田・秋葉原エリア
海老原商店
千代田区神田須田町2-13-5
日程
11:30–16:30 月火水休
*10月26日(日)はパフォーマンスイベントのため終日一般公開はなし
*11月3日(月・祝)と24日(月・振替休日)は開場
無料
参考図版:シャフルザード・マレキアン、イーダ・ウヴァース《STIM》2023年 撮影:Jan Khur
テントハウス・アートコレクティブは、オスロを拠点に2009年から活動するアーティスト集団です。コミュニティとの関わり、共同性、包摂性を焦点に、プロセス重視の実践を重ねています。また、かれらが展開するオーブンネットワークは北欧と東南アジアのコレクティブをつなぎ、共に学び・考え、長期的な関わりを育むことを目指しています。
今回、かれらは神田の築100年近い看板建築・海老原商店を拠点とし、建物の歴史に着想を得たプロジェクトを展開します。「トランスローカル」の概念のもと、参加メンバーと地域コミュニティが関わり合いながら新たな場をつくり、固定概念を揺さぶりつつ、現在の課題を変容させていきます。
後援:ノルウェー大使館
助成:OCA, Globus Forward
協力:海老原商店
*テントハウス・アートコレクティブ & オーブンネットワークは「看板建築プロジェクト」および「海外連携プロジェクト」参加作家です。
プロジェクトは以下の要素で構成されます。これらを通じてコレクティブと地域コミュニティの知識や経験をつなぎ合わせ、過去の伝統を尊重しつつ、未来を変えていくための動きの場を生み出すことを目指します。

Research(調査)、Record(記録)、Report(報告)を行う仮設のオフィス的空間が会場に出現します。このプロジェクトは芸術活動において見過ごされがちな管理業務や運営、制作過程などに焦点を当て、重要な文化的行為ととらえます。プロジェクトの内省的な核として、現場で起こることを観察・記録しながら、来場者にも会話への参加や、質問のやり取り、記録やメモの提供などを促します。こうして集まった資料は増え続けるアーカイブとなり、記録そのものが創造のプロセスに積極的に関わる空間を生み出します。
また、会期中にオーブンネットワークによる「Sub-rent Program(サブレンタルプログラム)」を開催。カナダ、インドネシア、ノルウェー、タイなど、様々な国や地域からアーティストやコレクティブが会場に滞在し、来場者や地域との交流やワークショップを開き、クリエイティブな場として海老原商店を活性化していきます。
オフィス稼働日程:本ページ「日程」欄参照
Sub-rent Program(サブレンタルプログラム)
| 11月3日(木)〜6日(日) | コレクティブ・コレクティブ(アートコレクティブ/カナダ) |
| 11月13日(木)〜16日(日) | ヘレン・エリクセン(テントハウス・アートコレクティブ/ノルウェー)、リリー・オンガ(タイ) |
| 11月27日(木)〜30日(日) | エバ・モイ&アンナ・カリン・ヘドベリ(テントハウス・アートコレクティブ/ノルウェー) |
| 12月4日(木)〜7日(日) | Grafits Huru Hara(アートコレクティブ/インドネシア) |
| 12月11日(木)〜14日(日) | Studio 150(アートスタジオ/タイ) |
テントハウスのシャフルザード・マレキアンとイーダ・ウヴァースが、新作パフォーマンス「Kizuna」を発表します。本作は海老原商店とその周辺で展開されるサイトレスポンシブな(=場に呼応する)作品です。パフォーマンスは身体性と動きを通したリサーチによって形作られ、共有されるリズムや存在感、注意深さ、そして映像としてそこに痕跡を残していきます。制作においてはパフォーマーも募集しました。
ワークショップや議論型プログラムなど。下記「関連イベント」欄を参照。
マップ
都営新宿線「岩本町駅」A6出口より徒歩2分
JR「秋葉原駅」昭和通り口より徒歩4分
関連イベント
RRR OFFICE サブレントプログラム① スレッケ・ワールド
ヘレン・エリクセン|コラージュ&アッサンブラージュ:対話からアイデンティティを探るワークショップ
エバ・モイ、アンナ・カリン・ヘドベリ|ユーラシアン・バード:渡り鳥をつくろう
シャフルザード・マレキアン、イーダ・ウヴァース|パフォーマンス「STIM – Kizuna」
シンポジウム「新しいアートの国際協働に向けて:トランス・ビエンナーレの試み」
Tenthaus Art Collective(テントハウス・アートコレクティブ)は、2009年よりさまざまな形で活動してきた、オスロを拠点とするアーティスト・コレクティブ。その実践はプロセスを重視し、コミュニティとの関わり、共同性、包摂性に焦点を当てたものである。
Tenthausが展開するThe OVEN Network(オーブン・ネットワーク)は、芸術的交流のための越境的なネットワーク。コラボレーションを基盤とし、北欧と東南アジアのコレクティブをつなぎ、共に学び、共に考え、長期的な関わりを育むことを目指している。彼らはアートやデザインを「成果物」としてではなく、「観察」「摩擦」「変容」のためのツールととらえる。
The OVEN Networkはアートプロジェクト、展覧会、リサーチ、レジデンス、ワークショップ、出版、集い、対話の瞬間などを通じて、周囲の状況に応じて形を変えながら展開される。彼らは共通の好奇心を持つ人々を歓迎し、違いを抱える場を共に保ちつつ、新たな前進のあり方を探求する。
メンバー:
イーダ・ウヴァース
身体、精神、社会における「移動性」を探求するムーブメント・アーティスト。パフォーマンスや視覚芸術、サイトスペシフィックな実践を通じて、参加型かつ学際的な作品を創出し、社会構造に問いを投げかけ、集団的な芸術体験へと誘う。@idauvaas
シャフルザード・マレキアン
パフォーマンス、映像、彫刻を横断する学際的なアーティスト。遊びを通じて公共空間や制度における権力、抵抗、ケアを探求。主な展覧会にSACOビエンナーレ(2025)、シンガポール美術館(2024)など。@shahrzad.malekian
Studio150
パット・ラッダパンとピヤコーン・チャイウェラプンデーチによって設立された、バンコクを拠点とするアート、デザイン、出版を横断するスタジオ。グラフィックデザインとキュレーション的視点を融合させ、印刷物から空間介入まで多様な形式で社会的な実践を展開。バンコク・アートブックフェア共同設立者。www.studio150.info
メチュ・ラペル
対話のための多孔質な構造をキュレーションし、アートやケア、そして新たに生まれる共有知を通じてコミュニティをつなげる手法により、様々なプロジェクトを実践している。
神田・秋葉原エリア
海老原商店