TOP

ARTISTS・MEMBERS

東京ビエンナーレ2023に参加するプロジェクトです。
これらひとつひとつのプロジェクトが見いだし、つくり出すリンケージ(つながり)にご注目ください。

リンケージ
アーティスト/メンバー

M

  • マルクス・メーダー
    Marcus Maeder

    https://marcusmaeder.ch/

    アーティスト、研究者、電子音楽作曲家。
    サウンドアート、音響生態学、芸術研究、デジタルメディアなど、さまざまな分野で執筆活動も行う。ルツェルン応用科学芸術大学で美術を、ハーゲンのフェルン大学では哲学を学び、現在はスイス連邦工科大学チューリヒ(ETH Zurich)で環境システム科学の博士号を取得。トビアス・ガーバー、ケン・グブラー、クラウディオ・ランドルト、メリア・ロジャー、ヴィヴィアン・ワンとともに音楽レーベルdomizilを主宰。スイスのラジオ局SRFのエディター兼プロデューサーを経て、2005年よりチューリッヒ芸術大学ZHdKコンピュータ音楽音響技術研究所(ICST)の研究員。

  • Courtesy of Mizuma Art Gallery
    Courtesy of Mizuma Art Gallery
    会田 誠
    Aida Makoto
                    
    美術家。1965年、新潟県生まれ。1991年東京藝術大学大学院美術研究科修了。美少女、戦争画、サラリーマンなど、社会や歴史、現代と近代以前、西洋と東洋の境界を自由に往来し、常識にとらわれない対比や痛烈な批評性を提示する作風で、幅広い世代から支持を得ている。近著に小説『げいさい』(文藝春秋、2020)、エッセイ集『性と芸術』(幻冬舎、2022)。近年の国内での主な個展に「天才でごめんなさい」(森美術館、東京、2012-13)、「GROUND NO PLAN」(青山クリスタルビル、東京、2018)など。
  • MarとR3nderは、2010年からダンスと映像作品を共同で制作している。最近では、ダンスやパフォーマンスと人工知能、デザイン、映像をミックスし、人間、機械、自然をつなぐハイブリッドなコンセプトを模索している。


    Mar(マリーナ・サルミエント)
    監督、振付家、ダンサー、パフォーマー。1979年、アルゼンチン、コルドバ生まれ。国立コルドバ大学(UNC)社会福祉学科卒業、教師、芸術プロデューサー。彼女の創作活動は、異文化との接触や経験に深く影響され、ビジュアル、ダンス、演劇、サウンド、パフォーマンスを横断している。


    R3nder(ホセ・ヒメネス)
    ビジュアル・アーティスト。パタゴニア地方ネウケン市生まれ。独学で新技術を研究するアルゼンチン、ホセ・ヒメネスは、従来の芸術回路にとらわれないビジュアル・アートにおける新技術の推進者であり、ビジュアリストの新潮流における必須のリファレンスである。

  • 丸山素直
    Sunao Maruyama

    東京藝術大学デザイン科テクニカルインストラクター。東京藝術大学デザイン科を卒業後、同大学院を修了。ウィーン応用美術大学でグラフィックを学ぶ。パッケージや広告、テキスタイルや絵本などのイラストとデザインを制作。ワークショップデザイナーとして、教育機関や福祉施設などでも活動。また、ミュージシャンとして2007年にフランスのinstitubesレーベルからデビュー。

  • 松本一哉
    Kazuya Matsumoto

    音楽家、サウンドアーティスト、ドラマー。打楽器奏者の経験と、環境音との音源制作で培った音を鳴らす・聴く経験を基に、環境ごとにあるモノ・造形物・自然物・身体・装置など、本来楽器ではないモノも用いて多様な音表現を行う。自身で起こす音と環境音との境界線を無くし、音に没入させる即興表現を追究している。これまでに『水のかたち』(2015)、『落ちる散る満ちる』(2017)、『無常』(2022)の3作品をミニマル・アンビエントの名門レーベルSPEKKからリリース。偶然に起こる環境音との即興による音源制作を基に、映画・映像作品・舞台公演・商業施設への楽曲制作も行うほか、空間展示、サウンドインスタレーション、展示会場に滞在・生活して音を展示し続ける動態展示も手がける。また、全都道府県演奏ツアー、コロナ禍にライブ公演を行わず人に会いに行くことを目的に企画した「人の音を聴きに行くツアー」も実施。今野裕一郎が主宰するパフォーマンスユニット「バストリオ」との企画や公演にも参加している。2021年から北海道知床で開催されている「葦の芸術原野祭」には立ち上げから実行委員として参加するなど、音による表現を軸に活動を展開している。

  • 三田村光土里
    Midori Mitamura

    フィールドワークから得られる私小説的な追憶や感傷を題材に、写真や映像、言葉や日用品等の多様なメディアと組み合わせたインスタレーションを国内外で発表。文化庁新進芸術家海外派遣(2005)、 フィンランド三都市巡回個展(2005) 、ウィーン分離派会館 Secession にて個展(2006)。近年の主な参加展覧会に、あいちトリエンナーレ2016、瀬戸内国際芸術祭 2022、恵比寿映像祭2022ほか多数。 2023年秋は、東京ビエンナーレ2023「TOKYO ART FARM」への参加のほか、東京都国立市内の2か所で展覧会を同時開催予定。「奏でる家にて、昨日が手を振る」(ZEIT-FOTO kunitachi)、「MEGI Fab」(museum shop T)。

  • ミヤムラレイコ
    Reiko Miyamura
                    

    映画配給会社、博報堂でのコンテンツ事業を経て、自由と自然を求めて2023年4月から山形・東京の二拠点生活をしながらフリーランス。博報堂在籍中からUoCのゼミに参画し、Tokyo Urban Farmingメンバーとして引き続き活動している。24年3月にオープンするシェアオフィスRYOZAN PARK GREEN(大塚)の企画等を担当。映画とカレーで構成された人生に、農が加わった日々を楽しんでいる。

  • エマニュエル・ムホー
    Emmanuelle Moureaux
                    

    建築家/アーティスト/デザイナー。1971年、フランス生まれ。1995年初来日の際、東京の街に溢れる無数の色を見て衝撃を受け、東京在住を決意。同年フランス国家建築家免許を取得し、翌1996年東京に移住。2003年一級建築士免許を取得し、エマニュエル一級建築士設計事務所設立。2009年emmanuelle moureaux architecture + designに改称。東京の“色”と街並が成す複雑な「レイヤー」、そして日本特有の空間構成「仕切り」から着想を得て「色切/shikiri」を編み出す。その「色で空間を仕切る」というコンセプトから、色を平面的ではなく三次元空間を形作る道具として扱う。色を通して 1 人でも多くの人にエモーションを感じてもらいたい。この想いを胸に建築、空間 デザイン、アートなど多様な作品を創造し続けている。

    代表作に巣鴨信用金庫の建築設計、ABC Cooking Studioの空間デザイン、UNIQLOや ISSEY MIYAKEのアート、そして stick chair がある。2017年には国立新美術館の開館10周年記念展において会場全体を彩るインスタレーション 「数字の森」を手がけた。2011年からは台北市政府より依頼を受け、市内を駆け巡る地下鉄環状線のアーティスティックデザインを手がけた。14kmの高架線、橋や車両の内外装などアートの範囲は多岐にわたる。2021年に完成したこのプロジェクトによって、「色切/shikiri 」空間は都市スケールにまで広がっている。

    事務所設立10 周年を迎えた2013 年、100 色で構成した空間「100 colors」を発表。東京の色とレイヤーを初めて見たときの感動を色の圧倒的な存在感で表現している。東京にて第一弾を発表して以来、「100 colors」シリーズを世界各地で展開することにも力を注いでいる。

    2008年より、東北芸術工科大学プロダクトデザイン学科准教授に就任。100 colorsゼミと題した課題を与え、学生たちの色に対する感覚を広げている。学生たちは身近なアイテムである、眼鏡、時計、傘、CD、お米、板チョコ、貝殻などを独自の100色で表現することを通して色の新しい魅力を体感している。

    東京建築士会正会員、日本建築学会会員、日本建築家協会会員。

  • 毛利嘉孝
    Yoshitaka Mōri
                    

    社会学者。1963年、長崎県生まれ。東京藝術大学大学院 国際芸術創造研究科教授。京都大学卒業、広告会社勤務後、ロンドン大学ゴールドスミスカレッジでPhDを取得。特に現代美術や音楽、メディアなど現代文化と都市空間の編成や社会運動をテーマに批評活動を行う。主著に『ストリートの思想』(日本放送出版協会)、『文化=政治』(月曜社)、『増補 ポピュラー音楽と資本主義』(せりか書房)、編著に『アフターミュージッキング』(東京藝術大学出版会)。