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イベント

RRR OFFICE サブレントプログラム②Collective Collective

EVENTS

RRR OFFICE サブレントプログラム②Collective Collective

開催前
種別

ワークショップ

トーク

会場

神田・秋葉原エリア

海老原商店

千代田区神田須田町2-13-5

日程

2025年11月08日(土) - 11月09日(日)

11/8 14:00–16:30、11/9 14:00–16:30

料金

無料

その他

11/8(土)イベント開催中は2階はご覧いただけません。

RRR OFFICEは、「集うこと」を方法論であり理論でもあると捉えています。存在・対話・共有された時間を道具とし、共同制作を行うオープンな実践です。出会いの一つひとつが作品の形成に寄与し、海老原商店を交換と共鳴の場へと少しずつ変化させていきます。

今週のサブレントプログラムの参加者は、Collective Collective(コレクティブ・コレクティブ)です。

Collective Collectiveは、カナダ・トロント(Tkaronto)に拠点を置く、メンバーの多くが人種的マイノリティで構成される8つのビジュアルアーツ・コレクティブによる共同プロジェクトです。アート業界における制度的人種差別や搾取的な労働環境、そしてそれに関連する持続可能性の欠如に対抗するために設立されました。

今回は、「集うこと」を大切にしながら、2つのイベントを開催します。

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ガイダンス・カウンシル
日時:11月8日(土)14:00–16:30
参加申込:こちらからお申し込みください。

ガイダンス・カウンシルは、アーティストやコレクティブが共に食事をしながら、物語を共有し、経験を交換し、互いにアドバイスをするためのカジュアルな集まりです。自由な対話と相互支援を通じて、友情、学びの共有、そして集団的ケアを中心に据えながら、プロフェッショナルなネットワーキングや職場でのゴシップ、リーダーシップ研修の新たな形を模索します。

ガイダンス・カウンシルは通常、カナダ・トロント(Tkaronto)で開催されており、アート業界における権力構造に蔓延する制度的人種差別を覆すために、エスニック・マイノリティのアーティストによって、そしてそのために行われています。

※このイベントは英語のみで行われます。
※ガイダンス・カウンシルは、ピーター・ラフル(Peter Rahul)とアレクサンドラ・ホン(Alexandra Hong)によって、Collective Collectiveの一環として企画されています。

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デスティニーズ・チャイルドケア
日時:11月9日(日)14:00–16:30
参加申込:こちらからお申し込みください

デスティニーズ・チャイルドケアでは、アーティストである親とその子どもたちが一緒に参加し、花のアレンジメントを行うワークショップと、ケア(ケアリング)とアート制作の相互関係について語り合う時間を持ちます。フラワーアレンジメントの経験は不要です。材料はすべてこちらでご用意し、作った作品はお持ち帰りいただけます。

このプログラムは、アーティストが親になった後にアート界から姿を消すことが当たり前とされる状況に対して疑問を投げかけ、アーティストである親への構造的な支援の欠如に応答するプロジェクトです。子どもは日常生活の不可欠な一部であり、世代を超えたケアは社会全体が担うべき責任であるという立場を肯定します。

※このプログラムでは生花を使用します。
※デスティニーズ・チャイルドケアは、Younger than BeyoncéとGendaiというアートコレクティブが、Collective Collectiveの一環として行っているプロジェクトです。

 

アーティスト

関連イベント

  • その他

RRR OFFICE サブレントプログラム① スレッケ・ワールド

テントハウス・アートコレクティブ&オーブンネットワークと地域コミュニティの共同プロジェクト RRR OFFICEは、「集うこと」を方法論であり理論でもあると捉えています。存在・対話・共有された時間を道具とし、共同制作を行うオープンな実践です。出会いの一つひとつが作品の形成に寄与し、海老原商店を交換と共鳴の場へと少しずつ変化させていきます。 このプロセスを通じて、私たちはRADMIN・gathering・TRANSLOCALな方法を探求します。社会的/コミュニティ的プロジェクトが東京でどのように成長しうるか、信頼と協働がいかに場を生み出すか、そして見過ごされがちな空間をどう活かせるかを考えます。   最初のサブレントプログラムの参加者は、Slekke Wørld(スレッケ・ワールド) 11月2日(日)には海老原商店にて、進行中のプロジェクト《Water Based》の一環として、視聴覚インスタレーションを発表します。《Water Based》は2022年より始まったリサーチプロジェクトで、世界各地の都市環境における儚いグラフィティの意味と役割を探究するものです。フィールドレコーディング、サイトスペシフィックな介入、参加型ポスト・グラフィティ、そして映像などを融合させた、プロセス重視の実験的な取り組みです。お気軽にお立ち寄りください。   アーティスト Slekke Wørld(スレッケ・ワールド) ベルギー出身、現在はノルウェーのオスロに在住。アート、キュレーション、そして分野横断的なコラボレーションを行っています。園芸やグラフィティの道具や儀式を取り入れ、パフォーマンス、インスタレーション、サイトスペシフィックな介入など多様なメディアを通じて表現。社会的なラベルや制約を超えて、物質的でありながらも変容を促すものを生み出し、人生における深い変化や移行のプロセスと関わっています。また、スモールプレスやビデオを通じた自律的な流通方法、オフサイトやオンラインなどの代替的な展示形式も探求しています。2019年からテントハウス・アートコレクティブのメンバーであり、2022年からはGRAAコレクティブにも参加。さらに2018年以降、バート・ファン・ダイクとともに毎年「春の儀式」と題した参加型パフォーマンスを行っています。 https://slekke.com/
【開催期間中】2025.10.30 - 12.14 / 海老原商店
  • ワークショップ
  • その他

ヘレン・エリクセン|コラージュ&アッサンブラージュ:対話からアイデンティティを探るワークショップ

このワークショップでは、芸術学部の学生と日本語学習者という二つのグループの参加者が集まり、対話や交流をしながら、にぎやかな3回のセッションを行います。中心となる問いは次の通りです:「集団としてのアイデンティティは、個人のアイデンティティの願いやニーズとどのように調和するのか?」 ワークショップでは、コラージュやアッサンブラージュに取り組みながら、国としてのアイデンティティと個人のアイデンティティを探求します。参加者それぞれの持つスキルや方法論、文化的知識を持ち寄ることで共有の場をつくることを目指します。 芸術実践に基づく視点と、日本語や日本文化に根ざした視点を組み合わせることで、所属感やナショナル・ナラティブ、個人の経験の形成について、ダイナミックで予想外の視覚的対話が生まれる場を開きます。 ワークショップスケジュール(予定) 11:00-13:00 イントロダクション 14:00-17:00 コラージュやアッサンブラージュのセッション アーティスト ヘレン・エリクセン イギリス出身、ノルウェーのオスロを拠点に活動するアーティスト/教育者です。テントハウス・アートコレクティブの共同創設者であり、現在はオスロ応用科学大学(Oslo Metropolitan University)にて芸術・工芸の准教授を務めています。彼女はアート、教育、リサーチの交差領域で活動し、その可能性を探求するとともに、学際的・超学際的な知の創造の方法を調査しています。
【開催前】2025.11.14 - 11.16 / 海老原商店
  • ワークショップ

エバ・モイ、アンナ・カリン・ヘドベリ|ユーラシアン・バード:渡り鳥をつくろう

アーティストのエバ・モイとアンナ・カリン・ヘドベリによるワークショップ型のプロジェクトです。詩・自然・コミュニティを融合させながら、アジアとスカンジナビアを行き来する渡り鳥について語り、観察します。 海老原商店を会場に、粘土で鳥をつくりながら、それぞれの暮らしや現状について対話するワークショップを行います。移動(移民/渡り)やコミュニティといったテーマを探求し、ワークショップで生まれた痕跡(粘土の鳥やプリント)は、そのまま空間に残され、「着地した鳥たち」として展示されます。 手を動かすプロセスを通して、創造性・省察・学びを育み、地域の自然と地球規模のテーマとのつながりを感じる機会を提供します。       アーティスト アンナ・カリン・ヘドベリ&エバ・モイ ヘドベリ(1966年生)とモイ(1971年生)はいずれもノルウェーのトロンハイム美術アカデミーで学んだのちオスロを拠点に活動し、2003年から共同制作を開始。「変化」の概念を探求し、社会における変化のプロセスに関わる構造を調査しています。ヘドベリはオスロのノルウェー国立美術館で実践的なアート・メディエーションやリサーチにも従事しています。モイはテントハウス・アートコレクティブのメンバーとしても、社会関与型アートに取り組むアーティスト兼キュレーターとして、自主企画やコラボレーションを通じて活動しています。   https://hedbergmoi.net/
【開催前】2025.11.29 - 11.30 / 海老原商店
  • パフォーマンス
  • 散歩

シャフルザード・マレキアン、イーダ・ウヴァース|パフォーマンス「STIM – Kizuna」

ノルウェーを拠点とするテントハウス・アートコレクティブ のメンバーであるシャフルザード・マレキアンとイーダ・ウヴァースが、新作パフォーマンス「Kizuna」を発表します。   「Kizuna」は神田の海老原商店とその周辺で展開される、サイトレスポンシブな(=場に呼応する)パフォーマンス作品です。身体性と動きを通したリサーチによって形作られ、共有されるリズムや存在感、注意深さ、そして動く映像というかたちで痕跡を残します。 本パフォーマンスは、マレキアンとウヴァースの長期コラボレーション「STIM」の一環です。「STIM」は場所の文脈に応じて変化する、生きた振付作品です。柔軟な構成を持ち、各地の環境に呼応して新たなタイトルが与えられます。時間、記憶、帰属、空間的な物語への問いを軸に、公共空間を多層的で議論を呼ぶ場として扱い、身体の動きを通じて耳を傾け、痕跡を辿り、新たな想像を紡ぎます。   これまでノルウェーやシンガポールなどで発表されてきた「STIM」は、各地の歴史や社会的文脈に配慮しながら適応してきました。東京では「Kizuna」として具体化され、海老原商店を「記憶の構造」として、また目に見える・見えないケアや統制の仕組みによって形作られた場所としてとらえます。   留意事項 屋内での発表が中心のため雨天時も開催予定ですが、会場間の移動には傘のご用意をおすすめします。 パフォーマンス: 角田莉沙 / Tsunoda Lisa 坂井美乃里 / Sakai Minori 樋笠 理子 / Satoko Hikasa 德安慶子 /  Keiko Tokuyasu 徳安優子 / Yuko Tokuyasu 山田 響己 / Yamada Hibiki 高成 麻畝子 / Takanari Mahoko ディレクション: シャフルザード・マレキアン、イーダ・ウヴァース   シャフルザード・マレキアン(テントハウス・アートコレクティブ) パフォーマンス、映像、彫刻を横断する学際的なアーティスト。遊びを通じて公共空間や制度における権力、抵抗、ケアを探求。主な展覧会にSACOビエンナーレ(2025)、シンガポール美術館(2024)など。@shahrzad.malekian   イーダ・ウヴァース(テントハウス・アートコレクティブ) 身体、精神、社会における「移動性」を探求するムーブメント・アーティスト。パフォーマンスや視覚芸術、サイトスペシフィックな実践を通じて、参加型かつ学際的な作品を創出し、社会構造に問いを投げかけ、集団的な芸術体験へと誘う。@idauvaas
【終了】2025.10.24 - 10.26 / 海老原商店

関連展示

  • インスタレーション
  • パフォーマンス

テントハウス・アートコレクティブ&オーブンネットワーク:その家は見た目より広い

テントハウス・アートコレクティブは、オスロを拠点に2009年から活動するアーティスト集団です。コミュニティとの関わり、共同性、包摂性を焦点に、プロセス重視の実践を重ねています。また、かれらが展開するオーブンネットワークは北欧と東南アジアのコレクティブをつなぎ、共に学び・考え、長期的な関わりを育むことを目指しています。   今回、かれらは神田の築100年近い看板建築・海老原商店を拠点とし、建物の歴史に着想を得たプロジェクトを展開します。「トランスローカル」の概念のもと、参加メンバーと地域コミュニティが関わり合いながら新たな場をつくり、固定概念を揺さぶりつつ、現在の課題を変容させていきます。   後援:ノルウェー大使館 助成:OCA, Globus Forward 協力:海老原商店 *テントハウス・アートコレクティブ & オーブンネットワークは「看板建築プロジェクト」および「海外連携プロジェクト」参加作家です。   プロジェクトは以下の要素で構成されます。これらを通じてコレクティブと地域コミュニティの知識や経験をつなぎ合わせ、過去の伝統を尊重しつつ、未来を変えていくための動きの場を生み出すことを目指します。     RRR OFFICE Research(調査)、Record(記録)、Report(報告)を行う仮設のオフィス的空間が会場に出現します。このプロジェクトは芸術活動において見過ごされがちな管理業務や運営、制作過程などに焦点を当て、重要な文化的行為ととらえます。プロジェクトの内省的な核として、現場で起こることを観察・記録しながら、来場者にも会話への参加や、質問のやり取り、記録やメモの提供などを促します。こうして集まった資料は増え続けるアーカイブとなり、記録そのものが創造のプロセスに積極的に関わる空間を生み出します。 また、会期中にオーブンネットワークによる「Sub-rent Program(サブレント・プログラム)」を開催。カナダ、インドネシア、ノルウェー、タイなど、様々な国や地域からアーティストやコレクティブが会場に滞在し、来場者や地域との交流やワークショップを開き、クリエイティブな場として海老原商店を活性化していきます。   オフィス稼働日程:本ページ「日程」欄参照 Sub-rent Program(サブレンタルプログラム) 10月30日(木)〜11月6日(木) スレッケ・ワールド(テントハウス・アートコレクティブ/ノルウェー) 11月6日(木)〜9日(日) コレクティブ・コレクティブ(アートコレクティブ/カナダ) 11月13日(木)〜16日(日) ヘレン・エリクセン(テントハウス・アートコレクティブ/ノルウェー)、リリー・オンガ(タイ) 11月27日(木)〜30日(日) エバ・モイ&アンナ・カリン・ヘドベリ(テントハウス・アートコレクティブ/ノルウェー) 12月4日(木)〜7日(日) Grafits Huru Hara(アートコレクティブ/インドネシア) 12月11日(木)〜14日(日) Studio 150(アートスタジオ/タイ)   STIM – Kizuna テントハウスのシャフルザード・マレキアンとイーダ・ウヴァースが、新作パフォーマンス「Kizuna」を発表します。本作は海老原商店とその周辺で展開されるサイトレスポンシブな(=場に呼応する)作品です。パフォーマンスは身体性と動きを通したリサーチによって形作られ、共有されるリズムや存在感、注意深さ、そして映像としてそこに痕跡を残していきます。制作においてはパフォーマーも募集しました。 » 詳細・予約はこちら   各種アクティベーション ワークショップや議論型プログラムなど。下記「関連イベント」欄を参照。
【開催期間中】2025.10.17 - 12.14 / 海老原商店

参考図版:シャザッド・マレキアン《HANDLE WITH CARE》2021年、公共空間での参加型パフォーマンス、オスロ
参考図版:シャフルザード・マレキアン、イーダ・ウヴァース《STIM》2023年、パフォーマンス 撮影:Jan Khur
参考図版:The OVEN Network「URGENCY Project」より バンコクのStudio150による「Radiant Blessing」展、413BETA、ソウル、2024年
参考図版:The OVEN Network「URGENCY Project」より バンコクのStudio150による「Radiant Blessing」展、413BETA、ソウル、2024年、Photo courtesy of Studio150 and The Oven
参考図版:The OVEN Network「URGENCY Project」より Photo courtesy of Studio150 and The Oven
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テントハウス・アートコレクティブ & オーブンネットワーク

Tenthaus Art Collective(テントハウス・アートコレクティブ)は、2009年よりさまざまな形で活動してきた、オスロを拠点とするアーティスト・コレクティブ。その実践はプロセスを重視し、コミュニティとの関わり、共同性、包摂性に焦点を当てたものである。

Tenthausが展開するThe OVEN Network(オーブン・ネットワーク)は、芸術的交流のための越境的なネットワーク。コラボレーションを基盤とし、北欧と東南アジアのコレクティブをつなぎ、共に学び、共に考え、長期的な関わりを育むことを目指している。彼らはアートやデザインを「成果物」としてではなく、「観察」「摩擦」「変容」のためのツールととらえる。

The OVEN Networkはアートプロジェクト、展覧会、リサーチ、レジデンス、ワークショップ、出版、集い、対話の瞬間などを通じて、周囲の状況に応じて形を変えながら展開される。彼らは共通の好奇心を持つ人々を歓迎し、違いを抱える場を共に保ちつつ、新たな前進のあり方を探求する。

 

メンバー:

イーダ・ウヴァース
身体、精神、社会における「移動性」を探求するムーブメント・アーティスト。パフォーマンスや視覚芸術、サイトスペシフィックな実践を通じて、参加型かつ学際的な作品を創出し、社会構造に問いを投げかけ、集団的な芸術体験へと誘う。@idauvaas

シャフルザード・マレキアン
パフォーマンス、映像、彫刻を横断する学際的なアーティスト。遊びを通じて公共空間や制度における権力、抵抗、ケアを探求。主な展覧会にSACOビエンナーレ(2025)、シンガポール美術館(2024)など。@shahrzad.malekian

Studio150
パット・ラッダパンとピヤコーン・チャイウェラプンデーチによって設立された、バンコクを拠点とするアート、デザイン、出版を横断するスタジオ。グラフィックデザインとキュレーション的視点を融合させ、印刷物から空間介入まで多様な形式で社会的な実践を展開。バンコク・アートブックフェア共同設立者。www.studio150.info

メチュ・ラペル
対話のための多孔質な構造をキュレーションし、アートやケア、そして新たに生まれる共有知を通じてコミュニティをつなげる手法により、様々なプロジェクトを実践している。

 

参加プロジェクト

神田・秋葉原エリア

海老原商店

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