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イベント

RRR OFFICE サブレントプログラム⑤ グループ展「Knot | Kawaii Witches」

EVENTS

RRR OFFICE サブレントプログラム⑤ グループ展「Knot | Kawaii Witches」

開催前
種別

その他

会場

神田・秋葉原エリア

海老原商店

千代田区神田須田町2-13-5

日程

2025年11月20日(木) - 11月24日(月)

料金

無料

その他

会期中は通常の展示(STIM KIZUNAとSlekke Worldの映像作品)はご覧いただけません

グループ展「Knot | Kawaii Witches」は、RRRサブレントプログラムの一環として集合的インスタレーションを発表します。「Whispers of the Kawaii Witches」から始まった継続的な実践から生まれた「可愛い魔女たち」は、パフォーマンスから空間的存在へと移行し、素材、感情、テクノロジーの交差点を探求します。本展は、韓国、オーストリア、中国出身のアーティストを結集したプロセス志向の共同プロジェクトであり、インスタレーション、サウンド、布、デジタル画像を用いて、ケア、抵抗、癒しが「Knot=結び目」という共有された比喩を通じてどのように絡み合うかを探究します。

 

 

アーティスト

ベン・カ(Bian Ka)

1998年生まれ、東京在住。戸部眞紀財団支援アーティスト。2024年、女子美術大学大学院美術研究科洋画専攻修士課程修了。2022〜2023年、東京藝術大学美術学部にて研修。彼女は幼少期より多国での生活経験を持ち、その経験から「境界線」を主要なテーマに制作を続けています。2020年の来日以降は、インスタレーションやミクストメディアを軸に、現代社会におけるテクノロジーと倫理の関係、現実と仮想の境界、そして主体性の在り方に焦点を当てています。金属やガラスなどの人工素材やAIを用いた実験的な表現を通じて、人間と環境、現実とデジタルの相互作用を探求しています。

Linktree
Instagram: @bianka78770

 

ユン・へジョン(Hyejeong Yun)

ベルリンを拠点に活動する韓国出身のビジュアルアーティスト。映像、インスタレーション、パフォーマンス、テキストを横断的に扱う彼女の実践は、植民地主義や帝国的な構造が、ジェンダー化された労働、移動、そして世代間記憶を今日までいかにして形作り続けているのかを探究しています。また、アーカイブリサーチ、ミクロヒストリー、場所に根ざした調査をもとに、覇権的なマトリックスや構造的暴力がどのように身体、風景、日常へと刻み込まれているのかを読み解きます。彼女は自身の身体・声・言語を「政治的地図化」の手法として扱い、アーカイブの断片と、複数の共同体や土地にまたがる移住の集合的記憶とを結びつけます。
https://yunhye.de/
hyejeongyun_

 

ヨハナ・リード(Johanna Riedl)

ビデオとインスタレーションで活動するトランスメディアアーティスト。社会的共存の中でのテクノロジーの関係、機能、存在を探求しています。

https://jhnsi.com/
Instagram: @jhnsi____

 

キュレーター

李静文(Li Jingwen [SEIBUN])

李は 2014 年に来日し、武蔵野美術大学彫刻学科を経て、現在は東京藝術大学の博士後期課程に在籍。彫刻の身体性と空間性をテーマに、デジタルフィールドにおける彫刻概念の研究を深めています。現在は東京を拠点に、ヤングジェネレーションとオルタナティブコミュニティを中心に企画や研究など幅広い分野で活躍しています。彼女は彫刻作家としてのバックグラウンドとメディア理論研究者の視点を融合し、日常的機能性を超えるテクノロジーの魅力を取り上げ、現時性と情動をキーワードに、物事のつながりに注目しながら独自のキュレーションでポストメディア時代のアートシーンにおける冒険を続けています。過去には芸術団体「Upload AIR」の運営や、ウェブマガジン『The Colossus 巨像』の編集、アートコレクティブ「脱衣所」のメンバーとしても活躍し、2024年にはアーティストインレジデンス「D-O-U 成増」を創立。現在は建築団体・GROUPと手を組み、スペースをリノベーションしています。

https://lijingwen.icu/
Instagram: @celiamo_

アーティスト

関連イベント

  • ワークショップ

RRR OFFICE サブレントプログラム③ ヘレン・エリクセン|コラージュ&アッサンブラージュ:対話からアイデンティティを探るワークショップ

テントハウス&オーブンネットワークと地域コミュニティの共同プロジェクト RRR OFFICEは神田の「海老原商店」にビエンナーレ会期中に出現する、Research(調査)、Record(記録)、Report(報告)を行う仮設のオフィス的空間。「集うこと」を方法論であり理論でもあるととらえ、存在・対話・共有された時間を道具として、共同制作を行うオープンな実践です。出会いの一つひとつが作品の形成に寄与し、海老原商店を交換と共鳴の場へと少しずつ変化させていきます。 ここでのサブレント・プログラムは、様々な国や地域からアーティストやコレクティブが滞在し、来場者や地域との交流やワークショップを開くことで、クリエイティブな場として海老原商店を活性化していきます。このプロセスを通じて、私たちはRADMIN・gathering・TRANSLOCALな方法を探求します。社会的/コミュニティ的プロジェクトが東京でどのように成長しうるか、信頼と協働がいかに場を生み出すか、そして見過ごされがちな空間をどう活かせるかを考えます。   サブレントプログラム第3弾はヘレン・エリクセンによるワークショップ このワークショップでは、芸術学部の学生と日本語学習者という二つのグループの参加者が集まり、対話や交流をしながら、にぎやかな3回のセッションを行います。中心となる問いは次の通りです:「集団としてのアイデンティティは、個人のアイデンティティの願いやニーズとどのように調和するのか?」 ワークショップでは、コラージュやアッサンブラージュに取り組みながら、国としてのアイデンティティと個人のアイデンティティを探求します。参加者それぞれの持つスキルや方法論、文化的知識を持ち寄ることで共有の場をつくることを目指します。 芸術実践に基づく視点と、日本語や日本文化に根ざした視点を組み合わせることで、所属感やナショナル・ナラティブ、個人の経験の形成について、ダイナミックで予想外の視覚的対話が生まれる場を開きます。 ワークショップスケジュール(予定) 11:00-13:00 イントロダクション 14:00-17:00 コラージュやアッサンブラージュのセッション   アーティスト ヘレン・エリクセン イギリス出身、ノルウェーのオスロを拠点に活動するアーティスト/教育者です。テントハウス・アートコレクティブの共同創設者であり、現在はオスロ応用科学大学(Oslo Metropolitan University)にて芸術・工芸の准教授を務めています。彼女はアート、教育、リサーチの交差領域で活動し、その可能性を探求するとともに、学際的・超学際的な知の創造の方法を調査しています。
【開催期間中】2025.11.14 - 11.16 / 海老原商店
  • 公開制作
  • その他

RRR OFFICE サブレントプログラム④ リリー・オンガ

テントハウス&オーブンネットワークと地域コミュニティの共同プロジェクト RRR OFFICEは神田の「海老原商店」にビエンナーレ会期中に出現する、Research(調査)、Record(記録)、Report(報告)を行う仮設のオフィス的空間。「集うこと」を方法論であり理論でもあるととらえ、存在・対話・共有された時間を道具として、共同制作を行うオープンな実践です。出会いの一つひとつが作品の形成に寄与し、海老原商店を交換と共鳴の場へと少しずつ変化させていきます。 ここでのサブレント・プログラムは、様々な国や地域からアーティストやコレクティブが滞在し、来場者や地域との交流やワークショップを開くことで、クリエイティブな場として海老原商店を活性化していきます。このプロセスを通じて、私たちはRADMIN・gathering・TRANSLOCALな方法を探求します。社会的/コミュニティ的プロジェクトが東京でどのように成長しうるか、信頼と協働がいかに場を生み出すか、そして見過ごされがちな空間をどう活かせるかを考えます。   サブレントプログラム④のアーティストはリリー・オンガ 創業から一世紀となる「海老原商店」から始まり、リリー・オンガは神田の柳原通りを歩きながら、古い店や新しい店、神社、幼稚園、住宅など、人々の営みの記憶を記録していきます。彼女は観察し、インタビューを行い、その場を記憶をするに相応しい紙に絵を描き込みながら記録します。それは写真のように科学的に正確ではないかもしれませんが、人間の記憶としては非常に正確なものとなっていくでしょう。 11月14日(金)〜16日(日)は、アーティストが滞在し作品制作を行います。これまで制作してきた作品も併せて展示していますので、ぜひご来場ください。   アーティスト リリー・オンガ(Lily Onga) 1997年にバンコクで生まれ、現在は東京を拠点に活動するリリーは、ブックデザインの仕事からキャリアをスタートさせ、その後イラストレーションやアニメーションへと表現の幅を広げてきました。色鉛筆、粘土、木材、レシート、箱、卵の殻、拾ったオブジェなど、カラスが光るものに惹かれるように、彼女は素材を集め、日常の断片を想像力あふれる世界へと変えていきます。彼女の作品は、漫画のような表情やレシートのグラフィック、遊び心あるデザインのひねりを融合させ、日常に潜む美しさと不条理に尽きることのない興味を示しています。 http://lilyonga.com/ Instagram: @Lilyonga
【開催期間中】2025.11.13 - 11.16 / 海老原商店
  • ワークショップ
  • トーク

RRR OFFICE サブレントプログラム② Collective Collective

テントハウス&オーブンネットワークと地域コミュニティの共同プロジェクト RRR OFFICEは神田の「海老原商店」にビエンナーレ会期中に出現する、Research(調査)、Record(記録)、Report(報告)を行う仮設のオフィス的空間。「集うこと」を方法論であり理論でもあるととらえ、存在・対話・共有された時間を道具として、共同制作を行うオープンな実践です。出会いの一つひとつが作品の形成に寄与し、海老原商店を交換と共鳴の場へと少しずつ変化させていきます。 ここでのサブレント・プログラムは、様々な国や地域からアーティストやコレクティブが滞在し、来場者や地域との交流やワークショップを開くことで、クリエイティブな場として海老原商店を活性化していきます。このプロセスを通じて、私たちはRADMIN・gathering・TRANSLOCALな方法を探求します。社会的/コミュニティ的プロジェクトが東京でどのように成長しうるか、信頼と協働がいかに場を生み出すか、そして見過ごされがちな空間をどう活かせるかを考えます。   サブレントプログラム第2弾の参加者はCollective Collective Collective Collective(コレクティブ・コレクティブ)は、カナダのトロント(先住民族の言葉でTkaronto)を拠点とする、メンバーの多くが人種的マイノリティで構成される8つのビジュアルアーツ・コレクティブによる共同プロジェクトです。アート業界における制度的人種差別や搾取的な労働環境、それらに関連する持続可能性の欠如に対抗するために設立されました。今回は、「集うこと」を大切にしながら、2つのイベントを開催します。     ガイダンス・カウンシル 日時:11月8日(土)14:00–16:30 参加申込:お申し込みはこちら ガイダンス・カウンシルは、アーティストやコレクティブが共に食事をしながら、物語を共有し、経験を交換し、互いにアドバイスをするためのカジュアルな集まりです。自由な対話と相互支援を通じて、友情、学びの共有、そして集団的ケアを中心に据えながら、プロフェッショナルなネットワーキングや職場でのゴシップ、リーダーシップ研修の新たな形を模索します。 ガイダンス・カウンシルは通常トロント(Tkaronto)で開催されており、アート業界における権力構造に蔓延する制度的人種差別を覆すために、エスニック・マイノリティのアーティストによって、そしてそのために行われています。 このイベントは英語のみで行われます。 ガイダンス・カウンシルは、ピーター・ラフル(Peter Rahul)とアレクサンドラ・ホン(Alexandra Hong)によって、Collective Collectiveの活動の一環として行う企画です。   デスティニーズ・チャイルドケア 日時:11月9日(日)14:00–16:30 参加申込:お申し込みはこちら デスティニーズ・チャイルドケアではアーティストである親とその子どもたちが共に参加し、花のアレンジメントを行うワークショップと、ケア(ケアリング)とアート制作の相互関係について語り合う時間を持ちます。フラワーアレンジメントの経験は不要です。材料はすべてこちらでご用意し、作った作品はお持ち帰りいただけます。 このプログラムは、アーティストが親になった後にアート界から姿を消すことが当たり前とされる状況に対して疑問を投げかけ、アーティストである親への構造的な支援の欠如に応答するプロジェクトです。子どもは日常生活の不可欠な一部であり、世代を超えたケアは社会全体が担うべき責任であるという立場を肯定します。 このプログラムでは生花を使用します。 デスティニーズ・チャイルドケアは、アートコレクティブの「Younger than Beyoncé」と「Gendai」が、Collective Collectiveの活動の一環として行うプロジェクトです。
【終了】2025.11.08 - 11.09 / 海老原商店
  • ワークショップ

エバ・モイ、アンナ・カリン・ヘドベリ|ユーラシアン・バード:渡り鳥をつくろう

アーティストのエバ・モイとアンナ・カリン・ヘドベリによるワークショップ型のプロジェクトです。詩・自然・コミュニティを融合させながら、アジアとスカンジナビアを行き来する渡り鳥について語り、観察します。 海老原商店を会場に、粘土で鳥をつくりながら、それぞれの暮らしや現状について対話するワークショップを行います。移動(移民/渡り)やコミュニティといったテーマを探求し、ワークショップで生まれた痕跡(粘土の鳥やプリント)は、そのまま空間に残され、「着地した鳥たち」として展示されます。 手を動かすプロセスを通して、創造性・省察・学びを育み、地域の自然と地球規模のテーマとのつながりを感じる機会を提供します。       アーティスト アンナ・カリン・ヘドベリ&エバ・モイ ヘドベリ(1966年生)とモイ(1971年生)はいずれもノルウェーのトロンハイム美術アカデミーで学んだのちオスロを拠点に活動し、2003年から共同制作を開始。「変化」の概念を探求し、社会における変化のプロセスに関わる構造を調査しています。ヘドベリはオスロのノルウェー国立美術館で実践的なアート・メディエーションやリサーチにも従事しています。モイはテントハウス・アートコレクティブのメンバーとしても、社会関与型アートに取り組むアーティスト兼キュレーターとして、自主企画やコラボレーションを通じて活動しています。   https://hedbergmoi.net/
【開催前】2025.11.29 - 11.30 / 海老原商店
  • その他

RRR OFFICE サブレントプログラム① スレッケ・ワールド

テントハウス&オーブンネットワークと地域コミュニティの共同プロジェクト RRR OFFICEは神田の「海老原商店」にビエンナーレ会期中に出現する、Research(調査)、Record(記録)、Report(報告)を行う仮設のオフィス的空間。「集うこと」を方法論であり理論でもあるととらえ、存在・対話・共有された時間を道具として、共同制作を行うオープンな実践です。出会いの一つひとつが作品の形成に寄与し、海老原商店を交換と共鳴の場へと少しずつ変化させていきます。 ここでのサブレント・プログラムは、様々な国や地域からアーティストやコレクティブが滞在し、来場者や地域との交流やワークショップを開くことで、クリエイティブな場として海老原商店を活性化していきます。このプロセスを通じて、私たちはRADMIN・gathering・TRANSLOCALな方法を探求します。社会的/コミュニティ的プロジェクトが東京でどのように成長しうるか、信頼と協働がいかに場を生み出すか、そして見過ごされがちな空間をどう活かせるかを考えます。   最初のサブレントプログラム参加者は、Slekke Wørld(スレッケ・ワールド) 11月2日(日)には海老原商店にて、進行中のプロジェクト《Water Based》の一環として、視聴覚インスタレーションを発表します。《Water Based》は2022年より始まったリサーチプロジェクトで、世界各地の都市環境における儚いグラフィティの意味と役割を探究するものです。フィールドレコーディング、サイトスペシフィックな介入、参加型ポスト・グラフィティ、そして映像などを融合させた、プロセス重視の実験的な取り組みです。お気軽にお立ち寄りください。   アーティスト Slekke Wørld(スレッケ・ワールド) ベルギー出身、現在はノルウェーのオスロに在住。アート、キュレーション、そして分野横断的なコラボレーションを行っています。園芸やグラフィティの道具や儀式を取り入れ、パフォーマンス、インスタレーション、サイトスペシフィックな介入など多様なメディアを通じて表現。社会的なラベルや制約を超えて、物質的でありながらも変容を促すものを生み出し、人生における深い変化や移行のプロセスと関わっています。また、スモールプレスやビデオを通じた自律的な流通方法、オフサイトやオンラインなどの代替的な展示形式も探求しています。2019年からテントハウス・アートコレクティブのメンバーであり、2022年からはGRAAコレクティブにも参加。さらに2018年以降、バート・ファン・ダイクとともに毎年「春の儀式」と題した参加型パフォーマンスを行っています。 https://slekke.com/
【終了】2025.10.30 - 11.07 / 海老原商店
  • パフォーマンス
  • 散歩

シャフルザード・マレキアン、イーダ・ウヴァース|パフォーマンス「STIM – Kizuna」

ノルウェーを拠点とするテントハウス・アートコレクティブ のメンバーであるシャフルザード・マレキアンとイーダ・ウヴァースが、新作パフォーマンス「Kizuna」を発表します。   「Kizuna」は神田の海老原商店とその周辺で展開される、サイトレスポンシブな(=場に呼応する)パフォーマンス作品です。身体性と動きを通したリサーチによって形作られ、共有されるリズムや存在感、注意深さ、そして動く映像というかたちで痕跡を残します。 本パフォーマンスは、マレキアンとウヴァースの長期コラボレーション「STIM」の一環です。「STIM」は場所の文脈に応じて変化する、生きた振付作品です。柔軟な構成を持ち、各地の環境に呼応して新たなタイトルが与えられます。時間、記憶、帰属、空間的な物語への問いを軸に、公共空間を多層的で議論を呼ぶ場として扱い、身体の動きを通じて耳を傾け、痕跡を辿り、新たな想像を紡ぎます。   これまでノルウェーやシンガポールなどで発表されてきた「STIM」は、各地の歴史や社会的文脈に配慮しながら適応してきました。東京では「Kizuna」として具体化され、海老原商店を「記憶の構造」として、また目に見える・見えないケアや統制の仕組みによって形作られた場所としてとらえます。   留意事項 屋内での発表が中心のため雨天時も開催予定ですが、会場間の移動には傘のご用意をおすすめします。 パフォーマンス: 角田莉沙 / Tsunoda Lisa 坂井美乃里 / Sakai Minori 樋笠 理子 / Satoko Hikasa 德安慶子 /  Keiko Tokuyasu 徳安優子 / Yuko Tokuyasu 山田 響己 / Yamada Hibiki 高成 麻畝子 / Takanari Mahoko ディレクション: シャフルザード・マレキアン、イーダ・ウヴァース   シャフルザード・マレキアン(テントハウス・アートコレクティブ) パフォーマンス、映像、彫刻を横断する学際的なアーティスト。遊びを通じて公共空間や制度における権力、抵抗、ケアを探求。主な展覧会にSACOビエンナーレ(2025)、シンガポール美術館(2024)など。@shahrzad.malekian   イーダ・ウヴァース(テントハウス・アートコレクティブ) 身体、精神、社会における「移動性」を探求するムーブメント・アーティスト。パフォーマンスや視覚芸術、サイトスペシフィックな実践を通じて、参加型かつ学際的な作品を創出し、社会構造に問いを投げかけ、集団的な芸術体験へと誘う。@idauvaas
【終了】2025.10.24 - 10.26 / 海老原商店

関連展示

  • インスタレーション
  • パフォーマンス

テントハウス・アートコレクティブ&オーブンネットワーク:その家は見た目より広い

テントハウス・アートコレクティブは、オスロを拠点に2009年から活動するアーティスト集団です。コミュニティとの関わり、共同性、包摂性を焦点に、プロセス重視の実践を重ねています。また、かれらが展開するオーブンネットワークは北欧と東南アジアのコレクティブをつなぎ、共に学び・考え、長期的な関わりを育むことを目指しています。   今回、かれらは神田の築100年近い看板建築・海老原商店を拠点とし、建物の歴史に着想を得たプロジェクトを展開します。「トランスローカル」の概念のもと、参加メンバーと地域コミュニティが関わり合いながら新たな場をつくり、固定概念を揺さぶりつつ、現在の課題を変容させていきます。   後援:ノルウェー大使館 助成:OCA, Globus Forward 協力:海老原商店 *テントハウス・アートコレクティブ & オーブンネットワークは「看板建築プロジェクト」および「海外連携プロジェクト」参加作家です。   プロジェクトは以下の要素で構成されます。これらを通じてコレクティブと地域コミュニティの知識や経験をつなぎ合わせ、過去の伝統を尊重しつつ、未来を変えていくための動きの場を生み出すことを目指します。     RRR OFFICE Research(調査)、Record(記録)、Report(報告)を行う仮設のオフィス的空間が会場に出現します。このプロジェクトは芸術活動において見過ごされがちな管理業務や運営、制作過程などに焦点を当て、重要な文化的行為ととらえます。プロジェクトの内省的な核として、現場で起こることを観察・記録しながら、来場者にも会話への参加や、質問のやり取り、記録やメモの提供などを促します。こうして集まった資料は増え続けるアーカイブとなり、記録そのものが創造のプロセスに積極的に関わる空間を生み出します。 また、会期中にオーブンネットワークによる「Sub-rent Program(サブレント・プログラム)」を開催。カナダ、インドネシア、ノルウェー、タイなど、様々な国や地域からアーティストやコレクティブが会場に滞在し、来場者や地域との交流やワークショップを開き、クリエイティブな場として海老原商店を活性化していきます。   オフィス稼働日程:本ページ「日程」欄参照 Sub-rent Program(サブレンタルプログラム) 10月30日(木)〜11月6日(木) スレッケ・ワールド(テントハウス・アートコレクティブ/ノルウェー) 11月6日(木)〜9日(日) コレクティブ・コレクティブ(アートコレクティブ/カナダ) 11月13日(木)〜16日(日) ヘレン・エリクセン(テントハウス・アートコレクティブ/ノルウェー)、リリー・オンガ(タイ) 11月27日(木)〜30日(日) エバ・モイ&アンナ・カリン・ヘドベリ(テントハウス・アートコレクティブ/ノルウェー) 12月4日(木)〜7日(日) Grafits Huru Hara(アートコレクティブ/インドネシア) 12月11日(木)〜14日(日) Studio 150(アートスタジオ/タイ)   STIM – Kizuna テントハウスのシャフルザード・マレキアンとイーダ・ウヴァースが、新作パフォーマンス「Kizuna」を発表します。本作は海老原商店とその周辺で展開されるサイトレスポンシブな(=場に呼応する)作品です。パフォーマンスは身体性と動きを通したリサーチによって形作られ、共有されるリズムや存在感、注意深さ、そして映像としてそこに痕跡を残していきます。制作においてはパフォーマーも募集しました。 » 詳細・予約はこちら   各種アクティベーション ワークショップや議論型プログラムなど。下記「関連イベント」欄を参照。
【開催期間中】2025.10.17 - 12.14 / 海老原商店

参考図版:シャザッド・マレキアン《HANDLE WITH CARE》2021年、公共空間での参加型パフォーマンス、オスロ
参考図版:シャフルザード・マレキアン、イーダ・ウヴァース《STIM》2023年、パフォーマンス 撮影:Jan Khur
参考図版:The OVEN Network「URGENCY Project」より バンコクのStudio150による「Radiant Blessing」展、413BETA、ソウル、2024年
参考図版:The OVEN Network「URGENCY Project」より バンコクのStudio150による「Radiant Blessing」展、413BETA、ソウル、2024年、Photo courtesy of Studio150 and The Oven
参考図版:The OVEN Network「URGENCY Project」より Photo courtesy of Studio150 and The Oven
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テントハウス・アートコレクティブ & オーブンネットワーク

Tenthaus Art Collective(テントハウス・アートコレクティブ)は、2009年よりさまざまな形で活動してきた、オスロを拠点とするアーティスト・コレクティブ。その実践はプロセスを重視し、コミュニティとの関わり、共同性、包摂性に焦点を当てたものである。

Tenthausが展開するThe OVEN Network(オーブン・ネットワーク)は、芸術的交流のための越境的なネットワーク。コラボレーションを基盤とし、北欧と東南アジアのコレクティブをつなぎ、共に学び、共に考え、長期的な関わりを育むことを目指している。彼らはアートやデザインを「成果物」としてではなく、「観察」「摩擦」「変容」のためのツールととらえる。

The OVEN Networkはアートプロジェクト、展覧会、リサーチ、レジデンス、ワークショップ、出版、集い、対話の瞬間などを通じて、周囲の状況に応じて形を変えながら展開される。彼らは共通の好奇心を持つ人々を歓迎し、違いを抱える場を共に保ちつつ、新たな前進のあり方を探求する。

 

メンバー:

イーダ・ウヴァース
身体、精神、社会における「移動性」を探求するムーブメント・アーティスト。パフォーマンスや視覚芸術、サイトスペシフィックな実践を通じて、参加型かつ学際的な作品を創出し、社会構造に問いを投げかけ、集団的な芸術体験へと誘う。@idauvaas

シャフルザード・マレキアン
パフォーマンス、映像、彫刻を横断する学際的なアーティスト。遊びを通じて公共空間や制度における権力、抵抗、ケアを探求。主な展覧会にSACOビエンナーレ(2025)、シンガポール美術館(2024)など。@shahrzad.malekian

Studio150
パット・ラッダパンとピヤコーン・チャイウェラプンデーチによって設立された、バンコクを拠点とするアート、デザイン、出版を横断するスタジオ。グラフィックデザインとキュレーション的視点を融合させ、印刷物から空間介入まで多様な形式で社会的な実践を展開。バンコク・アートブックフェア共同設立者。www.studio150.info

メチュ・ラペル
対話のための多孔質な構造をキュレーションし、アートやケア、そして新たに生まれる共有知を通じてコミュニティをつなげる手法により、様々なプロジェクトを実践している。

 

参加プロジェクト

神田・秋葉原エリア

海老原商店

チケット
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