東京ビエンナーレ2023に参加するプロジェクトです。
これらひとつひとつのプロジェクトが見いだし、つくり出すリンケージ(つながり)にご注目ください。
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イラストレーター。台湾出身、台北を拠点に活動中。気まぐれで遊び心にあふれるイラストレーション・スタイルで知られる。日常生活で遭遇するユーモラスな状況からインスピレーションを受けることが多い。遊び心と感情表現への欲求を創作の原動力としている。彼女の作品の大半は子供向けのイラストである。 紅茶ラテを愛する。
アーティスト。1987年生まれ、シンガポール在住。チェンは映像、パフォーマンス、インスタレーションを制作しているビジュアル・アーティスト。国家に着目し、市民の行動、習慣、儀式を通した政治思想や生権力の反映を注目する。これまでアート・エンカウンターズ・ビエンナーレ2019、シンガポール・ビエンナーレ2019、バンコク・アート・ビエンナーレ2018や、南洋理工大学(NTU)現代美術センター(2017)、ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏FRAC(現代アート地域基金機構)(ナント、フランス、2015)、アート・ステージ・シンガポール2017、シンガポール国際映画祭201などで作品を発表している。2017年、シンガポール国立芸術協議会によるYoung Artist Awardを受賞。
フランドルを拠点に活躍する画家でありつつ、旅を続け、音楽活動も行う。デ・コックはこう言う。「兼業的な働き方が当たり前となり、前衛的なムーブメントが商品化と商業化のプロセスに難なく取り込まれてしまう現代において、真の創造性と気概の脈動を区別し、探り当てることは難しい」——アート、音楽、エンターテインメントの世界の多くが混交・結合し、ポップカルチャー、マーケティング、過剰な刺激や消費によってうごめき溢れかえる塊と化すなか、デ・コックは新鮮な空気を吹き込む存在と言える。
今、彼女は自分自身をより多くの人格に増殖させ、頻繁にその姿を変化させている。彼女はそれを「日本でいう『変態百出(へんたいひゃくしゅつ)』である」と称する。それは、字義通りに「百回姿を変え」ながら、さまざまなものに変容していく創造者の姿をとらえている。
アーティストイニシアチブ。1997年、文化芸術活動に携わるメンバーにより活動を開始。マッキントッシュのショートカットキー「command+N」から命名。アーティスト自らが企画・運営し、まちへと還元する「アーティストイニシアティブ」という考え方を軸に、数多くのプロジェクトを展開。2010年より一般社団法人化。20周年を迎えた2017年には、企画展「新しいページを開け!」(3331 Arts Chiyoda、東京)開催。