東京ビエンナーレ2023に参加するプロジェクトです。
これらひとつひとつのプロジェクトが見いだし、つくり出すリンケージ(つながり)にご注目ください。
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ジュエリーデザイナー。Aki Ichiriki Design主宰。女子美術大学芸術学科造形学卒。WADA STUDIO(ニューヨーク)、Studio Jewelers(ニューヨーク)等で学んだ後、ACCENT ON DESIGN SHOW(ニューヨーク)、LOOT SHOW(ニューヨーク)などに出展。銀座松屋、AXIS(六本木)、MITATE(西麻布)、ギャルリーワッツ(青山)、CAJ(京都)その他で個展。
ビジュアルアーティスト。1985年、アルゼンチン生まれ。音楽と医学のバックグラウンドを持ち、以下の対象をめぐるさまざまな提示に関心を寄せる。生成された身体と一般的な身体、人工装具、感情的なオブジェ、ストーリーテリングとインスタレーションと音楽を用いた自己概念の受容、デジタル時代のヴァーチャルライフとスピリチュアリティ、ペルソナの客体化の狭間、オブジェクトの擬人化、対象の擬人化、そして死。
1994年、日本大学芸術学部卒業。1997年、東京芸術大学大学院美術研究科修了。2008年、文化庁新進芸術家海外研修制度にてスウェーデンに滞在。近年の主な参加展覧会等に、「六本木アートナイト2012」(六本木ヒルズ、2012 )、「こどもハウス劇場」(東京都現代美術館、2017)、「メイド・イン・フチュウ 公開制作20年」(府中市美術館、2020)、「Emotional Rescue」(恵比寿映像歳地域連携プログラム)(AL、東京、2021)などがある。
写真家。1999 年、自ら運営していた「ドラックアウトスタジオ」で発表活動を始める。2003 年よりポートレイト・シリーズ「休日の写真館」の制作・発表を始める。2006 年写真事務所「ゆかい」設立。クリエイティブディレクター、映像ディレクターとしての活動を開始。2010 年馬喰町にてオルタナティブ・スペース「ドラックアウトスタジオ」の運営を再開。2021年スタジオを神田ポートビルへ移転し、同ビルのクリエイティブディレションを担当。さらに神田の社会実験及びまちづくりを計画した路上企画や地域情報のWeb サイト「オープンカンダ」のディレクションなどを行なっている。
国内外での個展・グループ展多数。アーティスト三田村光土里とのアートユニット「池田みどり」としても活動するほか、フィンランドサウナクラブ会員、サウナ・スパプロフェッショナル管理士、シェアリングネイチャー指導員、水草レイアウター、かみふらの大使など。主な著書に、写真集『SAUNA 』(ゆかいパブリッシング)、『いなせな東京』(コマンドN )がある。近年の展覧会は、池田晶紀展「SUN」(スパイラルガーデン、東京、2017 )、「池田晶紀 Portrait Project 2012-2018 いなせな東京」(3331 Arts Chiyoda メインギャラリー、東京、2018)など。
イミグレーション・ミュージアム・東京が2020年から継続的に開催している多国籍美術展について、東京ビエンナーレ2023と連携しての開催に向けて発足したプロジェクトチーム。現在のメンバーは岩井成昭(美術家/イミグレーション・ミュージアム・東京 主宰)、および櫻井莉菜・西川汐(プロジェクトコーディネーター)です。
国内に在留する海外ルーツの人びとの日本での日常生活に焦点をあてたアートプロジェクトです。「ミュージアム」という名称でありながら施設を持たず、足立区内の空き店舗や教会、古民家などを転々と移動しながら、そのとき限りの体験ができる展示やイベントを展開してきました。
※IMM東京は「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」のプログラムのひとつです。
作曲家。街の音や生活音を取り入れ、空間や色を意識した音楽を制作する。Jazz ギターを菊地晃、ポピュラー音楽理論と多層的律動構造(ポリリズム)を菊地成孔に師事。2013 年、現代音楽家リュック・フェラーリ氏の国際コンクール プレスク・リヤン賞、最終選考ノミネート。2015 年、1st アルバム『Title fit I felt it』をリリースし、フランス現代音楽作曲家のブリュンヒルド・フェラーリなど各方面からコメントが寄せられる。 2016年からフランスのレーベル Tsuku Boshi に所属。
アーバニスト/エクスペリエンス・デザイナー/一般社団法人 for Cities共同代表理事/ポッドキャスター。「自分たちの手で、都市を使いこなす」ことをモットーに、渋谷、アムステルダム、カイロ、ホーチミンなど国内外のさまざまな都市に「よそ者」として介入しながら、市民主体の小さな活動を街の中で企てていく。都市体験のデザインスタジオ「一般社団法人for Cities」を立ち上げ、世界中のアーバニストのプラットフォーム「forcities.org」や学びの場「Urbanist School」を運営。まちとみどりとの関係性を再編集する街路樹のデータプラットフォーム「Dear Tree Project」主宰、都市を意味から再考する「Meaningful City Magazine」編集・出版。リサーチ、企画、編集、教育プログラムの開発などを都市をテーマに行う。都市の中で、一番好きな瞬間は「帰り道」。
アーティスト。女子美術大学大学院工芸専攻の修士課程修了後、染色家である祖母の染色道具を引き継ぎイワサキ染工房を設立。染色作品の制作活動を始める。同時に学生時代から関わる台東区の建物保存活動、横浜市を中心とした音楽ホールでの子ども向けワークショップの講師、アート企画に関わる。現在、東京家政大学助教。
美術家/イミグレーション・ミュージアム・東京 主宰。1990年より日本国内および欧州、豪州、東南アジアの特定コミュニティの調査をもとに、映像、音響、テキストなどを複合的に使用した視覚表現を展開。近年はあらゆる世代を対象にしたワークショップや、多文化研究活動を並行して実施中。秋田公立美術大学教授、東京藝術大学非常勤講師。
アーティスト、壁画家。未知の環境から得る感覚をイメージにして絵を描く製作を好み 数十カ国もの国に絵を描く旅をする 中でも強く影響を受けたのが中南米を中心とするラテンアメリカ先住民文化であり 彼らとの生活を通しシャーマニズムに触れ その経験が自身の絵画世界の中にも大きく反映されていく 2007年から約2年半のラテンアメリカへの旅を終え2009年帰国。個展や壁画製作LIVE PAINTを中心に日本での活動を再開。2011年東日本大震災を機に循環をコンセプトとした[★con tierra☆] シリーズを発表。2017年8月 2011-2016年までのシリーズ代表作を収録した1st ART BOOK ”con la tierra”を出版。
アーティスト。場と人の対話を生み出す作品や舞台、廃校や里山の再生をはじめとするアートプロジェクトなどを国内外で展開。東京ビエンナーレ2023ではプロジェクトディレクターを務めると同時に、「ジュエリーと街 ラーニング」で小池一子のコーディネーターを担当する。
建築家。一級建築士。国交省「ミズベリング・プロジェクト」のディレクターを務めるほか、全国の水辺の魅力を創出する活動を行い、和歌山市、墨田区、鉄道事業者の開発案件の水辺、エリアマネジメント組織などの水辺利活用のコンサルテーションなどを行う。横浜の水辺を使いこなすための会員組織「水辺荘」の共同設立者。東京建築士会「これからの建築士」賞受賞(2017)、「まちなか広場賞」奨励賞(2017)、また「ミズベリング」はグッドデザイン賞金賞(2018)。