東京ビエンナーレ2023に参加するプロジェクトです。
これらひとつひとつのプロジェクトが見いだし、つくり出すリンケージ(つながり)にご注目ください。
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慶應義塾大学文学部美学美術史学専攻にて、国内外の芸術祭と地域振興の関係を研究。現在は顧客体験基点のDX領域を中心に、戦略策定、プロジェクトマネジメント等の立場で推進中。
カバン作家。1984年生まれ。父は和紙作家の明松政二。2005年頃から壁の写真を撮り始め、同時期に壁の質感を再現したカバンを作り始める。絵本作家・秋葉舞子氏に影響を受けてウェザリングを始める。主な作品として革の上に建築材のパテを塗り、壁の質感を再現した「wall」、wallにウェザリング加工を施し、より壁の質感に近付けた「都市型迷彩」、wallの使用者と共に作り上げる「Re:form」、カメラを用いて街への視点をカバンにした「virtual wall」、革に激しいシワ加工を施した「skin」などがある。
アーティスト。1999年、東京生まれ。蜜蝋や土を使い無作為に動かした筆によって出来た線をつなげたり切り離し造形を描いている。15歳からプロテニス選手を目指しセルビアやスペインへ3年間留学をする。しかし、過度な練習によってチック症を発病。治療の一環として抽象画を始め、また留学時に人種差別や貧富の差に衝撃を受ける。同時にネオダダやニューペインティングに影響を受け、独学で現代アートの歴史を学ぶ。
1989年東京都生まれ。英国で建築を学んだのち、FabCafe Tokyoの立ち上げに参加。デジタル・ファブリケーションを専門とし、FABをベースとした制作設計や企画を行なっている。FabCafe Tokyo COO/CTO。並行して東京大学舘知宏研究室にて、「つながるかたち展」のディレクションなどを担当。東京大学学術専門職員。東京藝術大学非常勤講師。
未来へ号ドライバー、「未来美」講師、カッパ茶屋、未来龍大空凧、for you、DJじゃみへんさん、ほふく前進、ドラゴンリリース、などを進行中。趣味はスキー。今春からは釣りに夢中。
映画とアウトドアとファミリーを掛け合わせた「ねぶくろシネマ」「いっぴんいち」などを手がける合同会社パッチワークスのアイデア係長。
1987年、群馬県出身。2012年、東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。手縫いのオブジェやコラージュを制作し、それらを用いて演出を施したセルフポートレイトなど、多彩な作品を制作。主な展示に「home again」(ヨーロッパ写真美術館、パリ、2021)、第58回ヴェネチア・ビエンナーレ(2019)など。主な出版物に『GIFT』(United Vagabonds、2019)がある。2020年、第45回木村伊兵衛写真賞を受賞。
空間と使い手の持続可能な関係性を生み出し、新しいスタンダードを社会に実装することを目指す建築家チーム「勝亦丸山建築計画」代表。「その場所や前提の条件を探り(RESEACH)、そこに何が必要かを考え(DESIGN)、現場での実践を還元させる(OPERATION)」ことを指針とする。建築やインテリア、リノベーションの設計・監理を中心に、「デザインオペレーション」の手法を用いて事業の企画から運営まで行うほか、行政・民間の双方と連携しながらリサーチ、コンサルティング、プロダクト開発など多岐にわたる活動を行う。
カナダ・オンタリオ州オークヴィル生まれ。ニューヨークとパリでの22年間の生活を経て、現在はトロントを拠点に活動。彼女の作品の中核は、詩、政治、映画、建築の解釈や研究に対する身体的な反応に基づいて制作されるドローイングである。キーリーは40年にわたる国際的なキャリアを通して一貫してスタジオの枠を超え、サイトスペシフィックでごくわずかな時間しかその場に存在しない壁画の制作を追求してきた。
キーリーの最近のプロジェクトは、ピーボディ・エセックス博物館(セーラム、2022)、カナダ現代美術館(トロント、2020)、IFAギャラリー(シュトゥットガルト、2017)、バンクーバー・アートギャラリー(カナダ、2017、2015)、カナダ国立美術館(オタワ、2017)、ベラルド現代近代美術館(リスボン、2016)、ニューヨーク近代美術館ライブラリー・アンド・アーカイブス(2015)、ゲーテ・インスティトゥート/Max Mueller Bhavan・ムンバイ(インド、2015年)、パワー・プラント(トロント、2014)で発表されている。多くの国際的なグループ展にも参加しており、彼女の作品は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、ウォーカー・アート・センター(ミネアポリス)、ファン・アッベ美術館(アイントホーフェン)、アムステルダム市立美術館(オランダ)、パリ市立美術館(フランス)、カナダ国立美術館、バンクーバー・アート・ギャラリーなど、多くのパブリック・コレクションや国際的な美術館に収蔵されている。
2013年、キーリーは難民の子どもたちとのコラボレーションブック『Desire to Join』を制作し、ドイツのMuseum Abteiberg Mönchengladbachから出版された。
アーティスト。インドネシア出身。ドイツのFHケルン・アート・アカデミーでガラス絵とタペストリーを専攻。コーの作品は、様々な芸術、文化、言語が混在する彼の国の芸術と文化のモザイク画にして、東洋と西洋の統合だといえる。彼の作品の中で特にテーマとなっているのは、過去から現在に至るまでの人々であり、作品には様々な技法が用いられている。ミクスト・メディウム、アクリル絵の具、ジュート、ロープ、モデリング・ペースト、透明紙などを使っている。立体的に見えるのは、彼がキュビスムを好んでいるからで、絵画の他に彫刻も好んで制作している。コーの作品の主題は、彼の人生のモザイク、彼の人生を取り巻く人々、彼の人生の循環のような様々な局面を扱っている。
クリエイティブストラテジスト。制作会社にてクリエイティブディレクター/プロデューサーを経た後に現職。XR、IoTなど先端系技術を軸にした新規事業創出や実験プロジェクト業務に従事。リアルとデジタルの境を曖昧にするプロジェクトやアートを追う。
シュテフィ・クレンツはドイツ出身、ロンドン拠点のアーティスト。拡張された視覚的媒体としての写真に取り組む。彼女の実践は一貫して建築環境に集中しており、場所と空間性の概念を批評的に探究している。
クレア・ストランドは、イギリスのブライトン・アンド・ホヴを拠点に活動するコンセプチュアルフォトグラファー。自らを「写真というメディアを使うと同時に、そのメディアに対抗して活動するアーティスト」と表現している。これまで25年間にわたり、彼女はファウンドイメージやキネティック・アート、ウェブプログラミング、遊園地のアトラクション、大規模な絵画の制作などに取り組んできた。
ハンバーガープロデューサー。数々の飲食店の立ち上げ企画に参加し、2005年、セントラルイースト東京(CET)のイベントをきっかけにCETエリア内で「ビゴーテ」を開業。CET2006にて同店舗を野老朝雄の展示会場として提供。その後「THE BURGER SHOP」の主宰を経て、現在は「BBB」代表となり、ハンバーガープロデューサーとして活動中。
空間演出家・作家・振付家、「舞台芸術の学校」代表
茨城県日立市生まれ。一橋大学卒業。1982年〜2012年・「パパ・タラフマラ」、2012年~2023年・「HIROSHI KOIKE BRIDGE PROJECT- ODYSSEY」主宰。演劇・舞踊・美術・音楽等のジャンルを超えた作品群を18カ国で83作品を創作。42カ国にて公演。各国アーティストとの作品制作やプロデュース作品の制作、世界各地からの演出依頼公演、プロ対象・市民対象のワークショップを数多く実施。つくば舞台芸術監督、アジア舞台芸術家フォーラム委員長、国際交流基金特定寄附金審議委員等の審議員、審査員を歴任。著書:「ロング グッドバイーパパ・タラフマラとその時代」(2011年、青幻舎刊)「からだのこえをきく」(2013年、新潮社刊)「新・舞台芸術論ー21世紀風姿花伝」(2017年、水声社刊)「夜と言葉と世界の果てへの旅:小池博史作品集」(2018年、水声社刊)
UNIVERSITY OF CREATIVITY(UoC)サステナビリティフィールドディレクター。CMプランナーを経て、NYU/ ICP修士課程で学び、9.11直前に復職。2020年より創造性の研究機関UoCにて持続可能な社会をつくる創造性を探求している。「Tokyo Urban Farming」「Circular Creativity Lab.」主宰。2019-21年グッドデザイン賞審査員。地域共生の家・KYODO HOUSE主宰。編著に『Urban Farming Life』等多数。
写真家・アーティスト。1988年、神奈川県生まれ。2013年、第8回写真「1_WALL」にてグランプリを受賞。主な展覧会に、「けはいをひめてる」(ガーディアン・ガーデン、東京、2014)、「わたしの腕を掴む人」(ニコンサロン東京/大阪、2017)、「約束の凝集 vol. 3 黑田菜月|写真が始まる」(gallery αM、東京、2021)などがある。 また、2016年からは横浜市立金沢動物園(神奈川)で毎年行われるメディアアート展「ひかるどうぶつえん」に参加。2019年には同園で写真と映像のグループ展「どうぶつえんの目」を企画、展示した。