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RRR OFFICE サブレントプログラム⑦ グラフィス・フル・ハラ(Grafis Huru Hara)
こどもプリント・ワークショップと「物々交換」の参加型プロジェクト
グラフィス・フル・ハラ(Grafis Huru Hara、略称GHH)は、ジャカルタに拠点を置くグラフィックアーティストのコレクティブです。2012年に設立され、プリントメイキングを主なメディアとして、探索、実験、教育の実践にフォーカスしています。2018年には同じくインドネシアのアートコレクティブであるルアンルパ(ruangrupa)やセラム(Serrum)とともに、現代美術と集合的な研究のエコシステムである「グッスクル」(Gudskul)を立ち上げました。「グッスクル」は国内だけでなくドイツ・カッセルの国際展「ドクメンタ15」(2022年)などにも参加。彼らは様々なアーティストやコレクティブと協働しながら、展示、版画ワークショップ、出版プロジェクトなど幅広い活動を行っています。
SubliMash:こどもプリント・ワークショップ
グラフィス・フル・ハラとつくるサブライム・コラージュ
DTFプリント(サブリメーションプリント)の技術を使ってオリジナルのクリスマスのギフトを作りましょう。アーティストがデザインした図柄を自由に組み合わせて、アイロンを使って鮮やかな絵をトートバックやハンカチにプリントしていきます。簡単に手作りできて、日常使いもできる、思いやりと友情のシンボルとなるプレゼント作りに挑戦しましょう!
日時:12月7日(日)13:00–15:00
対象年齢:6〜15歳 *小学生は保護者と一緒にご参加ください
参加方法:申込不要。会場でご参加をお申し出ください。
所要時間:15〜30分程
留意事項
アイロンを使用します。小さいお子様は保護者の方と一緒に作業をお願いします。。
混雑時は少しお待ちいただく可能性もございます。
バータリン:物々交換所
“決まった値段はありません−あるのはお互いの合意のみ”
Barterin(バータリン)はGHHが企画する、貨幣を使わずに価値を交換する実験的なアートプログラムです。ここではGHHが制作した版画作品を、来場者が持参した物や素材、体験、思い出、個人的な品々と「物々交換」することで手に入れることができます。本プログラムでは、アーティストと来場者が直接交渉を行うこと自体がアートの一部となります。作品の価値はあらかじめ決められておらず、解釈や必要性、記憶、ユーモアといった視点を通して対話しながら決定されます。
こうした交換のプロセスは、社会的でパフォーマティブなアート体験へと変化していきます。会場となる海老原商店は、コレクティブが集い、価値を交換する場として新たに活性化され、経済的な制約を超えて誰もが参加できるオープンなアートの場となります。また、交換された品々はコミュニティの感情や想像力を記録する“生きたアーカイブ”として構築され、公共の場におけるアートの意味や価値について考えるきっかけを提供します。
プログラムの進行形式
1. 作品の展示: 12月4日(木)〜7日(日)11:30–16:30(7日は15:00まで)
2. 物々交換会: 12月7日(日)15:00–17:00
来場者はアーティストと会話しながら交換内容を交渉できます。
交渉はアーカイブとして記録されます。
3. 交換物の展示:12月11日(木)〜14日(日)11:30–16:30
【開催前】2025.12.04 - 12.07 / 海老原商店